外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日8月19日の解体はありません。

 本日8月18日、船は操業しましたが、獲れませんでした。従い明日19日の解体はありません。日本列島上の停滞前線は内陸部から日本海岸に雨雲を発生させている様ですが、当地では雨も降らず。盆過ぎになって天候は安定してきました。不思議な感覚ですね。

 今朝は幾分涼しく、空気もさらっとしており、陽光は茶色がかった陰影を帯びていた。秋の気配を感じます。お盆の休み明けてということで、見学者の数も減ってきました。今朝作業の途中で朝飯を食べて軒下で休憩していると、涼しい風が入って来る。見学者もいなくなり、現場は岸壁に打ち寄せる波音だけが響いていました。この静寂、何ともいいものですね。

 夏の暑さはやはりしんどいもので、かかる日に自分自身がこの暑さの制約を受けていたことに気づく。だが、それが夏の喧噪と共に去りつつある。その後には、幾分涼しい空気と穏やかな風と波音と静寂が残される。そして私はその無意識の「制約」から解放される。秋への憧憬が湧いてくる。9月にはまた北海道へ旅立つ。釧路では今頃涼しい風が吹いていることだろう。

 という訳で、残枠は2頭。もうひと頑張りで2014年の夏が終わります。それでは。

明日8月18日の解体は午前6時開始。

 本日8月17日、船は操業し、1頭獲れました。明日18日はこの鯨を午前6時より解体します。この鯨が28頭目で、残枠は2頭。日本列島上を停滞前線がかかっていますが、海上は少々風が強いものの比較的穏やかな様です。朝晩は心なしか涼しくなってきた様な気がしますね。漁ももうすぐ終わる、夏が終わる、秋がすぐそこまで来ている、という感覚が強くなってきました。

 今朝勇魚(イサナ)朝市が開市、地元或いは都会から、たくさんの人々にお越しいただきました。和田町街づくり協議会の皆さんのご協力をいただき「鯨カツ」を揚げて販売しましたが、そこは長蛇の列。せっかく来ていただいて、量的に間に合ったかしらと心配。まあ、あるものを、準備したものを売るのが朝市。ご容赦ください。おそらくはお客さんも朝市で知っている人に会ったり、何となく人が集まっている風情を楽しんでる面もあるのでしょう。何てことはないのだけれど、いい気分で過ごせる朝市。そんな風になるといいですね。私自身も何か協力出来ないか、と思う。9月早々にはまた釧路へ行くが、10月には帰郷する予定。熱いコーヒーでも売ろうか?或いは朝市発の和田浦散歩の案内人でもしようか。和田浦は狭い路地からの山と海の風景が美しいところ。実はすでに「田園の道」と「海の道」と名付けた散歩道は個人的に策定済であります。

 震災の前年に「回想-雪の中の祈り」なる題目のエッセイをこのブログにアップしたことがありますが、これは琵琶湖北岸の木之本なる集落での冬の旅の思い出で綴ったもの。今年木之本はNHK大河ドラマの黒田家発祥の地として脚光を浴びているが、その冬は雪深い寒村のイメージでした。そこの観光案内所にて散歩用の手描きの地図を印刷したものをいただいた。この地図が何とも温かみのあるいいもので、そうですね和田浦散歩用にもそんな地図があるといいなあ。そんなことを考えています。

 朝市からの帰路、刺し網(えび網)の小屋掛けしたスペースにておばちゃん達とお話ししてきました。私はお茶を、わが犬は冷たい水をごちそうになりました。今夏は今日で3度目の水揚げ。解禁日は8月1日であり、こんな悪い状態は初めて。まだ海水が濁っており、あまり様子はよくないとの由です。困ったものですね。「魚でも干して、朝市で売りませんか?」とお話ししたところ、夏は日差しが強くて魚が焼けてしまうらしい。いつか、この山を背負った漁業集落の民家にたくさんの魚が干している風景を眺めてみたいものです。

