外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日6月26日の解体はありません。

 本日6月25日、時化の為、船は操業していません。従い、明日26日の解体はありません。

 昨夜は酷い雨でしたね。和田浦を包み抱く裏山のすぐ麓に住んでいるので、雨が木の葉を打つ音や風が樹木を揺らす音がよく聞こえます。耳をもって天候を知る、ということですね。我が家は山懐に抱かれている風情ですが、耳を澄ませば微かに潮騒も聞こえる。尤も実際に海を見ながらでないと、なかなかその音に気付かないものですね。

 天気が良ければ、一番鳥の声が4時頃に耳に入り、その後かしましい程のさえずりを聞きながら起床。コーヒーを一杯いれ、新聞をさらっと読んでから、徒歩で港に向かう。相変わらずそんな生活をしています。それでは。


 

明日6月25日の解体はありません。

 本日6月24日、船は操業しましたが、ツチクジラの捕獲はありませんでした。従い、明日6月25日の解体はありません。本日はゴンドウクジラを近場で1頭捕獲。解体処理をしましたが、ゴンドウの場合入港し次第即時解体作業を行いますので、このブログでは解体時刻等の掲示はしていません。

 ようやく友船である第7勝丸が到着。これより2隻体制での操業となります。勝丸は和歌山県の太地船籍の船でして、ここ40年以上夏はこの和田浦でツチ鯨漁を行っています。

 今回勝丸は、大潮の頃(月満ちる頃)にゴンドウクジラの発見が多い為、しばし太地でねばっていた結果、到着が遅れた次第です。船員は「ゴンドウは月夜に回遊する」と言います。海面上に鯨を目視出来る昼間でないと鯨は獲れない訳ですが、彼等が敢えて「月夜」という表現を使うのは面白いし、美しい言葉だと感じます。月夜にはゴンドウクジラの好むイカ等の餌が沿岸部に近づくからでしょうか?その辺のことはよく知りません。今度誰かに聞いてみましょう。

 そう言えば、次男が誕生する前に、病院にて看護婦さんが「今日は月夜だから、早朝までには生まれるのではないでしょうか。」と言っていたのを思い出します。科学万能の時代ではありますが、人間はやはり自然に生かされている。科学が立証出来ることなんて、豊潤にして多様な自然の営みのほんの一断面に過ぎない。そんなことをよく考えます。以下に、井上靖詩集の最初の詩「人生」を掲載しましょう。人間の生に、そのはかなさが故に、愛情を感じる。作者のその感覚に深い共感を覚えます。それでは。

「人生」   井上靖詩集より

M博士の「地球の生成」という書物の頁を開きながら、私は子供に解りよく説明してやる。

――物理学者は地熱から算定して地球の歴史は二千万年から四千万年の間だと断定した。しかるに後年、地質学者は海水の塩分から計算して八千七百万年、水成岩の生成の原理よりして三億三千万年の数字を出した。ところが更に輓近の科学は放射能の学説から、地球上の最古の岩石の年齢を十四億年乃至十六億年であると発表している。原子力時代の今日、地球の年齢の秘密はさらに驚異的数字をもって暴露されるかもしれない。しかるに人間生活の歴史は僅か五千年、日本民族の歴史は三千年に足らず、人生は五十年という。父は生れて四十年、そしておまえは十三年にみたぬと。――

私は突如語るべき言葉を喪失して口を噤んだ。人生への愛情が曾てない純粋無比の清冽さで襲ってきたからだ。

本日6月24日、船は操業中です。

明日6月24日の解体はありません。

 本日6月23日は、当地では豪雨の警報が発せられたこの天候、船の方は操業しておりません。従い、明日6月24日の解体はありません。

 本日は初漁祭ということで、地元の小学生49名を対象とした解体見学を実施しましたが、何せこの酷い天気。傘をさしていても雨に打たれる様な大雨でありまして、子供達の様子を心配していました。それでも、漁民館では皆元気良く鯨のカツを食べ、僕の短いレクチャーの後には沢山の質問をいただき、その快活な様子をとても嬉しく思いました。とりあえずは、今年の最初の解体作業、そして子供達の見学を無事終えまして、事務所に戻ってほっとしているところです。ご協力いただきました、漁協婦人部の皆さん、有難うございました。それでは。

