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外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

ある急がぬ旅の記録

 昨日月曜に宮城で仕事があり、先週土曜日に房州発宮城の白石へ赴き、旧友と一献。翌日曜に鮎川へ向かいました。急ぐ旅ではなし、白石発8時半の鈍行列車で仙台へ。仙台にて快速の石巻行に乗り換えたが、結構乗客が多い中で、ボックスシートが丸々空いている。そこには帽子と食べ物と飲み物のゴミが無造作に置かれている。とりあえずそこに座る。電車は30分遅れて出発。結局その帽子は忘れ物であり、ゴミは放置されていたものと判断し、ゴミを片付けてボックスシートを一人で独占して、車窓からの風景を愉しむ。石巻から石巻線に乗り換え、渡波なる駅から鮎川行のバスに乗車する予定だが、どうもそのバスには間に合いそうもない。車掌の巡回もないので、忘れ物の帽子を石巻駅で届ければいいだろう。ということで石巻駅で下車したら、石巻線の電車が待っている由。帽子を持ったまま、2両編成の電車に急ぎ乗車。結構乗客がいるのだが、またまたボックスシートひとつが丸々空いている。そこにはノートと筆箱が置いてある。電車は早々に発車。おやおや、これも忘れ物だ!ノートには持ち主の名前が書いてある。じゃあ、これらを渡波駅に届けよう。でも、この帽子は仙台ー石巻間の電車での忘れ物、ノートと筆箱は石巻ー渡波間の忘れ物ということで、少々厄介な説明をせねばならぬ。待てよ、この(石巻線の)電車は、(遅れた)仙台・石巻間の快速電車の到着を待っていてくれた。渡波には11時頃には到着しそうだ。鮎川行のバスの発車時刻は10:56。ひょっとして遅れた電車の到着を待っていてくれたりして?そのバスを逃すと次は2時間後だ。渡波駅でゆっくりと2種類の忘れ物の説明をしている暇は無さそうだ。そこで車内にいた高校生と思しき男子生徒にその忘れ物を託すこととした。こっちが仙台発の電車、こっちがこの電車、とその男子生徒に厄介な説明をして(ごめんなさい!)、渡波駅下車。残念ながらバスは待ってはくれず、定刻に出発した模様。渡波駅、そして駅前の蕎麦屋さんで約2時間読書をして過ごす。12:56発のバスで鮎川へ。道路が悪いので結構揺れる。まあそれが路線バスらしいとも言えるが。鮎川港着は14時頃。港付近では大きな工事が進行中で、春に歩いた道を使えない。適当に道を選んで、勝手知りたる我が春の散歩道を、金華山前の定宿まで約6km1時間強を歩く。さすがに広葉樹は落葉しているが、紫色の実からムラサキシキブという植物を確認したり、落葉した木々の梢に鳥の巣を見つけたりと、それなりの発見があった。やはり同じ道を四季を通じて歩くことはいいものだ。途中で宿の主人の奥さんに遭遇。、わざわざ車を止めて声を掛けてくれる。尤も僕が散歩魔ということは彼女もよくご存知で、さっと挨拶をして別れる。15時過ぎに無事宿に到着した。

 白石駅8時半発、宿着15時過ぎということだから、宮城県内を約7時間の旅をしたことになる。急がない旅というのはなかなかいいものだ。また僕自身も、無論状況次第ではあるが、時にはそういった旅を愉しめる境地に達したとも言えるだろう。犬も歩けば棒に当たる。ゆったりと旅をしていれば、いくつかのささやかな出来事に遭遇する訳で、それを受け入れる心持ちさえあれば結構それを愉しめるものだと思う。白石ー仙台間であったもうひとつの出来事。途中で二人の20歳前後の遺伝性精神疾患を持った子供さんを連れたお母さん(都合3人)が僕のいたボックスシートに座った。お兄さんの方はついつい無分別に周囲のものを手で触る癖があるので、お母さんは公共の交通機関においては常にその対応に追われているらしい。きっちり周囲の人々に説明しないとまずい、という意識をお持ちの様だ。お母さんの説明を聞いて、「大変ですね。」等々相槌を打っている内に、お母さんは日々の生活等について話し始める。まもなく仙台到着のアナウンスが流れ、「愚痴ばかり言ってしまって申し訳ありません。こうしてお話しして気持ちの上で助けて貰っているのです。」「大変ですね。お体に気を付けて、頑張って下さいね。」といった会話をして別れる。

 やはり旅はいいものですね!因みに昨日帰路の新幹線では後部に人がいなかったので、リクラインを使いましたが、その後に前の座席に若い夫婦が着席。「どうぞ、遠慮なくリクラインをお使い下さい。」と声を掛けました。以上長い長い無駄話でした。それでは。

