fc2ブログ

外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

秋の気配

 今朝は5時半より、自宅近くの神社や裏山方面を散策。4年前から和田浦を訪れているスイス人の女流監督の撮影に協力する必要があり、27℃という最低気温にも拘わらず、散歩に出た次第。彼女が制作中の映画は捕鯨云々の話ではなく、和田浦という集落、いわば「小宇宙」を、映画という形式で表現する「映像詩」といった類のものらしい。僕ももうすぐl釧路に向かうので、早めに対応する必要があったのだ。

 昨晩雨が降った影響か、今朝は結構涼しく感じた。蝉の合唱も幾分小さくなった様に思う。黄色に変色した桜の木の葉も散見された。神社のスダジイの巨木の下には、その実と思われる緑色の小さな球体無数落ちていた。秋と言うにはまだ暑いが、季節は確実に移ろいつつある。そう実感した次第である。

 ところが自宅に戻り、シャワーを浴びると、身体が火照って、汗が噴き出す。やっぱりまだ暑いなあ!とまあ、そういうことで、今年最初の「小さな秋」の発見でした。それでは。

今夏の和田浦ツチクジラ漁は昨日8月20日を以って終了しました。

 昨日8月20日、船は久しぶりに操業しましたが、ツチクジラの発見なし。房総沖の海況は回復したものの、異常な高水温、マッコウクジラの発見はあったものの、この台風由来の休漁期間を経て、海の様子が変わった模様です。一方で南の熱帯高気圧の影響か、明日あたりから風が吹き始める見込み。9月1日には北海道は釧路にてミンククジラ操業を開始するので、海が荒れる前に津軽海峡を渡る必要がある。北方海域でも日本海側に低気圧が発生しており、海況は不安定との予想。それらの諸事情を勘案し、昨日8月20日の操業を以て令和5年度のツチクジラ操業を終了する判断をしました。これより船は随時北に向かいます。

 今夏は7月下旬に海況が安定し、「まだまだ行ける!」といった感触を持っておりましたが、連続して日本列島を襲った2つの台風の影響で、3週間もの期間働けなかった。かつても歩みの遅い台風に悩まされた記憶はありますが、今夏はそれが再現された感覚。捕獲頭数は8頭に留まりました。いろんな想いが去来するが、それはそれとして現況を受け止め、前を向いて働いていきたいと思います。

 今夏の猛暑、朝の(最低)気温が27℃という状態ですと、朝の散歩にも気が進まない。たまには雨でも降ってくれると気分は変わるのですが、大した降雨も無し。東日本一帯が将に灼熱列島となった感覚ですね。TVの気象情報も「熱中症にご注意を!」と繰り返すばかり。事件でも起こらない限り、この猛暑に関する報道は随分と減った気がします。昨日は東京の生徒達10名程と和田浦散歩を実施。午後3時から5時前という時間帯でした。最初は「まあ、こんなものか。」といった感覚で歩き始めましたが、鯨体処理場に到着した頃には「何やらちょっと普段と身体の雰囲気が違う!」という感覚に襲われました。着衣は汗でビショビショ、処理場からまたWAOに歩いて戻ると想うとぞっとしました。という訳で、皆さんのバスに同乗し、WAOまで送って貰いました。こんな横着なことをお願いしたことは初めて。生徒達には「自分の足で歩くことで、自らの五感を以て、その場所の多様な物事を感じ取ること」を勧めました。女子生徒の意向を踏まえ、稲荷さんの丘を登る行程をスキップ。鯨体処理場の日陰で結構長い時間を過ごしましたが、一緒に歩くと、何となく近しい人間関係が形成されるのでしょう。「僕はその丘を登りたいですよ!」「そうだよね、高い処から眺めると、ここがどういう街かがよく見えるんだよ。でも今日のところは、行きたくない人もいるから、ご勘弁を!」といった会話がありました。生徒達には、「旅はいいよ!着いたら何の目的もなくとにかく歩き回るんだ。そしたら、なにか面白いことがあるから。」そんなj話をしました。

