外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

霜月末日

 月曜日より一泊で上京。松葉杖2本を突いての移動は何かと厄介ではありましたが、高速バスとタクシーを使い、さらに昨晩は館山駅より最終の鴨川行き電車に乗り、和田浦の自宅に無事戻りました。

 右足の傷の方は相当に癒えつつあり、骨の方も「手術後1月ケ半。もうそろそろ接合部が接着している頃か?」といった理屈で、「もうそろそろ使えそう」といった感覚が出てきました。将に「腫れ物に触る」様に右足を扱ってきた訳ですが、そういった気を使わずに済めば楽ですね。機能的にはむしろ「邪魔」であった右足を、逆に通常の3割でも機能させることが出来れば、生活は格段に便利になりそうな気がしています。いずれにせよ、金曜日のレントゲン撮影と診察次第。今しばらくは、焦らずに慎重に我が右足を扱っていきたいと思います。

 本日は霜月末日。霜が降りる訳ではないが、日差しはうつろで、季節が晩秋から冬に移りつつある風景、少々淋しげな雰囲気を味わっております。不自由な体での東京出張は気の重いことだったが、こうして無事帰郷してみると、釧路出張以来久しぶりに役所や業界の同僚の皆さんにお会いし、元気をいただいた様な気がしています。やはり環境が人を元気にさせるもの。それでも、この不自由な生活の中で「考えたこと」、「考える習慣」は大切にしたいと思います。

 今日は会社の期末。些少ながら従業員の皆さんに賞与を支払います。本当に些少ながらも、「この仕事を着実に後世に伝えていく為にも、皆さんのお力添えをよろしくお願いします。」という気持ちを込めて、一筆認めようかと思います。それでは。

鯨グッズ展と我が足の状態

  週末は2日間にわたり当地のコミュニテイー3階にて、「鯨グッズ展」が開催されました。鯨に関連する様々な物品を展示する催しですが、多くのいわゆる「鯨マニア」の皆様が和田浦に参集され、じんざさんでの懇親会も大いに盛り上がりました。11月下旬は房州のささやかな秋が静かに深まりゆく頃。皆さんを早朝の散歩にでもご案内しようかと予定していたのですが、生憎の雨の予報。加えて松葉杖2本を突いての案内は少々と気が重い。という訳で私としては何も出来なかった次第ですが、是非次回は皆さんを和田の田園から海辺の道への散歩にお連れしたいと思います。

 今日はこれから一泊の予定で上京します。松葉杖2本を突いての上京はなかなか厄介なものですね。愛用の赤い袋状のリュックサックに入れる荷物の量は軽量化を要します。何せ2本の手を松葉杖2本に取られてしまうのが何とも不自由です。もうすぐ手術後1ケ月半ということで、骨折した右足への加重を始める時期となりますが、現況では原則的に右足には加重してならない。傷の方も相当に改善してきてはいるものの、引き続き慎重な処置を要する。こんな状態ですと、右足は「機能不全」であることを越えて「ケアーを要する、機能的には邪魔な存在」と言えなくもありません(無論我が右足には愛着があり、邪魔と思ったことはありませんが)。

 それが、傷が癒えて皮膚が乾き、びっこを引く形でも右足を使える様になれば、杖は一本あれば充分ということになり、生活の仕方は劇的に改善されるのでは、と期待しています。やはり体を支える能力は格段に足>手ですね!生活の仕方が変われば、気分も大きく変わってくるのではないか?来月初めには病院でレントゲン撮影の予定。骨の接合部分の状態をチェックした上で、左足に加重する形でのリハビリが始まる見込みです。

「こころと体は繋がっている」。私はその強い自覚をもって生活してきた者ですが、今回の骨折でそれを再度思い知らされました。理屈ではわかっていても、「こころへの影響」はなかなか大変なものですねえ。精神的にも苦しいので「早いところ回復したい」と切望している次第ではありますが、まあこういった状況において、知り得たこと、理解出来たこともあります。本来であれば、「ひとつの得難き経験として、この状況を味わう」といった姿勢でありたいですね。なかなか難しいけど。引き続き愚痴らせていただいております。それでは。

日々是好日???