 今日はこれからBS3で吉永小百合の「夢千代日記」を鑑賞。雪の舞う冬の日本海岸の寂れた温泉町の雰囲気に魅かれ、毎週見てしまいます。これは私が高校生の頃放送されたアーカイブもの。実は「夢千代」の前の「男たちの旅路」(鶴田浩二主演)もずっと見ておりました。それでは。




明日8月17日の解体はありません。

 本日8月16日、沖は白波の立つ海況にて、船は操業していません。従い、明日8月17日の解体はありません。残枠は3頭。今夏は6月が豊漁でしたが、梅雨明け後の海況が芳しからず、結局お盆以降も操業することとなっています。お盆の最中はこの暑さにうんざりしていましたが、今朝は仕事場に風が入り、思いの他涼しかった。ゆっくりとではありますが、秋が近づいているのかもしれません。

 今日は久しぶりに朝の9時より1頭解体。お盆休み終盤の土曜日ということで、多くの見学者が訪れました。相当数の子供さん達がいたので、「子供さんで触りたい人はどうぞ!但し大人は駄目。ここでは明確に差別します。」ということにしました。子供達はおっかなびっくり触っていましたが、大丈夫そうとわかると次々と入ってきます。忘れ難き夏の思い出となるといいですね。

 明日17日は恒例の勇魚(イサナ)朝市。通常は朝7-8時、明日は7月ー9時とイベント・拡大バージョンでの開催です。なお、当地の人々は朝が早いので、多分6時半にはぼちぼちと準備したり、売り出したりしている様です。手元のチラシによりますと、揚げたての鯨カツ、手づくり弁当と手づくりババロア、竹細工、花・米・野菜いろいろ等々。新鮮なお魚?これは定置網が壊れているので無理なのでは?とまあ、どうなるかわかりませんが、売れるものを売るのが朝市。売り手と買い手が会話を愉しみながら過ごすのが朝市。明日はイベントバージョンにつき、是非お出かけ下さい。

 例によって、朝市を応援する文章を以下またまた掲示します。それでは。

 お終りに、魯迅の小説「故郷」の最終部を以下、掲載します。これも中学校で学んだもの。市が立てば人が集まる。人が集まれば市が立つ。地道にゆったりとやっていき、「愉快な場」になり、ぼちぼちと人々が集まってくるといいですね。

 「思うに、希望とは、もともとあるものだともいえぬし、ないものだともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」(竹内好訳)







明日8月16日の解体は午前9時開始。

 本日8月15日、久しぶりに1頭獲れました。明日16日はこの鯨を午前9時より解体します。これにて27頭目。残枠は3頭となりました。既に捕鯨船1隻の操業体制故、明日は1頭のみです。。それにしても暑いですねえ。例年お盆となれば、少々気温が下がってくるものですが、変な前線がかかっていまして、今年は勝手が違いますねえ。

 今朝は朝墓参りをし、その後は自宅にてゆっくりと過ごしております。終戦記念日ということで、戦没者の追悼式の様子が報道されましたが、先の大戦絡みの番組が少ない様に思われます。私自身、何も知らぬまま齢50を越えてしまった、という感覚がありまして、大戦を踏まえた戦後史の本なんぞを時々読んでいます。実際にどんなことがあったのかは、やはり知りたいところです。

 17日の日曜日には、件の勇魚(イサナ)朝市が、鯨体処理場隣りの広場にて、開市です。今回はイベント仕様とのことで、大々的に開催する由。詳細をまた明日ご紹介しましょう。因みに地元小学生の解体見学の際に朝食として鯨カツを揚げてきましたが、今回はその鯨カツを販売しようか、ということで準備が進められている様です。それでは。

 

明日8月15日の解体はありません。

 本日8月14日、船は操業しましたが、獲れませんでした。従い明日8月15日の解体はありません。濃霧で苦労している様です。

 今朝は富浦=>館山=>千倉=>南三原と墓参りに行ってきました。年に一度蝉の音の響く中を汗を流して、故人に会いに行く。時には2本の煙草に火をつけて話す。毎年お盆に淡々とこれを続けている内に、自分自身にとってとても有難き時間となってきました。故人に助けられる感覚。中には今様に言えば「鯨のたれキング」と言ってもいいような方もおりまして、「親父さん、売れねえで困ったよ、どうしたらいかねえ。」と話したり。その後、実家で昼食をいただき、昼寝したりしているうちに、うっかり地元の親族の墓参りをしないまま夕刻となってしまいました。明朝に行くこととしよう。