 一昨日TVで正岡子規の番組を視ました。重病を抱えながらも、明るさを失わず、短い生を全うした人です。司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」では、日露戦争の英雄である秋山兄弟の重厚な生き方に対し、軽い言動を繰り返す人物という印象が強く残っていた。でも、(肺病で)血を吐く己をホトトギスに模し、「生きているのは苦しい。書くことはもっと苦しい。でも書いたものが新聞に掲載される喜びで、僕は生きている。少しでもいい、やはり僕は書きたいのだ。」と、病状を憂慮して連載を中断した新聞社に訴える。そんな言葉と生来の明るさ・軽妙さは全く矛盾しない。凄みさえ感じられる。そんな感想を持ちました。それでは。


明日8月21日の解体はありません。

本日8月20日、船は久しぶりの操業です。

明日8月20日の解体はありません。

 本日8月19日、海況はそれなりに改善している様ですが、操業出来ず。従い明日8月20日の解体はありません。

相変らず海況芳しからず。

 お盆の最中は台風の影響で相変わらず海況悪しく、船は操業する機会がありませんでした。芳しからざる海況は相変わらずで、困ったものです。一方で9月からは釧路でのミンク操業が始まります。かくも海況が悪いと、「どの時点で津軽海峡を越えていないと間に合わない」ということになる。そんな要素を考えながら、操業予定を検討しております。

 天気予報によると20日頃には海況は改善の見込み。その辺がツチ漁のラストチャンスとなるか、と考えております。今夏7月は海況に恵まれたものの、8月は台風に翻弄された感覚。なかなかうまく行きません。南方水域の高海水温は恒常化しているのが現実で、その高い水温は確実に台風を生む。それがどの方向に来るか、ということになる訳ですが、夏の不安定な海況は悩みの種です。本来最も海況が安定するのが夏でしたから。それでは。

台風銀座

 相変らずの天候と海況。日本列島はゆっくりと台風6号が去り、7号が近づく状況。たった2つの台風で「銀座」はないか?でもこれらの影響は結構大きく、日本各地に多くの積乱雲(台風の近くでは線状降水帯)が形成され、豪雨をもたらす。当地でも時折熱帯のスコールを思わせる大雨が降るが、それは短時間で止んでしまう。「雨の後の湿気」を嫌う向きもあるが、僕としては地面に籠った夏の熱を洗い流して欲しい。そんな感覚があります。やはり酷暑の中の雨はいいものです。

 この歩みの遅い台風、特に沖縄地方に酷い惨禍をもたらすのでは、と心配されました。酷暑の中の停電に関する報道にはこころが痛んだが、その後は悪い情報に接していない。無論新聞やネットニュースをざっと読むだけで分かることは限られるが、やはり台風銀座とも言える沖縄地方、長年の経験により、台風に対し堅牢な集落・家屋の構造が用意されているのだと推察します。

 今日の新聞では、「SNSを使って世論を操作する手法」に関する記事が興味深かった。ケンブリッジ・アナリテイカなる英国のデータ分析会社(既に破綻)は、SNSに参加している個人の3000の「いいね」反応より、その人の心理的傾向を分析。そして適切と判断される対象者に向けて、「世論操作を意図する人にとって都合のよい物語(ナラテイブ)」を発信。その後は人工知能が各個人のSNS上の反応を監視・学習し、その「都合のいい物語」を大いに拡散してくれる人々に、続々と「新しい都合のいい物語」が発信され、その「物語」は加速度的に拡散される。僕はSNSを使っていないので感覚的によくわからないが、概ねこんな手法・技術ということだと理解した。

