外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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秋の雨に寄せて

  ここ数日は気温が下がり、すっかり「秋の気配」である。最初は「つかの間の涼しさ」と思っていたが、これだけ続くともうすっかりその気になってしまう。今朝は秋の雨。大地に幾分残っていた夏の熱が洗い流される。秋ぞ来たりぬ。1日にはまた釧路へ旅立つ。「2014年の我が夏よ、残暑よ、さらば!」

 今早朝は雨の中、我が家にホームステイしていたベルギーの高校生アーロン君が帰国することとなり、次男・家内と共に市役所に送りに行った。お盆前に次男がベルギーに行き、22日にアーロン君と一緒に帰国。そして今日次男はアーロン君を成田まで一緒にバスで行き、送る。彼等はもう半月以上一緒に過ごしていることになる。折角の機会ということで、毎日早朝出発する超過密スケジュール。それに加え、カラオケに行きたいとか、回転寿司に行きたいやらで、毎日夜遅く帰宅。さらに深夜まで家で遊び、0時頃にようやく就寝する生活。子供達は「ベルギーではお世話になった」という気持ちが強いのだろう、全員がどこにでも一緒に、最後までお付き合いした様だ。

 我が家で次男は淡々と英語の単語を並べて意思疎通をしていた。ちょっと時間空くと、「アーロン何かしたいことある?」と次男は聞く。「ちょっと一人で休んでいるよ。」とアーロン君。彼等は極めて自然に毎日を一緒に過ごしていた。昨晩は次男のバスケットボールのチームメートが来訪。深夜まで花火をしたり、隣りの熊野神社で「肝試し」をしたりし、最後の夜を愉しんだ。僕自身は、この月末はそれなりに忙しく大したことはしてやれなかった。でも彼等は彼等なりに気遣いをしながら自然に一緒に過ごしている風情だったので、僕自身気を遣わないで過ごさせて貰った。そんな印象である。

 そう言えば昨晩、「肝試しに神社に犬がいて、びびった。」と子供達が言っていた。今朝近所の方が「とうとう我が家の庭にも猪が現れ、畑を荒らされました。」とおっしゃっていた。そうか、その「神社の犬」は猪だったんだ!

 かくして、命懸けのバスケットボールから始まった次男の夏も終わった。誠にお疲れ様でした!尤も今日と明日で、恐らくは全く手を付けていない夏休みの宿題をするのであろう。大丈夫かしら?それでは。


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田園将に荒れんとす

 今朝はぐっと気温が下がり、朝の散歩は快適でした。齢10歳となった我が犬も益々元気、6月に散歩に出ても帰宅したがった頃と比べると嘘の様です。田園は黄金色に染まり、稲の穂が穏やかに風に揺られています。所々刈り入れの終わった田んぼもありまして、大半は大型の機械で刈っていますが、一部には昔のやり方で稲穂を田に干しているところもある。その風景は何とも美しいものです。一方で、休耕田は見ていて何とも無様。これがとりあえずは自然に委せたままの風景なのですが、それは美しいものではない。TVの女性アナウンサーが田んぼの風景を「自然が一杯です!」と言うのに違和感を覚えるのは相変わらずですが、日本の田園の風景は「人間が手を入れた」、理屈っぽい言葉を使えば「人間の営みと自然が解け合った」美しさがある様に感じます。故にTVの「自然が一杯」という表現も案外すんなりと視聴者に受け容れられているのかもしれません。農業人口の高齢化により、田舎の田園は荒廃しつつあります。これは間違いなく「危機」ではあるが、どうやってこの美しい田園風景を維持しましょうか?そこでどんな生活をしましょうか?こころを穏やかにして、「楽しむ」方向で物事を考え、感じられるといいですね。私自身も、この田園から元気をいただいて、何とか破綻せずに、生活している者です。それでは。

涼気と穏やかな海

 今日は久しぶりにゆったりと朝の散歩。涼しくなると、やはり気分が違います。我が犬の動きも快活になりました。だれもが夏の暑さにやられていたのですね。海は驚くほど穏やか。夏よりもこの時期泳ぐ方が快適なのでは、と思う。田園を歩けば、所々稲が刈ってある。昔ながらのやり方で、稲藁が干してあるところも多い。秋の彼岸に向けてか、端正に手の入った菊畑の横を歩く。それを見て農家の苦労を感じる。あの暑い中、これを植えたのですね。8月も残すところ僅か。茫然としておりますが、北へ向かう前にもう一仕事、頑張りましょう。それでは。

鯨食交流 Do in Japn, as Japanese do.