  昨日は寒波が到来。各地で前代未聞の「11月の初雪」となった由、ニュースで報道されておりました。当地では雨。それでも相当に冷え込み、海水温(恐らくは20℃程度)と大気温(3℃)との差が開き、海からは水蒸気が立ち昇る風景を見ることが出来ました。近年冬になっても海水温が下がらないことが多いので、また同じ現象が見られるかも?なかなか美しい風景なので期待したりもしますが、概して水温がしっかり下がってくれないと魚が来遊しないもの。今冬は水温がしっかり下がらないと困る。

 とまあ、例によっていろんなことを考えますが、非力な人間は、年々歳々眼前に展開される自然の諸条件を、そのまま受け入れていくしかない。漁業という産業を「海からタダの魚をかっさらってくる、略奪産業」と呼ぶ人々もいますが、いやあ、そんなに簡単な仕事じゃない。つくづくとそう実感している次第であります。

 今朝は千倉小学校3年生が当地を訪問。道の駅のシロナガスクジラの骨格標本の前で、「生物としての鯨の話」と「房州の捕鯨の話」をしました。都合67名也。この人数が旧千倉町の小学校3年生全員のそれと聞き、大変驚きました。千倉と言えば、僕らの同級生は300人位はいたのではないかと思う。先日の和田小学校の5年生は6名。まあそういう時代ですねえ。淋しい気がしないでもないが、まあこれもまたそのまま受け入れるしかありません。確かに「人がより多く住んでいること」は「その分需要(消費)が多く、ものはより多く売れる」ということで、地域経済的にはプラスであることは間違いない。だけど東京の様に人がウジャウジャと住んでいて、道路を車がビュンビュン走っているところに住むのが快適だとは思えず。良かれ悪しかれ、この地に足をつけて(最近はついでに松葉杖2本もつけて)生きている人間であって、今更何処に移住出来る訳でなし、まあ精々この麗しき和田浦の地での生活を愉しむこととしましょう。

 精神的になかなか安定しませんが、最近は従業員の皆さんに対して思いっ切り愚痴を言わせて貰って、しばし心の平穏を得る術を学んでしまいました。本当にゴメンナサイ!まあ、愚痴った後に笑顔が訪れる訳でして、しばしご忍耐の程を、ご勘弁の程をよろしくお願いします。

 先の23日の休日は、帰郷後最初の遠出(とは言っても県内)。バスケットボールに血道を上げる次男の高校に行き、ウインターカップなる全国大会に出場する同校バスケ部の壮行会へ出席してきました。尤も相変わらずの「松葉杖2本」の姿でありまして、ことの顛末の説明を繰り返してきた次第であります。次男のチームメイトのS君のお母さんの一言。

「骨を折ったのがお父さんで本当に良かった!お父さんが事故ったから、R君(我が次男)が無事でいられるのですよ!」

 確かに!そりゃあそうだ!次男も彼のチームメイトも、バスケに血道を上げる生活をする為に、この高校に在籍しているのだ。彼等にとって「大きな怪我」は最悪なのだ。

 とまあ、そんな訳で、「日々是好日」という訳にはいかぬが、良かれ悪しかれ、左足が使えないなりに、そこそこは元気に生活をしております。それでは。また書きましょう。

雨の後の晴れ

 土曜日は終日ひどい雨でしたが、今日は一転して快晴。今日は家内が父親を外に連れ出そうとしていたので、それに付き合うことにしました。父親は旅行からの帰還した後に咳に苦しみ、しばし養生していたが、もうそろそろ外出させては、との家内の意見。面白いもので、我が父は、義理の娘である家内の言うことは、割とよく聞くのです。また僕自身も松葉杖二本を突いての外出に飽きが来て、「たまにはどこか遠くへ行きたい」という気持ちが湧いてきていました。そんな訳で午後に家内の運転で、父母そして私の4名で外出しました。

 「遠くへ行きたい」と言っても、せいぜい秋の色に染まった旧和田町や鴨川市の山間部の集落を車で巡り、どこかで国道の通る海岸線に降りる程度のこと。父母も家内も私自身も、房州のささやかな秋の風情を愉しみつつ、時々ハゼの木の濃い赤や銀杏の鮮やかな黄色に歓声をあげる。房州の紅葉と言ってもピンとこないが、実はこんなにも美しいものがあるのだ。そう実感しました。

 想えば昔は毎年の様に、一級品の紅葉を味わうべく、那須や南会津の山々を登り、山間の温泉に宿泊したものだった。今では、足を怪我してしまったこともあってか、「山は遙かなり」と感じる。それでも、12月に入れば、問題の左足に加重しての歩行訓練が始まる。杖一本で歩ける様になれば、気分も変わってくるのではないか?風景も違ったものに見えてくるのでないか?左足の状態が改善すれば、煙草の責め苦から解放された我が肺臓が、僕をいろんな場所に、もっと高い所にも連れて行ってくれるのではないか?そんな期待が湧いて来ます????