 因みにこの(既に破綻した)会社には、2014年頃からロシア系の資金や人材が大量に流入し、米英両国の世論操作に関する研究が増加。米国大統領選を控えたトランプもその顧客となった。その後ロシアによるクリミア併合がなされ、英国のEUからの離脱、トランプ大統領の誕生といった事件(?)が起こり、英米では「反移民・白人ナショナリズム」の世論が拡大した。因みにトランプ政権の首席戦略官を務めたバノンというおっさんは、この会社の副社長だったとか。そんなことをかつてその会社で働いていた人が告発しています。この技術の厄介なところは、国を挙げてSNSの情報統制をしている社会に対しては有効ではなく、自由な発信が可能な、言論の自由が保障された社会に対して効果的というところです。いやあ、困ったものですね。

 先日観たロシアに関する番組の中で、ある歴史学者の「国家の為政者は、戦争を始める理由として、過去の歴史を使うべきでない。」という言葉が印象に残りました。近代の軍事技術が人類に甚大な不幸をもたらすことは、第一次大戦以降の歴史が証明している。概してひとつの国家が形成され人々がその国の定めた法の下で生活していれば、そこでそれなりのナショナリズムが形成される。その国が他国から侵略されれば、そのナショナニズムが侵略に対する抵抗を生む。とりあえずは現在の国境線を尊重する。その国境線に関して合意が形成されていない場合は、それを曖昧なままにしておく。勇ましい格好のいい議論に対しては、一歩下がって疑いの目を以て眺める。それが、とりあえずは不幸を起こさない、人類の知恵なのではないか?そんなことを感じます。それでは。




さて、困りました。

 酷暑の中、久しぶりに書きます。当初台風6号が日本列島太平洋岸を通過する公算大ということで、「当面は漁の再開を期待出来ず。」としました。その後台風6号は長期に渡り東シナ海に留まり、現在九州をかすめて北上中。一方で房州の南々東海上に台風7号が発生。これら2つの台風の影響で房州沖は波風強し。台風7号は現時点の予想では発達しながらお盆に関東地方に上陸。その影響は相当に長期化する気配にて、操業再開の見通しは立たず。困ったものです。

 今夏7月は好天・良い海況に恵まれたものの、南方海域における高水温はここ10年以上は続いている。水温が高ければ台風は発生する。その台風がどういった経路を採るのかは予測不可能だが、まあ従前の経験からして操業に影響を及ぼす可能性は高い。そんなことで、「夏らしい安定した海況」は今や昔の物語となりつつあります。

 昨日のニュースでは件の日本大学アメフト部の大麻事件で大騒ぎ。僕はと言えば、今回の日本大学上層部の採った対応については同情的です。そもそも何故にかくも大騒ぎになるのか?それは過去の2つの事件に拠る。ひとつは日大アメフト部部員が試合で相手の中核選手に怪我をさせる意図を以てタックルしたこと。監督とコーチは「部員を試合に出場させる、選ぶ権限」を背景に、当該選手をその卑劣なおぞましい行為を実行する方向に誘導した疑いがあることでした。結局監督とコーチの「誘導行為」は立証されず不起訴となった由ですが、スポーツの場でこんな卑劣なおぞましいことが起こることに唖然としたものでした。それともうひとつは、(当時の)日大理事長が附属病院の医療機器等の購入を巡って多額の賄賂を受け取っていた、という事件です。これら2つの事件への反省から、大学の管理体制を刷新することになった。それが僕の理解です。

 一方で今回の大麻事件であるが、そこに過去の2つの事件に明確に認められる卑劣さやおぞましさを感じられるだろうか?確かに日本社会は麻薬(覚醒剤)使用には非常に厳しい社会ではあるが、違法性という点では未成年の酒・タバコと同類と言えなくもない。また商行為を伴わない限りにおいては、本人は罪に問われるものの、他者に害を及ぼすリスクは極めて小さい。大学側がOBの元警察関係者に相談したり、同じ寮の学生と面談した行為は、「学生を守る」為にした行為かと僕には思われる。あわてて110番通報をするのではなく、時間をかけて丁寧な対応をすることが、「学生を守ること」なのだと思うのだが、どうであろうか?