 日曜日は勇魚(イサナ)朝市に出来かけ、ネギを3束買ってきた。ロシア民謡の「一週間」の感覚、なかなかいいものです。「水曜日にお風呂を沸かし、木曜日にお風呂に入り」だったか?、そんな生活をしてみたいものです。来週の31日が8月の朝市最終日。私は9月1日に釧路へ向かいます。

 日曜はどうも気がふさぎ、芳しくない一日を過ごしましたが、夕刻少々働いたところ、元気が出てきました。やはり「働かねばならぬ」という強迫観念に支配されつつも、働く気になれず、気が鬱いでいく精神構造かと。まあ、くよくよしていても、致し方無し。過ぎてしまった日々は全て残暑のせいにしましょう。

 昨晩はベルギーの高校生との食卓にて、鯨のステーキを食べました。「日本に来て、こいつが一番旨かった!」との彼の感想でした! 我々は捕鯨論争の中で、日本の食文化を強調する為に、「海の食い物」ということで、魚との類似性を強調するきらいがありますが、実際には鯨肉は獣肉に近いのは自明。欧州人にとっては回転寿司屋で生魚を食べるよりも鯨肉のステーキの方が数段「慣れ親しんだ」食感・風味の食べ物であることは明らか。そんなことに気づきました。

 歴史的にも英国は昔炭鉱の労働者向の安い肉、ということで鯨肉の缶詰を製造したことがあったと、本で読んだことがある。但しそれは失敗に終わったらしい。これはおそらく食品として鯨肉を見なしていなかった人々のやった仕事故に、うまく行かなかったのだと推察しています。鯨体処理においても、「これは食い物であって、人の口に入るものだ。」という自然な感覚をもって働いています。

 残暑に負けず、ぼちぼちと働いていきましょう。それでは。


夜中落雷・雨

昨日はベルギーのブランケンバージの高校生アーロン君が来訪、これからしばらく我が家にて過ごします。また同便にてベルギーより次男が帰郷。不平たらたらで出掛けて行った次男ですが、笑顔での帰国。アーロン君にトイレやシャワーの使い方を教えたり、ちゃんと片言の英語で話している。やはり旅はしてみるもの、の様です。

 夜中に落雷、強い通り雨もあった様で、朝は地面が湿っており、久しぶりに涼しげな朝を迎えました。広島では集中豪雨で大変な不幸がありましたが、当時ではここしばらく降雨はなく、久しぶりの雨でした。どうも気分が鬱ぎ、とりあえず犬を連れて散歩へ。歩いていると元気を得ることが多いです。海岸沿いの防潮堤を歩いていると、我が犬は砂浜の方向に歩き始める。そしてそのまま海へ、波打ち際にて腹部を冷やしている!やっぱい暑いよねえ!想えば、今夏はこの暑さに当てられて散歩に出ることさえ億劫だった。故に気が鬱ぐ。なんとなく今年は夕刻の海水浴には出掛けなかったが、もし毎夕海に入り、その涼気を全身に浴びていれば、気分は少し違っていたかもしれない、と反省。やはり暑さに当てられた夏だった。そんな気がします。この週末はゆっくりと過ごそう。海にも入ろうか。

 鯨の方は無事終わった、という感覚だが、定置網の方はお盆の時の強烈な潮流で網をやられ、もうそろそろ網入をしようか、というタイミングで今度は船が故障してしまった。造船所のスケジュールもあり、頑張ってみても操業は9月上中旬までとの想定され、やはり間に合わない。そういった訳で、定置網の方も切り上げとなりました。なかなかつらいところだが、海の仕事にはこういうもの、本来は経常的に利益の出せる経営体質でないと、事業の継続は難しい。嗚呼、しんど!まあ、それを受け容れ、我が生をぼちぼちとやっていくしかありません。
 