 日の暮れる間に犬を連れて散歩。途中で会ったYさんが言うには、イノシシが罠に掛かっているとのこと。さっそく見に行ってきました。そんなに大きいとは感じず、1頭で罠の狭い檻の中にいる姿は可哀そうな気さえしました。鯨取りが何を言っているか、と自問しつつ、「このイノシシは田畑を荒らすのだから、駆除せねばならないのだ。せめて美味しく食べてあげられればいいなあ。」と自答する。自分の仕事の領分では鯨を捕殺する場面に立ち会う訳ではないが、否、ないが故に、「生き物の命」を重々考えて仕事をせねばならぬ。そんなことも感じました。それでは。明日あたり1頭取れるといいなあ。




明日日8月14日は解体はありません。

 本日8月13日、船は操業しましたが、獲れませんでした。従い明日14日の解体はありません。

 今朝、港に行ったら刺し網(通称エビ網)から漁獲物を外す作業が散見されました。子供たちの姿もありましたが、ようやく始まったということでしょう。うまく獲れるといいですね。ただ、どうも盛夏という感じはなく、不思議な感覚です。昨日気象予報官のMさんに「こんな歩みの鈍い台風には困ります」と申し上げましたが、それはやはり偏西風が高緯度方向に蛇行している影響の由。この点少し勉強してみたいと思います。また、今朝日経新聞を読んだら、実質的に日本の熱中症予報を立ち上げた人物ということでMさんが紹介されていました。流石!TVのみならず、新聞でもA型対応であります!

 今日はこれより親戚の新盆の法事に出かけます。今年も過去のこと、戦争のことなどを静かに振り返る時間を持ちたいと思います。それでは。

明日8月13日の解体はありません。

 本日8月12日、船は沖に出てみましたが、風濤共に治まりつつあるものの働くには厳しい状況。船は操業していません。従い明日8月13日の解体はありません。明日よりお盆に入りますが、船の方は気象条件が許す範囲で、通常通り操業します。陸の解体部隊も船の動静に合わせ、鯨が獲れた場合には解体の仕事に従事します。この仕事は当社単独では出来ない性質のもの。世間が休みの中、周囲の皆さんのご厚意をもって働かせていただくことになります。

 今日は登山の先輩方が来房、館山の我が仲人親宅に泊まり、もし今日獲れれば明日の解体を見に来る予定となっていました。残念ながら今日は獲れず、まあ致し方ないところです。

 仲人親とその先輩方には、かつて正月の3千米超の山々に連れて行っていただきました。先行する人々の踏み跡を使うのではなく、「自らの足跡を深い雪の中に刻んでの登頂」というのが当時の流儀でありまして、得難き経験をさせていただきました。尤も想い出すのは、メンバー全員が自称「スーノム族」で血液型はB型、天気予報官のMさんはAB型だがTVの前ではA型・普段はその反動で強烈なB型、「回し飲みする煙草は真中が一番濃くて、焼酎の氷割りは上澄みが一番濃い」といったたわいのないことばかりだが、とにかく無茶苦茶に面白かった!ここ数年まともな登山はしておらず、「山は遙かなり」でありますが、また再び「テントの中の懲りない面々」に戻りたい、いう気持ちはあります。尤も無駄に背丈の高い私にとっては、テント生活は結構しんどそうです。

 昨日はジャイカの研修を無事終えました。「捕鯨という産業・文化は絶滅の危機に瀕している。ユネスコの世界記憶遺産に登録せにゃあなりません。」等と軽口を叩きましたが、一方で上記の「スーノム族」の習俗もほとんど絶滅寸前かと思われます。かかる柄の悪い飲酒の習俗は到底理解され難いでしょうし、煙草に到っては喫煙の継続自体が社会的に抹殺されようとしており、「回し飲みの流儀」とか「真中が一番濃い」なんていう感覚は世間一般の理解を超えたものと思われます。そうですねえ、やはり絶滅危惧種として”The Smoking & Drinking Tribe"も登録せにゃあなりませんねえ。尤もその説明は捕鯨同様に相当な困難を強いられるものと思われます。それでは。