 一方で現物(らしきもの)が寮で発見されてから、「長期に渡り隠蔽を続けた」との批判がある。それを言うのなら、昔僕の出た高校では生徒の飲酒も喫煙も全て高校側が隠蔽した、と言えなくもない。そう言えば、昔何かの打ち上げで同校の生徒達が大いに飲み、酔った生徒が駅員さんにホースで水をかけた、といった事件があったと聞いているが、それはどう処理したのだろうか?尤も当時は地域の祭礼で高校生が飲酒をすることは当たり前のことで、警察も、そして地域の人々もそういうものと理解していた。という訳で、麻薬と酒・タバコという違いがあるにせよ、今回のマスコミの日本大学への批判は行き過ぎと言えそうです。

 その他では、最近はマイナンバーカードの問題で紙面が割かれているが、僕はあまり興味がない。このデジタルの時代、効率的な行政事務を運営するには、このカードは不可欠なものであろう。このカードのシステムは昔「国民総背番号制」と批判されたものである。それが(当時は戦争中に起きたことへの批判の意味も込めて)直接徴兵制・学徒動員と繫がっていた記憶がある。個人情報をどう管理するか?そして個のプライバシー保護という観点からどういったルールを定め、それを具体的にどういった仕組で遵守させる様にするのか?そういった問題と考えております。

 以上、久しぶりの無駄話でした。それでは。


本日8月4日、船は操業していません。当面の間操業再開は難しいと予想します。

 本日8月4日、船は操業していません。昨日同様東海上の低圧部の影響で波風が強い。台風は追ってゆっくりと東或いは北東に進む予想なので、当面はこの時化は継続するものと予想。操業出来ない状況で港に待機する意味はなく、船員を一時的に帰郷させています。台風が来てしまうと波風の影響でしばらくは働けない。この仕事の宿命ですね。以上m

本日8月3日船は操業出来ず、明日4日の解体はありません。

本日8月3日、沖は風強く船は操業していません。従い明日4日の解体はありません。

 この風は沖の(相対的な)低圧部由来の様ですが、予報に拠ると台風6号はしばらく東シナ海南端部に留まり、その後は東に向かい、日本列島の太平洋沿岸を通過する予報。このシナリオで行けば、今後房総半島沖も徐々に波風が強まり、しばらく大荒れの海況となります。とうとう来るか、、、、。かつて秋の風物詩であった台風は最近では当たり前の様に夏場に到来します。予報がこれからどう推移するか、じっくりと観察していきます。

 かつての秋の台風の記憶。想えばここ20年来僕は9ー10月を北海道で過ごすことが多く、最近の房州の秋の雰囲気をよく知りません。子供の頃の台風の色と言えば、黄金色の稲穂乃至は稲藁の色がこころに浮かびます。暑かった、という記憶はない。今では当地の稲刈りは8月中に終了するが、昔は「みのりの秋」に稲刈りは行われていた様に思います。台風通過後に南から残暑の風が吹き渡る。そんな記憶もありますね。それと台風と繫がった記憶ではないけど、秋に房州の田園は彼岸花の鮮やかな赤に彩られます。という訳で季節感が変わってしまった。

 そう言えば、過去に何度か紹介した井上靖さんの詩からも当時の季節感を偲ぶことが出来ます。酷暑の続く折り、ちょっとした清涼感をもたらすべく、その詩を以下に紹介しましょう。詩の題名は何と「十月の詩」です。それでは。

十月の詩  井上靖
はるか南の珊瑚礁の中で、
今年二十何番目かの颱風の子供たちが
孵化しています。
やがて彼等は、石灰質の砲身から
北に向って発射されるでしょう。
そのころ、日本列島はおおむね月明です。
刻一刻秋は深まり、どこかで、謙譲という文字を
少年が書いています。

 | HOME |  »

プロフィール

gaibou

Author:gaibou
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する