明日7月22日の解体はありません。
本日7月21日も沖の状況は芳しからず。従い明日22日の解体はありません。
今朝は犬を連れて参議院選挙の投票へ行ってきました。この清涼な気候、鯨が取れていれば「快適!」と感じるでしょうが、「今日も東風=北東からの貧乏風かあ。」といった想いですね。まあそのうち、漁も上向くでしょう。それでは。
今朝は犬を連れて参議院選挙の投票へ行ってきました。この清涼な気候、鯨が取れていれば「快適!」と感じるでしょうが、「今日も東風=北東からの貧乏風かあ。」といった想いですね。まあそのうち、漁も上向くでしょう。それでは。
明日7月21日の解体はありません。
本日7月20日も海上の波風は治まらず、船は操業していません。従い明日21日の解体はありません。北から寒気が入っている様で、驚くほどしのぎやすい気候ですね。銚子の最高気温23度という予想には驚きました。昨日、「昨年は何日に終漁したっけ?」といった会話をしましたが、ほとんど記憶がないことに驚きました。想えば震災以来、常に何ものかに追われる様に過ごしてきた。「とりあえず無事に終わった」ということで忘れてしまうのでしょう。一方で遠い昔のことを思い出したり、それが狂おしい程なつかしく感じたりもします。何だか変ですねえ。それでは。
明日7月20日の解体はありません。
本日も7月19日天気晴朗なれど波高く風強く、船は操業していません。従い、明日20日の解体はありません。7月21日あたりは、昔から学校の夏休みが始まる頃、当地の小中学校も明日から夏休みに入る様です。それにしても、その前から猛暑の日が続く昨今、気候は随分と変わったなあと思います。いずれにせよ、これからが本来の夏。漁が上向くことを待ちましょう!
今朝は近所の神社に手を合わせてきました。それにしても神社、日本各地の集落にある「鎮守の森」ですが、静寂に支配された鬱蒼とした空間で、何ともいいものですね。近所のそれは熊野神社ですが、山を背負い、山と里の結界といった佇まい。社からは林間に海が見え、耳をすますば潮騒が聞こえます。(「潮騒」はいい言葉ですね。)こんな空間で朝の一時を過ごすのはなかなかいいものです。本当は漁の神様・金比羅山で拝むのがいいか、とも考えたのですが、参道は夏草に覆われ、蛇がうろうろしているのではと思い、止めておきました。歳の故か、最近長いものが苦手になってきました。それでは。
今朝は近所の神社に手を合わせてきました。それにしても神社、日本各地の集落にある「鎮守の森」ですが、静寂に支配された鬱蒼とした空間で、何ともいいものですね。近所のそれは熊野神社ですが、山を背負い、山と里の結界といった佇まい。社からは林間に海が見え、耳をすますば潮騒が聞こえます。(「潮騒」はいい言葉ですね。)こんな空間で朝の一時を過ごすのはなかなかいいものです。本当は漁の神様・金比羅山で拝むのがいいか、とも考えたのですが、参道は夏草に覆われ、蛇がうろうろしているのではと思い、止めておきました。歳の故か、最近長いものが苦手になってきました。それでは。
受胎告知
昨日エジプトの政変について書きながら、若き日の中東への旅のことを思い出しました。今想えば、あの旅は「宗教」というものに触れる旅でもあった様に思います。宗教は一義的に人のこころの問題であり、時にはやっかいな国際・国内の紛争に密接に関連している。そんな訳で僕は会話の中で宗教を話題にすることはなかったし、書くこともなかった。でも最近自分自身は日本古来の自然信仰の徒である、といった意識が芽生えた。加えて「論理性と人間性の狭間に生じる矛盾をも包み込む宗教」といった感覚を得、人間に対する情と的確なユーモアをもってすれば、何か書けるのではないか、という気になってきました。「受胎告知」と題して、以下書いてみます。気が向いたらお付き合い下さい。
明日7月19日の解体はありません。
本日7月18日、沖は時化で船は操業を断念し、港に向かっています。従い、明日7月19日の解体はありません。今日は天気晴朗を予想していましたが、天気図によると沖に小さな低気圧が発生し、悪さをしている様です。なかなかうまくいきませんねえ。でも海況が変われば、新しい鯨群が入ってくるもの。今日は無理だけど、明日以降ゆったりと朗報を待ちましょう。それでは。