 

明日8月12日の解体はありません。

  台風一過、とは言っても全くをもって歩みの遅い台風でして、引き続き風強くして波高し。本日8月11日も船は操業出来ず、従い明日8月12日の解体はありません。

 今日は当地にて「漁業コミュニテイー開発」をテーマとしたジャイカ(国際開発事業団)の研修があり、その一環として東南アジア・南太平洋・インド洋・アフリカ沿岸の国々約10ケ国の漁業省の役人が来訪。1日かけて当地の捕鯨の実情についてお話しします。彼等にとって「捕鯨」という産業はあまり縁のないものである一方で、「捕鯨問題」と呼ばれる紛争については耳にしている筈でして、当地にて実際に我々がしていることを、その歴史も含めて理解して貰うことは、それなりに意味のあることだろう。個人的にはそう考えています。

 この研修も今回で5回目(?)だったか、まあとりあえず継続すること、その意義は継続している内に見えてくる。概ねそんなものだろう。また時節柄「捕鯨裁判」について質問が出る公算大にて、一応準備をしておきました。また今日は仏人の記者も取材に来る由。一緒に当地の鯨を食べながら、どんなことになるか?まあ真摯にやれば、同じ人間と人間、こころは通じるものと思われます。それでは。

明日8月11日の解体はありません。

 本日8月11日、台風のニュースかしましき状況にて、船は操業していません。従い明日11日の解体はありません。今朝当地は潮の騒ぐ音が多少大きい程度で、雨も降らず風もない。進行の遅い台風ということで、なかなかやっかいですね。早く来て通り過ぎて貰えれば、ある面すっきりするのですが、、、、

 今朝は日曜日ということで、結局天気が大崩れしなかったこともあってか、処理場隣りの広場にて恒例の勇魚(イサナ)市が開催されました。よほど昨日紹介しようと考えたのですが、「中止はしないものの、店を出すかどうかは、出店者の自由」ということなので、敢えて紹介しませんでした。が、「出店者の自由」に委ねるのもひとつのやり方ですね。来週17日は、時間を従来の1時間から2時間開市とし、イベントとして大々的に実施する予定との由。追ってその内容について調べ、紹介しましょう。

 またまた以前掲載した魯迅の小説「故郷」の一部を絡めた文章を以下コピーしましょう。継続は力なり。でも少々しつこいか?それでは。

 魯迅の小説「故郷」の最終部を以下、掲載します。これも中学校で学んだもの。市が立てば人が集まる。人が集まれば市が立つ。地道にゆったりとやっていき、「愉快な場」になり、ぼちぼちと人々が集まってくるといいですね。

「思うに、希望とは、もともとあるものだともいえぬし、ないものだともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」(竹内好訳)




明日8月10日の解体はありません。

 本日8月9日は、台風が上陸しようかという状況にて波高く、船は操業していません。従い明日10日の解体はありません。

 今朝は鯨体の受け渡しがうまくいくものかどうか心配し、4時過ぎに港へ行き、様子を見てきました。和田漁港の入り口付近に台風由来の高波・うねりが打ち寄せる様な状態だと捕鯨船から鯨を受け取ることは出来ず。これが出来なければ解体も出来ず、鯨を食べ物に加工することが出来ない。ただ海上での事故はこういった場面に起こることが多く、昨夜より気を揉んでおりました。しかし今朝は幸いにして海は穏やか。まさに「嵐の前の静けさ」というやつですね。かくして無事鯨体の受け渡しは完了。これから午前8時より、久しぶりの解体作業です。

 既に26頭捕獲し、残枠は4頭。これからは1隻の操業体制となり、解体はあっても1頭/日ということになります。既に立秋が過ぎていますが、お盆までが盛夏といった感覚。ただ台風の到来が故に、盛夏といった雰囲気ではないですね。それでは。


 

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