すっかり寒くなりました。

 すっかり寒くなりました。天気図に拠ると移動性の高気圧と低気圧が交互に入れ替わる状況が続いています。西高東低の「冬型」という感じではないが、大陸より寒気が流れ込んでいる模様ですね。こんな時になると俄かに気になるのが、滋賀県(琵琶)湖北で雪が積もったかどうか、ということ。震災前に大阪の造船所を訪問した後に、木之本・高月・余呉といった雪に覆われた湖北の集落を歩いたことがあった。また湖北の深い雪の中を観音様巡りをしたい、という気持ちがわいてきます。因みに今日の彦根は天気予報は雨。初めて年明けに訪れた長浜は豪雪であったが、あの年は雪の当たり年だったのかもしれません。

 テレビではノーベル賞の授賞式の話題で持ち切りですね。科学者の皆さんの受賞に到るまでの出来事(経験)は何とも面白いものが多いですね。また、かくも素晴らしい社会貢献をされている受賞者が、(特に日本人の場合は)結構つつましい生活をされている方が多いことも魅力的です。それにしても、このノーベル賞財団という、科学の世界で最も権威ある財団がスウェーデンという国にあるのは、偶然の所産とは言え、何とも素晴らしいことです。

 スウェーデンは北欧では大国ですが、欧州内では決して大国とは言えない。加えて現況の国際秩序を決定づけた第二次大戦では中立を貫いた国。当時ノルウェー・デンマークはドイツに占領され、その西方のフェロー諸島やアイスランドは英国の支配下に置かれ、フィンランドはドイツとソ連の狭間を彷徨っていた感があり、その点からしてもスウェーデンという国の特異性が際立ちます。故に国際社会の勢力関係からある程度距離を保った立場からノーベル財団の運営が可能になるし、唯一ノルウェーのオスロで式典が開催される平和賞も含め、時には大国の嫌がる様な決定をして、国際社会の喝采を浴びる。面白いですね。そして、実はこのノーベルという人の成功は当時開発されたノルウェー式捕鯨の賜物でもあった様です。

 ノーベルの活躍した19世紀末期、スウェーデンとノルウェーは同君連合、即ち同じ君主を戴く連合国でした。ノーベルはダイナマイトを発明しますが、そのダイナマイトの原料は鯨油でした。


(無論石油からもニトログリセリンを精製することは可能ですが、石油の発見は19世紀後半に米国のペンシルバニア州で発見され、米国の鯨油関係者によって精製されました。20世紀初頭にテキサスで大油田が発見され、第一次大戦までは米国が世界で唯一の石油産出国であった訳でして、それ以前の欧州への油脂の供給の大半は捕鯨によるものでした。)

 同じく19世紀後半にスベン・フォインなるノルウェー人が現代でも使われているノルウェー式捕鯨の技術(動力船+捕鯨砲+スリップウェイ)を開発し、捕鯨業界に技術革新をもたらします。その後、ノルウェーは鯨油を供給し、ノーベルはそれを原料にダイナマイトを製造する。捕鯨及びダイナマイト製造に関する特許も両国が独占し、やがてノルウェーは大型鯨の減った北極海での操業を断念し、遥か南の南極海(北極=>南極ということで、本当に遥かですね!)の捕鯨に着手します。

 何年前のことであったか、米国の加州モントレーを旅しましたが、その海事関連の歴史には常にノルウェー人の影が垣間見れる。当時そんな実感を得ました。こんな風に世界史の一場面を考えることはとても愉しいものですね。それでは。






当世公共交通機関マナー事情

 出張で電車やバスや飛行機を使いますが、今日はその際に感じたことを少々書いてみたいと思います。

 まずは、最近の日本人のマナーの良さには感心しています。昔の様に電車内にゴミは勿論新聞や雑誌を置いていく人は皆無だし、都電や地下鉄では足を交差させて座る人さえいない。僕自身は足を交差させつつ、通行人の存在に気づき次第「もとい!」とする訳ですが、こんなのは「無作法な輩のすること」ととがめられても致し方ない状況ですね。但し、大半の人々がスマホを見ている車内の風景には少々薄気味悪いものを感じます。

 それと、僕は電車に揺られながらビールを飲んだり、駅弁なんかを食べることを無上の愉しみとしています。最近の電車は速くて思いの外早く目的地に到着してしまうので、やはりがら空きの鈍行電車での長旅での飲食が一番!数年前に和歌山の太地から名古屋まで約5時間の鈍行列車の旅をしたが、あの旅は愉快だった。尤も早々にビールのロング缶2本が空いてしまい、車掌さんに停車時間の長い駅を照会。伊勢長島駅での10分の時間を使って外に出たもののの、残念ながらビールや食べ物を売っている店は無し。そんな訳で伊勢多気駅前のヤマザキストアでようやく調理パンを買えた、なんてこともあった。

 最近では新大阪駅には「列車内での飲食不可」なる表示のある「タコ焼き」が売っているとか。「その臭いが気になる人々がいる」との由でして、確かに、ご説ご尤も!でも少々窮屈に感じますねえ。誰かが何かを食べているのを見たり、その匂いを嗅いで、「俺も食べてえなあ。」なんていうのも結構愉しいものですが、、、。はい?電車は飯を食う場所じゃない?へい、ご説ご尤もでえ。

 何年か前に、なぎらけんいち著「酒に交われば」なる本を読んだが、この世にはやはり電車で飯を食らうことを無上の愉しみとしている人種は存在しているらしい。その本に拠ると、常磐線の車内で4名の茨城弁丸出しの人々がボッスクシートを占拠。携帯用のコンロを点火し、つまみも具材も相当にこだわった鍋宴会を始めたが、「列車内は火器厳禁」ということで、車掌さんに止められた由。なかなかいい話だなあ、と思うのはやはり僕だけでしょうか?