 明朝はまた淡々と勇魚(イサナ)朝市が開催されます。天気も良さそうだから大丈夫でしょう。時間的には公表では7-8時、実際のところは皆早起きのせっかちにて6時半ー7時半開市、という感覚ですね。残念ながら魚はないが、鯨は冷凍した肉を解凍して販売する見込み。この夏は出来る範囲でこの朝市を見に行ったが、なかなかいいものですね。

 各家庭の可処分所得に対する地域の産物の交換・購入金額の割合を増やすことが「地産地消」を促進することに他ならず、それは地域の人々が経済的に支え合う、依存し合う度合いを高めることを意味する。加えて金銭を伴わない物々交換は、GDPを押し上げはしないが、GHP(ブータン国王の提唱する国民幸福度指数)を押し上げるものかもしれない。人々が楽しそうに会話する風景から、そんなことも感じました。

 地場の野菜にしても、魚にしても、「獲れる時期」というものがある訳で、常に地元の産物を食卓の中心に据える、ということはなかなか大変なことだ。でも出来る範囲でそう努めてみよう。それを可能にするものが、当地に長年伝わる食文化であり、地元で誰が何時頃どんなものを収穫しているか、というコミュニテイーの情報だと思います。少々ややこしいことを書いてしまいました。それではいつものお決まりの文章をまた以下にコピーすることとします。それでは。

 お終りに、魯迅の小説「故郷」の最終部を以下、掲載します。これも中学校で学んだもの。市が立てば人が集まる。人が集まれば市が立つ。地道にゆったりとやっていき、「愉快な場」になり、ぼちぼちと人々が集まってくるといいですね。

「思うに、希望とは、もともとあるものだともいえぬし、ないものだともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」(竹内好訳)


ベルギーとの交流。

 我が家の子供達は、旧千倉町から南房総市に引き継がれたベルギーとの交流の恩恵を受けています。今年は先日中3の次男が渡白し、今晩ベルギーでホームステイしたお宅の高校生と一緒に帰国します。次男はバスケの県大会終了後友人と遊んだり、高校のバスケ部の練習の誘いを受けたりしておりまして、「何故僕はベルギーにいかにゃあならんのだ。」と不満たらたらでありましたが、さてどんなものだったか?行きたくもないものを敢えて行かせることは考えものではありますが、まあしたくもない勉強をさせることと同じ流儀でやっております。

 家内と長女は、長男が中3の夏に渡白した家庭に、厚かましくも、クルスマス休暇中に滞在させていただきまして、その家庭とは引き続き親しい関係にあります。考えてみれば、ベルギーにお邪魔していないのは私だけです。今回はその家庭の奥さんが団長として来日されます。再会を楽しみにしています。

 4年前の夏に彼女の息子さんをお預かりしたが、いい思い出として残っています。夏の日本への来訪、毎日酷暑の中を予め組まれた行事に参加するので、彼は相当に消耗していました。ある日夕刻の犬の散歩の誘い、「ついでに海で泳ごうか?」と聞いてみたら、是非そうしたいと言う。誰もいない夕刻の海で泳ぐと酷暑で消耗した心身が癒され、快適だった様子。その日以来、夕刻の和田浦海岸での水浴が日課となりました。

 我が子をベルギーに出す際、父親の職業を聞かれる公算大と考え、捕鯨の仕事をしていることはお世話になる家庭のお父さんに事前に連絡をしておきます。その親父さんは船長さんで、「捕鯨を止めたら日本人らしくないよ。」と言ってくれました。この春には捕鯨裁判の影響で、好ましからざる方向に加工・修正された当地の解体場の画像が、ベルギーの雑誌に掲載されたらしい。息子さんがそれを発見して、親父さんに伝えた。親父さんより「大丈夫ですか?何があろうと私達はあなたの味方です。」というメールを貰いました。そう言えば震災の時、原発事故由来の放射能汚染のことを心配してくれ、「とりあえず、ベルギーに避難してきませんか?夏に使う宿舎も空いているし、相当数の人が住めます。」という連絡をいただいたこともある。こちらはそれどころではなかったが、有難いことです。こうして書いてみて、受けたご厚情が身にしみてきました。この話は、子供達に話すことにしましょう。それでは。



