外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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本日8月27日の解体作業をもって、平成24年度の和田浦ツチ鯨漁は終了しました。

 本日8月27日の解体をもって平成24年度の和田浦ツチ鯨漁は終了しました。今年も何とか捕獲枠を消化し、事故もなく過ごすことが出来まして、まずはほっとしています。またこの仕事の遂行上、今年も多くの皆様のご厚情・ご協力をいただきました。こころより御礼申し上げます。

 船の方は早速本日午後に宮城へ向かいました。9月には早々にも釧路に向かう予定です。宮城の従業員は解体場の整理・撤収を行った後、帰郷します。そうそう、今日は日本鯨類研究所の西脇さんにお会いしましたが、「第四回和田浦鯨ゼミ」の総括をまだ書いておらず、追って別途書きましょう。

 毎年のことですが、こうして漁を終えてみると、ちょっとした感慨を覚え、雑多な想いを散文詩の形式で書いてみました。この夏の記念に以下掲載させていただきます。いろいろとお世話になりました。またお会いしましょう。


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明日8月27日の解体は午前6時より。これにて平成24年度の和田浦のツチ鯨漁は終了します。

 本日8月26日、今年最後の1頭が獲れました。明日8月27日はこの鯨を午前6時より解体します。これにて、平成24年度の和田浦のツチ鯨漁は終了します。

 今朝も解体場には多くの子供達が見学に来ていました。相変わらずの残暑で、まだ夏の終わり、という感じがしません。沖縄には巨大な台風が接近・上陸している由。相当な規模の台風との由にて、心配ですね。一方でこの酷暑、適当な規模の台風でも当地に上陸して、地面にこもった夏の熱気を洗い流してくれればいい、といった気持ちもあります。明日最後の1頭を解体してしまえば、この安定した天候(=残暑)は不要、との誠に手前勝手な願望でありました。

 昨日内房の方に用事があって房州の山間部を車で走りましたが、咲いている花は百日紅(さるすべり)のみ。やはりこの酷暑は植物にとっては「光合成という仕事のかき入れ時」ではあるものの、美しい花を咲かせて結実の準備をする時期ではないのでしょう。雨が降り出せば、もう房州は秋。田んぼの畦が真っ赤な彼岸花に彩られる季節となります。それでは。


明日8月26日の解体は午前6時より。

 本日8月25日、1頭捕獲しました。明日8月26日はこの鯨を午前6時より解体します。これにて残枠は1頭。もうすぐ我等が「和田浦の夏」が終わります。それにしても今年は盆過ぎの残暑も厳しく、長い夏となりました。先の震災で被災した弊社従業員は今夏、物故した親族の新盆を迎えていますが、このお盆は帰してやれなかった。9月早々には、釧路での捕獲調査が始まり、なかなかゆっくりする余裕はない。まあ商売柄致し方ないところです。時期をずらして、各自余裕のある時に自分なりにやるしかない。

 今夏は子供達の見学が多いですね。地元の房日新聞や朝日新聞に相当に詳しく掲載された影響もあるのでしょう。まだまだ自由研究に間に合う時期、明日はそんな親子連れが見学にくるかもしれない。子供達が見学に来ると(構内の車両の運転には相当に気をつけないとならないが)、やはり現場の雰囲気はなごみます。鯨の現場は、テロさえ厭わないシーシェパード等の動物愛護団体のターゲットとされるところではありますが、「笑う門には福来たる」、笑いで鬼が近づけない様な、愉快な雰囲気の現場にしたいものです。それでは。

明日8月25日の解体はありません。

 本日8月24日、船は操業しましたが、捕獲はありませんでした。従い明日8月25日の解体はありません。今日は昼過ぎの12時半より1頭を解体。当地では今朝は雲が多く涼しげに感じられましたが、天気予報によると昨日同様気温が上がりそうです。これをばらせば残りは2頭。刻一刻と我が秋が近づいてきます。

後記:解体終了後の夕刻は涼しく快適でした。天気予報によるとこの好天・残暑は当面続くとの由ですが、やはり秋はひそかに近づいている。そんな気がします。

明日の解体は昼過ぎ、12時半より開始。

 本日8月23日、夕刻1頭捕獲しました。明日8月24日はこの鯨を昼過ぎ、12時半から解体します。これにて残枠は2頭となりました。安定した天候は連日の強烈な残暑をもたらしています。明日も暑そうですね。