 最後に一点。最近ではバスでも飛行機でも、「座席のリクラインイングを倒すのは、後ろ座席の人の了解を取ってから」とのアナウンスが流れます。これも「ご説ご尤も」という感じではありますが、僕が観察した範囲では最近座席のリクライニングを使う人々がすっかり減った様に思われます。かく言う僕自身も、後部座席の人に圧迫感(貴重な個人のスペースの減少)を強いる様なことをお願いするのは忍びないし、気が引ける。ひょっとして、多くの人々が僕と同じ感覚から、リクラインの使用を断念しているのではないか?そう疑っています。

 だったら最初から座席にはリクライング機能なんかつけても意味がないのではないか。使わないものは不要ですよねえ。その座席の機能を生かすのならば、むしろリクライニングをされると困る事情のある後部座席の人の権利を守る(断る権利を留保する)方向でアナウンスをすればいいのでは、とい考えますが、どんなものでしょう?ということで、以上当世公共交通機関マナー事情へ投じるささやかな一石でありました。それでは。

冬の雨

  天候の方はここ数日不安定。週明けは会議で久しぶりに上京しておりましたが、「暑い」と感じる程に気温が高いことに驚きました。昨日も異常に暖かかったが、今日は肌寒い冬の雨。古い定置網の事務所でストーブにあたり、暖をとりました。季節の変わり目ということで、日々当地の風物は多様な表情を見せてくれます。

 先週から今週にかけては、私にとってほとんど「教育週間」といった感覚でした。地元の小学生や東京の大学の大学院生等、毎日の様に子供達・学生達と過ごした。さらに週末には学校関係の講演もこなした。冨浦小学校3年生の児童数は何と29名!当地の感覚では「非常に多い」ということになります。例によって鯨体処理場から和田の漁港付近を通り、会社経由和田支所まで歩きます。浜のおばさん方にとってもかくも大きな(?)子供の集団を見るのは久しぶりだったようで、「あれは何学年分の子供かね?・・・・そうか、冨浦の3年生か?随分と多いねえ。」と後から聞かれました。私自身は子供達と一緒に過ごすことは嫌いではないのですが、やはり折角それなりの人数の子供達の時間をお預かりする以上いい加減なことは出来ない。自分なりに準備をして対応することにしてます。この我が「教育週間」も本日午前の和田小5年生との時間をもって無事終了。これより落ち着いて残務を整理することにします。

 週初めの東京では昼頃に時間が空いたので、昼食後古い喫茶店に入りました。そしたら、その店のマスターが滅多に来ない私のことを覚えていてくれた様で、声をかけてくれました。店内にはマスターが撮影したニューヨークの写真が飾られていますが、「1986年頃のニューヨークは結構やばい場所だった。」といった会話が弾みました。そこへ常連のお客さんが入ってきて、さらに会話が弾む。今回は時間がなくゆっくりはできなかったけれど、次回はまた文庫本を片手にゆっくり喫茶店で過ごしてみたいなあ、と思う。今や「古語」となった喫茶店にしても、飲み屋にしても、私はそんなざっくばらんに(自然に)交流出来る場所が好きです。捕鯨関係の出張先である石巻・八戸・釧路といった場所にはそういった場所があることが何よりも愉しみですね。無駄話が過ぎました。それでは。


師走に入りました。

 ドタバタと日々を過ごしているうちに、師走に入りました。今朝も初冬のすこし虚ろな陽光が山々を照らす、静かな日です。昨日沖の定置網の網入れが完了。明日2日より沖と灘の2ケ統の操業となります。外房捕鯨は11月が期末なので、今日より新年度が始まることとなります。

静かなり

 それは人口減少に拠る部分が大きいのでしょうが、やはりいいものですね。何だかとてもほっとした感覚。我がこころを圧迫していた何物かより解放された感覚。かくして人間は生きていく。明朝は港に定置の水揚げを見に行こう。午後は安房郡市退職校長会主催の文化講演会で捕鯨のお話しをさせていただきます。

 ネットニュースでは見事に黄葉した明治神宮の銀杏並木の画像がアップされています。当地では散ってしまったが、こういった場所に人々が集まることに好感を覚えます。日本人の繊細な四季の移ろいを愛でる習慣は健在なり。そう思いました。それでは。

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