 はい、正直に言えば、合理的な理由もなくあまり元気の出ない精神状態に陥っているのが実情。それでも、こうして文章でも書けば、「ああしよう、こうしよう」といったことを(合理的に)書く次第であります。まあ、生まれて初めての骨折・入院生活に続く、生まれて初めての松葉杖2本を使う片足生活。やむを得ないところかもしれませんね。

 今回は自然の宿「くすのき」(旧上三原小学校)経由、嶺岡山中の車道を、紅葉を愛でながら走り、江見の海岸線付近で国道に。大夫崎近くの吉浦漁港に車を置いて、しばし散策しました。吉浦漁港は小さな港だが、広々とした開放的なところ。我が父親も、久しぶりの外気、地面を歩く感触を大いに愉しんでおりました。彼は明日をもって齢八十九となります。「お疲れ様!よく頑張りました!まだまだ人生愉しめますね!」と言ってあげたいところですね。それでは。

今日は雨。

 相変らず松葉杖(自宅では車椅子)を友にとした生活。患部の踝付近の皮膚が壊死するリスクは低減したものの、それがすんなりと再生しない様ですね。皮膚が再生して傷さえ完治すれば、何かと快適なのですが、まあ贅沢を言っていけませんねえ。ここまで治して貰ったことに感謝しなくちゃあ。それでも骨の接合手術をしてから既に1ケ月が経過。師走に入れば、本格的なリハビリで入ります。それまでに傷を癒し、固まってしまい鬱血している右足首の状態を改善しておきたいと思います。

 今朝は雨。松葉杖での生活では雨は最悪で外出出来ず。それで今日は市の「教育の日」の式典が開催され、教育事業紹介の中で行われる、和田小学校の5年生6名が鯨学習の発表を聞きにいきました。子供達の立派な発表に感動。先日は「どんな気持ちで働いているか」を教室でお話しする機会をもらって「こんな状態でもそこそこ役に立てること」を大いに喜び、元気をいただきました。その際は子供達に対し、自分の仕事の内容を極力客観的に説明しつつ、私自身の実感という最も主観的な部分を表現。今日の発表で、よく理解して貰えたことを感じ、とてもうれしく思いました。

 参考まで、子供達に話す前に準備した書類を以下にコピーしましょう。興味のある方は軽くご一読下さい。それでは。

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断煙(煙草を止めてそれを継続すること)が難しい理由

  実は、はい、釧路滞在中に煙草を止めました。不快な咳にうんざりして9月25日から煙草の数を減らし、9月28日に断煙。10月6日の骨折事故に拠る都合3週間の入院期間をはさみ、煙草を吸わない生活が既に1ケ月半続いている計算になります。今では不快な咳もすっかり治まり、呼吸の方は実に快適です。加えて骨折事故を起こす前々日に釧路湿原を散歩したが、登路にてまったく息が切れないことに驚愕。これが断煙からたった1週間後の出来事だった訳で、その効果たるや恐るべし!当面は骨折した右足首を治癒させることが最優先ですが、来年は穏やかな登山を再開出来るのでは、と楽しみにしています。

 それにしても、よくもまあ煙草を止められたものだと思う。釧路での不快な咳、たまたま図書館で磯村毅博士著「リセット禁煙」なる本を借りたこと。さらに9月は鯨が獲れず暇だったので、「そうだ、せめて煙草を吸わない習慣をお土産に房州へ帰ろう!」と考えたことがその動機でした。が、現在では「もうタバコの常習者に戻ることはないだろう」といった確信を得るに到っています。そしてその「確信」は、上記の「リセット禁煙」なる本を熟読した結果、「煙草を止め、それを継続することが非常に難しい理由」、一言で言えば「止めるに易く、(断煙を)続けるのに難し」というタバコの本質をよく理解出来たことに拠るのではないかと考えています。最近「禁煙外来」のCMを時々見ますが、その治療を受けても喫煙を再発させてしまう事例が全体の70%もあるらしい(私もその事例に該当)。そういった意味では、私の如き意志薄弱な人間がかかる「確信」を獲得する到った経緯を書くことはひょっとして人様の役に立つかもしれない。そう考えて、その経緯を書いてみようか、という気になりました。