 シリアにて女性ジャーナリストの小林さんが殉職された報道で、彼女のパートナーである佐藤さんの動画を見ている内に、記憶が甦りました。佐藤さんとは多分私がまだ二十歳の頃、パキスタンのイスラマバードから東京への帰路に一緒でした。一緒にパキスタンの税関を通り、飛行機でも隣席。佐藤さんは当時ペシャワールから山岳地帯の無人の国境を越えて、紛争地アフガニスタンに入り、ゲリラと行動を共にしていた。毎日ソ連のヘリコプターが迫り、必死の思いで逃げたこと、山岳部の小さな集落のゲリラは警戒心が非常に強く、殺されかかったが、必死で格闘して生き残ったこと。当時私自身は北ドイツの牧場で働いていたが、キールの大学に行けばイラン革命・ソ連のアフガン侵攻の影響で、多くのイラン、アフガンの人々がいた。私も帰路パキスタンに立ち寄り、ペシャワール経由カイバー峠に赴き、アフガンとの国境に立ってきた。飛行機の中で私は佐藤さんのお話をじっと聞き入っていました。佐藤さんが、ゲリラから貰ったという、仏陀の像が刻まれた小さな指輪を嬉しそうに見せてくれたことを鮮明に思い出しました。

 その2年後の冬、私は再び中東への旅に出発。トルコからシリア・ヨルダン・イスラエル・エジプト・ドイツ・パキスタンを訪れました。シリア情勢が緊迫化する昨今、ダマスカス・ハマ・パルミラ・アレッポといった都市の名を耳にすると複雑な感慨を覚えます。当時のシリアは確かハマでの反政府勢力の公開処刑の後のことだったが、人々はとても親切で、穏やかな静かな国、といった印象であった。アレッポではかつて十字軍との戦闘にてアラブの英雄サラデインが立てこもっていたとされる巨大な城塞の周囲をゆったりと歩いたことが忘れられない。当時は西洋の歴史に関して無知であったので、いつかまたシリアを再訪したいと思っていた。あの街は相当に破壊され、多くの人々が亡くなったり、隣国のトルコに避難していることだろう。国連の安保理では、各国は軍事介入する意図はないものの、現政権に近い中露と「人権」の名の下に反政府勢力をサポートする欧米が対立、国連の監視団は撤退し、当面はこの内乱は治まる気配はない。

 人間の歴史、国家の歴史は、「秩序」から「混沌」へ、「混沌」から「秩序」への移行の繰り返し、かとも思う。日本のような「とりあえずは平和」な国にいると、概して「秩序」が疎ましく感じられ、変革・革新・改革への期待が高まる場面が多い。政治家も「現状を否定し、よき国の創造に向けて努力する」ことを叫ぶ。しかしながら、この「混沌」というものが、どれだけ多くの人々に不幸を与えるものか、そのことに気づかない人々は多いと思われる。この終戦記念日前後から動き出した東アジア情勢の変化は、「混沌」への序章とも思える。原発問題等も「みんなで一緒に考えましょう!」といったリベラルな政治姿勢を貫けば貫く程、この国は「混沌」の世界に入っていく。個人的にはそんな感想を持っています。

 自称「保守系左派」。保守とは「今ここにあるもの、或いはつい最近まであったことは、それなりに意味があるから、存在したのだ。そのことを邪険に扱わない。」という立場。「左派」とは一般的な日本人の持つ、「権力の集中・富の集中」を快く思わない感覚、皆で仲良くそこそこにやっていければいい、といった感覚です。まあ、いろいろと考えることは多いですね。今日は思わぬ方向に、筆が進んでしまいました。まさに混沌としています。困ったものですね。今日の漁がうまくいくといいなあ。それでは。
 後記、獲れてよかった!




明日8月23日の解体はありません。

 本日8月22日、船は操業しましたが、午後になって風強く白波が立ち、操業をあきらめました。従い明日8月23日の解体はありません。少々台風の、即ち東西の大きな気圧のギャップの影響が出ている様です。

 天候の方は、日本列島東岸の高気圧の勢力が強く、天候は安定し、引き続き残暑の日々が続きそうです。南西の台風の余波が気になるところですが、今後のその影響は軽微であろうと読んでいます。

 天候はいいのですが、やはりこのツチ鯨という生物は昔から夏に房総沖に多く来遊するもの。従いまして8月も終盤となると、やはり来遊する群数は減ってきます。そんな条件下の操業、なかなか大変ですが、とにかく31日まで頑張って働こう。自然相手の仕事、すべきことをして、後は天の采配に委ねることとなります。

 解体場には引き続き子供達の姿があります。親の宿題(自由研究)のサポートかと思われ、微笑ましくもありますね。時には「解体ショーの予約をしたくチケットを買いたいのですが、、、」といった問い合わせもありまして、笑ってしまいます。本来子供達は風土に育まれるもの。私が子供の頃は、下校時に鉄工所の溶接作業を眺めたり、鉄を拾って(かっぱらって?)くず鉄屋さんに持ち込んだり、大工さんの仕事を眺めたり、誰かさんの葬式行列があると聞けばキャラメル目当てに飛んで行く、ということで、お金を使うのは駄菓子屋で今想えばささやかに熟考熟慮の末に使う、というものでした。「見物にお金を使う」ことなど、思いもよらなかった。という訳でして、この夏の鯨の解体見物は、鉄工所の作業風景の見物と同類のものです。前にも書いた通り、見学者を受け入れる様な構造になっていなので「自分の身は自分で守る」様注意を喚起していますが、一方で「何の脚色もない仕事の風景」と言えると思います。