エジプトの政変に想う
アラブの春以来、中東の政治情勢の流動化が顕著な様だ。昨年はシリアのアレッポでの内戦にこころを痛めた。そして今回はエジプトである。30年も前のこと、私は病院の警備員+電話番で貯めたお金でトルコのイスタンブールに飛び、バスでシリア・ヨルダン・イスラエル・エジプトを放浪した。何も知らない若者がとにかく中東に旅立った。そんなことだったと思う。
当時のエジプトはイスラエルとの間で平和条約(キャンプデイビッド合意)を結んだサダトは既に暗殺されており、最近アラブの春で失脚したムバラクの時代であった。旅の中でエジプトはアラブ世界の政治・経済・文化の中心であることを実感した。シリアの安宿では「エジプトから来た商人」と同宿した。エジプトはかつての胡椒貿易の中継地。現代でも多くの物資がカイロ経由で流れているものと思う。ダマスカスからアンマンへ向かうバスの中では、ラジオから流れる漫才に人々が大いに笑っている。そのバスで親しくなったパレスチナ系カナダ人が言うには、「エジプトのコメデイアンだ。」ということであった。
カイロでは韓国からヒエログリフを学びに来ていたPさんと知り合い、エジプト軍の上層部の人々が集うチアハナ(茶店)に出掛けた。水煙草と甘~い紅茶を愉しむ場所であるが、彼らはさかんに「我々は戦争に疲れたのだ。」と言っていたことを思い出す。アラブの大義に基づくイスラエルとの度重なる戦争、そして同国との平和条約の締結。彼らはその経緯をそんな言葉で表現していた。
彼らは他のエジプトの人々と同様に穏やかな人々であった。カイロから内陸のルクソールに向かう電車の車窓から見た、大河ナイルの雄大にして穏やかな流れ。僕はそんな感覚で、エジプトの人々を眺めている。僕は中東のどの国の味方をする訳でもないが、アラブの大国であって唯一イスラエルとの平和条約を結んでいるこの国の外交政策が変わると中東情勢は劇的に流動化し、泥沼の紛争を招くことは目に見えている。そしてその流動化がパレスチナ問題の解決に資するとは思えない。今朝エジプトに暫定政権誕生の報に接する。穏やかな現状維持の外交を志向し、民生の安定を重視する政権が形成されることを願って止まない。
当時のエジプトはイスラエルとの間で平和条約(キャンプデイビッド合意)を結んだサダトは既に暗殺されており、最近アラブの春で失脚したムバラクの時代であった。旅の中でエジプトはアラブ世界の政治・経済・文化の中心であることを実感した。シリアの安宿では「エジプトから来た商人」と同宿した。エジプトはかつての胡椒貿易の中継地。現代でも多くの物資がカイロ経由で流れているものと思う。ダマスカスからアンマンへ向かうバスの中では、ラジオから流れる漫才に人々が大いに笑っている。そのバスで親しくなったパレスチナ系カナダ人が言うには、「エジプトのコメデイアンだ。」ということであった。
カイロでは韓国からヒエログリフを学びに来ていたPさんと知り合い、エジプト軍の上層部の人々が集うチアハナ(茶店)に出掛けた。水煙草と甘~い紅茶を愉しむ場所であるが、彼らはさかんに「我々は戦争に疲れたのだ。」と言っていたことを思い出す。アラブの大義に基づくイスラエルとの度重なる戦争、そして同国との平和条約の締結。彼らはその経緯をそんな言葉で表現していた。
彼らは他のエジプトの人々と同様に穏やかな人々であった。カイロから内陸のルクソールに向かう電車の車窓から見た、大河ナイルの雄大にして穏やかな流れ。僕はそんな感覚で、エジプトの人々を眺めている。僕は中東のどの国の味方をする訳でもないが、アラブの大国であって唯一イスラエルとの平和条約を結んでいるこの国の外交政策が変わると中東情勢は劇的に流動化し、泥沼の紛争を招くことは目に見えている。そしてその流動化がパレスチナ問題の解決に資するとは思えない。今朝エジプトに暫定政権誕生の報に接する。穏やかな現状維持の外交を志向し、民生の安定を重視する政権が形成されることを願って止まない。
明日7月18日の解体はありません。
本日7月17日、船は操業しましたが、捕獲はありませんでした。従い明日18日の解体はありません。梅雨は明け、好天が続いていますが、なかなかうまくいきませんねえ。明日は漁の神様にお願いしてこようか。そんなことも考えています。