2014年の和田浦ツチ鯨漁は終了しました。

本日8月21日は、30頭目の鯨を午前11時より解体しました。結構酷い残暑で、皆しんどい思いをしましたが、無事終了。これにて2014年の和田浦ツチ鯨漁は事故なく無事に終了しました。この時期になると、「あれが出来なかった、これも出来なかった」と思いわずらうことは結構多い。でも良かれ悪しかれ、終わったものは終わったのだ。そんな風に割り切ることにしています。これからすべき仕事は沢山あるのだから。

 処理場にてお会いした多くの皆さんとの会話で、結構このブログを読んでいただいていることを知り、照れくさくもありますが、やはり嬉しいものです。漁が終わってしまえば、このブログに何かを書く必要性は概ね消失しますが、また気が向けば何か書きたいと思います。書くことによって、自分自身の考え方を確認している自分を、ブログに書いたことをそのまま話している自分を発見しています。このブログの受益者は何より自分自身なのかもしれませんね。それでは。ご愛読有難うございました。


明日8月21日の解体は午前11時開始。

 本日8月20日、30頭目・最後の1頭が獲れました。明日21日はこの鯨を午前11時より解体します。これにて、私の2014年の和田浦の夏が終了することになります。最後の1頭、くれぐれも事故のない様に、注意して働きたいと思います。以上

本日8月20日、船は操業しています。

 本日8月20日、船は操業しています。残枠は1頭ですから、もし獲れれば今年の和田浦の夏は終了します。沖はそれなりの波風でざわざわしている様ですが、当面は天候が大きく崩れることはなさそうですね。

 今日も関東は酷暑の予想。予想気温の数字自体は高いが、やはり陽光の色、雲の色、日の陰った空間の色彩が真夏のそれとは違う様に感じられます。これは気のせいかしら?確かに社会学・経営学の領域でホーソンズ実験という有名な研究がありまして、その示唆するところは、「人間は気分や与えられた情報によって、同じ照度の照明が明るいものと感じたり、暗いものと感じたりする。」という事実。この世の中困ったものだ、と悲観することはありますが、まあ限られた人生、おまけに既にいいおっさんの年齢に達している訳で、愉快にぼちぼちとそれなりに頑張ってやっていきましょう。そんな風に感じられれば、その「困った世の中」も少しは違った様に見えてくるかもしれませんね。

 尤も人間の心は安定せず、同じ日に物事が違って見えてしまうのがその性でありまして、やはり困ったものです。ゲーテは小説「若きヴィルテルの悩み」を”Was is das herz des menshen?"、即ち「人間の心って何だろう?」という言葉で書き始めています。

 これより9時半開始で1頭ばらします。


明日8月20日の解体は午前9時半開始。

 本日8月19日、船は操業し、1頭捕獲しました。明日20日はこの鯨を午前9時半より解体します。これにて29頭捕獲、とうとう残枠は1頭となりました。海上は風が強く結構厳しい状況の由。事故を起こさぬ様、注意していきたいと思います。

 お盆も過ぎ、報道でも日々の暑さを「残暑」と呼ぶようになりました。昨日より、私は晩夏の気分に支配されている様です。

 確かに、朝の陽光の色に陰りが感じられ、田園の稲穂は首を垂れている。時に涼風が黄金色に染まった田園を通い、稲穂を揺らす。当地ではもうそろそろ稲の刈り取りが始まる頃かと思う。昼間の蝉の音の喧噪は相変わらずだが、夜は秋虫の音で涼しげである。稲を刈り取り、9月に入って秋の雨が降れば、やがて彼岸花が咲き始め、田の畦は鮮やかな紅に染まることだろう。その頃には大気は清涼感に溢れ、やがて神社から祭礼にむけて練習に勤しむ子供達の太鼓と笛の音が聞こえてくる。

 ここ10年以上、秋は不在を決め込んできたが、なかなかしんどい夏の仕事を終えた後の当地の風物はとても美しく、好ましいものを感じています。以上、清涼な秋への憧れを込めて、ついつい書いてしまいました。まだ夏は終わっていないのに。それでは。

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