初漁です!明日6月23日は午前7時より1頭を解体。 地元小学生49名を迎えての見学会を実施します。

  本日6月22日、初漁がありました!明日6月23日は、午前7時より1頭解体。地元小学生児童(4-5年生)49名を現場に迎え入れ、見学会を実施します。そういった事情もあり、明日は7時に鯨体を処理場に引き揚げます。

 この見学会(通称初漁祭)を実施しないと、「漁が始まった」感覚になりません。子供達は鯨体処理場での見学の後に、漁民館に集合し、鯨カツとサラダと果物の食事をしますが、その準備には漁協婦人部や鯨食文化研究会の皆さんのご協力をいただいています。最も早い時刻で午前5時解体開始の可能性もある訳で、その場合皆さんは5時前から準備を始めることとなります。そんな意味でも、明日の解体開始が午前7時という比較的遅い(?)時刻でよかった!という訳でとりあえずはほっとしています。

 今夏最初の解体作業。安全第一、くれぐれも事故のない様に十二分に留意して、執り行いたいと思います。皆さん、よろしくお願いします。


 

本日6月22日、船は操業中です。

 本日6月22日、船は操業中です。20、21日と海況悪しく、ようやく操業が始まった次第ですが、今日までは1隻体制です。なお天気予報に拠ると、明日から週末にかけてあまり天候が芳しくなさそう。まあ梅雨時なので、致し方ないところですねえ。

 それと、千倉の祭礼由来の休漁のお知らせをしておきましょう。今夏の千倉地区の祭礼は、7月2日(土)-3日(日)に開催されます。この日は鯨肉の凍結作業が出来ないので、その前日の7/1-2を休漁日に設定済。従い今夏は7月2日(土)-3日(日)の解体作業はありません。本件、事前に連絡しておきます。それでは。

明日6月22日の解体はありません。

 本日6月21日、船は操業していません。従い明日22日の解体はありません。沖は既に雨、これよりさらに雨は強まり波が高くなってくる見込みです。仕方ないですね。今後の天気図を眺めていると、スペースインヴェーダー(TVゲームの走りですが、皆さんご存知かしら?)の如き低気圧が日本列島沿いに多数発生する予想です。少なくても「いい天気」を期待出来る状況ではない。さあて、困った。

 地元小学校の見学会(通称初漁祭)のこともありますが、実は館山市は九重のスーパーマーケット「ときわや」さんが、今月の24日から26日までの(金土日)3日間、和田のツチクジラ肉の特別販売を予定されています。「ときわや」さんには、毎年「このクジラは今年の何頭目です!」といった形でとても丁寧に和田浦のツチクジラを販売していただいています。これは大変なご厚情でありまして、「何とか獲れてくれ!」と祈る様な気持ちです。尤も、仮に獲れたとしても、もしその肉が房州の人々が好む柔らかい熟成された肉でなければ、それを販売していただく訳にはいかない。そうですねえ、なかなか難しいものですねえ。

 尤も浜の世界では、「いない魚(鯨)は獲れない」、「天気には勝てない」、「雨の降る日は天気が悪い」(これはちとニュアンスが異なるか)、要するに「そんなこと言ったって仕方ないでしょう」といった感覚で「ケツをまくる」気分はありますね。一方で売り場の皆さんはこころして消費者の皆さんとの約束を遵守し、信頼関係を構築しようと日々努力されている。そこに浜の世界と売り場の世界との間に齟齬をきたす余地が生まれます。という訳で、消費者の皆さんにお願いしておきましょう。店頭に並ぶ鮮魚や生鮮鯨肉はそういった不安定な生産基盤より供給されているもの。是非温厚な気持ちで特売のチラシや、鮮魚売り場を眺めてみて下さい。よろしくお願いします。少々理屈っぽいことを書いてしまいました。海況の好転を待ちましょう。それでは。

俺は運がいい!