 なお、以下に書くことは「喫煙のもたらす健康被害の実態」や「正しい煙草の止め方」といったことではなく、専ら「断煙(煙草を止めてそれを継続すること)が難しい理由」に限定します。何故なら、喫煙は本質的に「止めるに易く、(断煙を)続けるのに難き」もの。思い立って煙草を止めた後に、「再び吸いたくなる私自身」と向かい合うのは、他でもない「私自身」であること。そしてその際に「何故に私は、呼吸が楽になり、運動時に息が切れなく等のメリットを享受しているにも拘わらず、再び煙草を吸いたいと思うのか?」と自らに問いかけ、どうするか(吸うか、吸わざるか)を己自身に決めさせることになる。断煙の継続が難しい理由をよく理解していることが、己の喫煙に対する欲求の客観的理解を促し、「喫煙の再発」を防止するとの確信があるからです。「断煙が難しい理由」。それを以下、「禁断症状」と「依存性」という、喫煙が人間もたらす2つの側面から書いてみたいと思います。尤も学術論文を書く訳でなし、努めて気楽に愉快に書いてみたいと思います。興味のある方は、以下を読んでみて下さい。

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立冬

ここ十余年 毎年の様に 
夏のツチクジラ漁を無事終える後に
心地良い秋を過ごさせて貰った 
北海道の東端の街にて

今秋も暇にまかせ
しばし散歩を愉しんでいたが 
海岸のコンクリートの急斜面を
堤防に下降する際にうっかり転倒
右足首を脱臼骨折してしまった

救急車で彼の地の病院に担ぎ込まれて
初体験の入院生活は都合三週間に及び 
必要な手術等を済ませた上で退院 
北国の街に冬が訪れる前に
ようやく房州の自宅に戻った

10月末日より
一応は職場に復帰してはいるものの
何だか元気が出ないのだ

あんなにも酷い状態にあった左足首を
杖と装具で自力歩行出来るまで
直していただいたことは
有難いことだとは思うものの
何故か憂鬱である

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは
本当によく言ったものだと思う
入院中に帰郷を切望していた僕は
今となってはその我が家我が街にて
癒えぬ傷の痛むこと
夜寝付かれぬこと
気軽に歩けぬこと
仕事に対する漠然とした不安
そんなことを嘆き、憂いつつ
孤独感と絶望感に苛まれている

そんな状態で唯一
穏やかな気分で楽しめることは
松葉杖を突いての
海から田園への散歩である

房州の秋は静かに
ゆっくりと深まるが
一昨日の朝は北風の唸り声を聞き
昨夕は真っ赤に焼けた西の空から
音無き季節の慟哭を聴いた

そんな折り 暦は立冬を告げ
天気予報は木枯らし1号が吹いたと
報じている

静かな生活

 先週月曜にとりあえず松葉杖を突いての出勤を開始し、ようやく1週間が経ちました。左足に装具を着けて1-2時間は歩ける様になり、ちょっぴり寂しげな房州の秋の風景を愛でながら、静かなリハビリ生活をしています。

 それにしても脱臼の際に痛めた皮膚の傷がなかなか癒えないのは厄介なものですねえ。この傷さえ治れば、楽に入浴できるし、バンバンとリハビリを進められそうな気がするのですが、、、。尤も釧路での脱臼骨折の状態からここまで治癒させ、改善して貰ったことに感謝しないと罰が当たりますね!!

 そうとわかっているものの、朝目覚めてもなかなか「よし、起きよう!」という気分にはならないことも困ったものです。十余年一緒に散歩してきた犬が6月に逝ってしまったこと。そして何よりも、無意識に(簡単に)歩き始めることが出来ないことが、この冴えない朝の気分の原因なのでしょう。それでも、朝コーヒーを飲み、田園から海岸に向かって歩けば、まあまあ元気が出ることはわかっている。従来通り、朝コーヒーを飲んで、散歩する生活を励行しようと思います。

 松葉杖を突いての散歩、怪我の原因が釧路での散歩中の転倒ということで、気恥ずかしい思いもなくはなかったのですが、心身の健康の維持には朝晩の散歩は欠かせない。そう考えて、松葉杖散歩を励行しています。散歩ルートはやはり勝手知りたるお気に入りの小道。そこでは旧知の人々と出会う筈で、松葉杖歩行に至る因果を何度も説明するのは厄介だなあ、と思っておりましたが、何のことはない、逆に大いに励まされ、その因果を嬉嬉(?)として説明している自分を発見しています。そうですねえ、現況では体のリハビリ以上に、こころのリハビリ、勤労意欲のリハビリが必要な様ですね!

 今日の午後は和田支所3階にて「Behind “The Cove”」が上映されます。とりあえずそれを鑑賞に行こうと思う。そして来週月曜日は和田小学校の児童達に我が仕事についてお話しに行きます。そして、水曜日は恒例のジャイカの研修で、モロッコやアルジェルア等の仏語圏の水産庁の役人さんを対象に当地の捕鯨の話をすることになっています。とにかく出来ることから、必要なことから、ぼちぼちとやって行こう。そんな生活をしている内に、ゆっくりと傷は癒え、心身の状態も改善していくものなのでしょう。それでは。

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