 一方で近年のシーシェパードによる南極の調査船への妨害活動、「コーブ」という映画の影響による太地町のイルカ追い込み漁の対する妨害活動と同類の活動が当地のツチ鯨漁に対して行われるリスクが懸念されていまして、弊社も地元の警察署の皆さん、海上保安庁の皆さんに気を揉んでいただいています。こう考えてみますと、牧歌的な「仕事の風景、人々の営み」の見学以外の要素もあることは否めません。追ってそのへんのことを、私自身の考え方の整理する為にも、書いてみたいと思います。

 お盆が過ぎれば、当地の鯨肉需要は一段落、本来はこれから秋刀魚を食べる時期、ということになります。かつては鮮魚店の数は少なく、魚の流通は、多数の自転車による行商の人々によって担われていました。昭和30年代には、この解体場に100台を越える自転車が並んだと聞いています。その行商の人々はお盆まで鯨肉を売り、盆明けは秋刀魚を売っていた。当時房州には多数の秋刀魚棒受漁船がありまして、その秋刀魚が流通したのだそうです。現代のように食べ物が大量に外国から輸入されていなかった時代、食べ物の種類も少なかったのでしょうが、「誰もが季節のものを食べる」、まあ物質的には相対的に豊かとは言えないのだろうけど、「母なる自然に育まれた、なかなか美しい生活」といった感じもしますね。それでは。

 

明日8月22日の解体はありません。

 本日船は油の補給・食料の積込・廻航等で操業の時間を取れず、従い明日8月22日の解体はありません。残枠は3頭です。

 今朝は炎天下の仕事と覚悟、東の空に浮かぶ雲は小さく、「これじゃあ、皮の処理場にもろに日が差し入りますね。」と苦笑。それでも、午後から風が出てきまして、処理場の中はとても涼しかった。青い海に小さな白波が立ち、季節の移ろいを感じました。残枠3頭、ということがそんな感覚を生じせしめるのかもしれません。一夏、鯨が獲れれば必ずあの場所で過ごす訳で、ちょとした風景がその時々にわき上がった感慨と共に、こころに沈殿していく。沈殿したものは幾重もの層を成し、かくして自分自身が少しづつ変質していく。「拘る(こだわる)」ということは、概ね「こころに突っかかる」ということと同義で、人間が生きていく上でのちょっとした障害のようなものですが、歳をとった故か、かかる「風景と感慨の沈殿」による自分自身の変質が、「拘り(こだわり)」を徐々に消す方向で作用している様な気がします。それから自由に生きられることは、やはり快適です。

 でもこんな風に考えられるのは、やはりほっと一息ついている時のこと。この浮き世、いろんなことがありましてなかなか大変ではありますが、50男なりの「年の蓄積」をもってぼちぼちとやっていきましょう。大したことが出来る訳ではないが。それでは。

明日8月21日の解体は午前9時より。

 本日8月20日、久しぶりに1頭捕獲しました。明日はこの鯨を午前9時より解体します。これにて残枠は3頭となります。

 お盆休みを取らずに操業したものの首尾よく鯨が獲れず、さらに盆明けも獲れず、心配していました。捕鯨船の船員は限られた漁期と捕獲枠、いわば命がけで働いています。先日も書いた様に、沿岸の鯨取りは小さな船で大海に浮遊する鯨を探し、それにに銛を当てる仕事。波風の前には手も足もでません。陸の方から「今日は獲ってくれ!」と叫んでみても、船員は重々承知している訳でして、とにかく吉報を待つしかありません。残枠3頭ということでまだ終漁には遠いが、1頭獲れる度に少しづつ気が楽になってきます。それにしても秋の気配など微塵も感じ得ぬ残暑。まあ、こころに余裕のないことが、そう感じさせるのでありましょう。それでは。

本日8月19日、捕獲なし。

明日の解体はありません。

本日8月19日、船は操業しています。

 本日8月19日、船は操業しています。残枠は4頭。操業船は1隻が昨日捕獲枠を消化したので、今後の捕獲は獲れても基本的には1日1頭となります。

 それにしても残暑が厳しいですね。お盆の期間は操業したものの捕獲が進まなかったが、やはり何かと忙しく、残暑にあてられた感覚もありまして、無理をせず静かに過ごしました。「残暑に当てられる」というのは、多分に精神的な面もありますね。9月に入れば、また釧路へ。問答無用で残暑とはきっぱり訣別することになります。それまでにしておかねばならないことを整理し、ひとつひとつ片付けていきたい。そんなことを考えています。

 明日からもう8月も下旬に。残された仕事をひとつひとつ片付けていきましょう。秋の雨が降り始めれば、また気分は変わってくるでしょう。それでは。

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