先日ラジオの文化放送から電話があり、明朝7:28頃から8分程度、福井謙二さんというアナウンサーのインタビューを受けることになりました。担当の方が「ひょっとして、その時間帯は解剖場で働いていますかねえ。」とおっしゃり、「ああ、そうですね。でもその場合はウインチの操作の代役をお願いすればいい。」といった会話がありました。残念ながら、そんな心配は不要となりました。
明日は多分解体作業のこと、見学に訪れた子供たちの反応なんかを聞かれるものと思われます。もし、いわゆる捕鯨問題について聞かれたらどうしようか?最近この問題に関してはいささかうんざりしていまして、結構激しいことを話してしまうかも。でも感情的に話すと概ね後から後悔することになる。話は愉快な方がいい!愉快な気持ちをもって臨みましょう。それでは。
先日ラジオの文化放送から電話があり、明朝7:28頃から8分程度、福井謙二さんというアナウンサーのインタビューを受けることになりました。担当の方が「ひょっとして、その時間帯は解剖場で働いていますかねえ。」とおっしゃり、「ああ、そうですね。でもその場合はウインチの操作の代役をお願いすればいい。」といった会話がありました。残念ながら、そんな心配は不要となりました。
明日は多分解体作業のこと、見学に訪れた子供たちの反応なんかを聞かれるものと思われます。もし、いわゆる捕鯨問題について聞かれたらどうしようか?最近この問題に関してはいささかうんざりしていまして、結構激しいことを話してしまうかも。でも感情的に話すと概ね後から後悔することになる。話は愉快な方がいい!愉快な気持ちをもって臨みましょう。それでは。
明日7月17日の解体はありません。
船の方は、14日から操業していますが、沖は濃霧の様で、苦労している様です。本日7月16日は海状が悪化し、操業を断念。風が強ければ働けず、風が止めばガスで鯨の見失いが多発。なかなか難しいところですね。
この週末(三連休)はのんびりと過ごさせてもらいました。だが、漁期中特有の張りつめた感覚がありまして、くつろぐという訳にはいきません。震災以来、常になにものかに追われる様な感覚で過ごしてきた様な気がします。尤もそんな状況にて仕事が進む訳ではないが、、、。それでもかかる強迫観念が、自称「生真面目な怠け者」である自分自身の破綻・会社の代表者としての役割の放棄を事前に防いでくれているのも紛れのない事実であります。まあ、自らのこころと相談しながら、ぼちぼちとやっていきましょう。実は月初に実施した地元中学2年生への「最後の授業」において、「人間のこころ」を左右に揺れる振り子の様なものとして、自分自身、即ち「生真面目な怠け者」の典型的なこころの動きのパターンを語りました。
同時に「エライヤッチャ エライヤッチャ ヨイヨイヨイヨイ 踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら 踊らにゅあ 損々」と阿波踊りの囃子なんかも紹介しました。そうですねえ、やはり踊っている方がいいですねえ。それでは。
この週末(三連休)はのんびりと過ごさせてもらいました。だが、漁期中特有の張りつめた感覚がありまして、くつろぐという訳にはいきません。震災以来、常になにものかに追われる様な感覚で過ごしてきた様な気がします。尤もそんな状況にて仕事が進む訳ではないが、、、。それでもかかる強迫観念が、自称「生真面目な怠け者」である自分自身の破綻・会社の代表者としての役割の放棄を事前に防いでくれているのも紛れのない事実であります。まあ、自らのこころと相談しながら、ぼちぼちとやっていきましょう。実は月初に実施した地元中学2年生への「最後の授業」において、「人間のこころ」を左右に揺れる振り子の様なものとして、自分自身、即ち「生真面目な怠け者」の典型的なこころの動きのパターンを語りました。
同時に「エライヤッチャ エライヤッチャ ヨイヨイヨイヨイ 踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら 踊らにゅあ 損々」と阿波踊りの囃子なんかも紹介しました。そうですねえ、やはり踊っている方がいいですねえ。それでは。