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外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日7月16日の解体はありません。

 本日7月15日はやはり海況悪しく、船は操業していません。従い明日16日の解体はありません。雨は治まったものの、やはり天気図は相当に悪い印象。北方のオホーツク高気圧から風が吹き、波も高い様です。

 今日陸上従業員は小舟を使って港の水深を計測をします。和田漁港は砂が流入して相当に浅くなっており、毎年浚渫工事が行われてはいるものの、なかなか船が入れる状態にならない。太地の船に到っては船底を擦るリスクを嫌って震災前から和田漁港に入港していない。平成18年に環境省の法律が変更され、港内の浚渫工事で出た砂を沖に捨てることに厳しい規制が施行されました。県はその法律を理由に「港内の砂を除去しても捨てる場所がない」として結果的には久しく放置。震災前から港の水深は相当に浅くなり、捕鯨船の入港が難しくなりました。震災後ようやく浚渫が開始されました。それは有難いし、感謝申し上げる次第ではありますが、ここ10余年の状況の推移を俯瞰すれば、環境省の法律が施行された後の「空白の5-7(?)年間」が港の状態を不可逆的(と言ってしまっては元も子もないが)にまで悪化させてしまったことは明らかです。ここ数年浚渫工事を継続していますが、なかなか捕鯨船が入港できる状態に戻りません。行政としては「やることはやっている」という感覚かと想われますが、漁業者にとっては「船の入れない港」は「港」ではありません。

 今日は「海の記念日」。子供の頃、この時期は夏休みに入るタイミングでして、気温も上がり、「海に入るのが待ち遠しい」時期だったと記憶しています。でも今年は雨天や曇天にして気温は上がらず、どうもしっくりきませんね。NHKの朝のニュースでは「海の記念日」に関連し、先の震災で深刻な被害を被った南三陸町(旧志津川町)の養殖の様子を放送していました。プロの水中カメラマンの技術を「皆さんも水中の生き物の画像を撮りたいでしょう!」といった論点から紹介(非現実的也)。養殖の銀鮭を「旬の食材」と紹介(僕の感覚では、「養殖」と「旬」はなじまない)。非過密(粗放)養殖のメリットを水中酸素の消費量のみに結び付けて強引に銀鮭の品質向上を説明(本来牡蠣の養殖の方が、酸素量のみならず餌となるプランクトンの摂取環境の向上するという意味で、明らかに粗放養殖の効果が大きい)。どうも釈然としない違和感が残りました。報道機関におかれましては、担当記者の「思い込み」から「インパクトの大きそうな報道」をしよう等と考えず、小さな事実を積み上げることで歴史と現況をよく理解した上で、彼らなりの「作品」(敢えて「作品」という言葉を使います)を世に問うて欲しいものです。

 南三陸町(僕は「志津川」という旧名の響きが好きです)は日本の銀鮭養殖のメッカともいえるところ。そもそも「銀鮭」なる魚種は天然の鮭の中では資源量の少ないマイナーな魚種ですが、「養殖しやすい」ということですっかりメジャーになったもの。確か北洋のサケマス事業の最大手であったニチロ漁業の技術的なサポートを受け、日本では志津川で最初の銀鮭養殖が始まったものと理解しています。その後40年間の日本・世界の鮭鱒市場の変動には驚愕しないではいられません。それでも志津川の銀鮭が「旬」(?)の魚として紹介されることは、違和感があるとは言え、実は結構喜んでいる部分はありますね。

 今日は我が心に浮かんだことを、よく考えもせずに、書きたい放題。戯れとご容赦下さい。それでは。






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