 県北の高校でバスケットボールに血道を上げている次男がこの週末久しぶりに帰郷した。深夜に帰宅してゆっくり寝て翌日晩飯を食べた後に寮に戻る恒例のトンボ帰りではあるが、今回はなかなか元気がいい。昨年は親元を離れてわざわざ県北の高校に行ったことが正しかったのかどうか自問自答する日々が続いていた様だが、2年生になって特殊な役割を当てがわれて試合でそこそこ使って貰える様になったらしい。別れ際に曰く、「俺はじいさんと同じで運がいい!」と。

 「何でじいさんは運がいいのか?」そう問い質したところ、「85歳にもなって、冬の海(和田漁港)に落ちて、生きて這い上がってこられたのは、運がいいとしか言い様がない。他にもいくつか事件があったが、結局いつも無事じゃあないか。」とのことであった。今朝その話をしたところ、我が父母は大笑い。祖父母と孫の間の不可思議な距離感が醸し出す豊潤なこころの交流。そういったものを感じ取り、とても愉快な気持ちになった。

 時折、我が父母の旧知の方に、「ご両親はお元気ですか?」と聞かれるので、これを機に一応は近況を報告しておくことにしましょう。我が父は(多分)現在齢89。相変わらず、日々の定置網の漁模様に一喜一憂し、鯨が獲れなければ「まだこれからだ」と言い、漁港が砂で埋まって捕鯨船が入港出来ないことを知ると「ふざけあがって、県は何をしてるんだ。船が入れなけりゃあ、港じゃあねえだろう!」とカンカンに怒り、我が母はそんな父を見守る生活をしています。そうですね、「運がいい」かどうか、僕にはわかりませんが、まあ「相変わらずの生活をしています」としか言い様がありませんねえ。それでは。

明日6月21日の解体はありません。

 本日6月20日より和田浦のツチクジラ漁始まりました。しかし、今朝は沖の風強く、船は操業出来ず。従い、明日21日の解体はありません。
 
 なお、当地では当社所属の第51純友丸と和歌山県太地船籍の第7勝丸の2隻がこの時期ツチクジラ操業を実施しますが、後者は海況悪しく、未だ和田浦に到着していません。一両日中には、2隻体制で働ける様になると思います。
 
 漁期の準備は、解禁日である20日、或いは20日の獲れた場合に解体作業を行う21日に間に合う様に執り行われます。「あれをしなければ。おいおい、あれがまだやっていないよ」といった風に、何かと気を揉む時期ですね。それでも、皆が当地に集合し、打ち合わせをしたりすれば、何となく落ち着く。さらに初漁があって最初の1頭を解体すれば、またさらに落ち着く。そんな感覚ですね。
 
 今朝解禁日を迎え、残念ながら海況悪しく船は働けないが、皆の顔を見ると何となくほっとしたりして。生きる為の仕事、とにかく事故を起こさぬ様に、皆の安全に充分留意して、今夏も元気よく働いていきたいと思います。皆さん、よろしくお願いします。




 

いよいよ和田浦の夏が始まります。

 和歌山の太地で操業していた捕鯨船は既に入港。鮎川の解剖員も既に和田入りしています。今朝の和田の定置網は久しぶりにまあまあの量の魚が入りました。今年は酷い貧漁に苦しんできたので、少しほっとしたりして。それぞれが自分の持ち場で頑張っていますが、本質的には自然相手の商売。然るべき準備をしっかりした上で、結果を受け入れるしかないのでしょう。そう言えば、昨年は歩みの遅い台風に悩まされましたが、今年は今のところ発生していない。うまくいくといいなあ。自分自身は何が出来る訳ではないが、とりあえずはうまく行く様に祈ることとしましょう。

 明日20日がツチ鯨漁の解禁日ですが、明日からは天候が崩れそうですね。積み残された仕事は多いが、とにかく無事に始まってしまえば何とかなるもの。懸念された多くの事柄は杞憂として片付けられるものです。でも心配されることは起こり得ることとして、落ち着いて準備をしておきましょう。それで今まで事無きを得てきたこともあるのだから。

 昨日は次男のバスケの総体予選を観戦。皆頑張っていますねえ。僕も落ち着いてじっくりとやっていきましょう。それでは。


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