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外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

令和元年の夏のツチクジラ漁は終了しました。10月頃に再開の予定。

 令和元年夏の和田浦のツチクジラ漁は去る8月22日の解体(累計で17頭の捕獲)をもって終了しました。船は既に北に向かい、宮城の解剖員は今朝から明朝にかけて帰郷。月末に釧路に向かうまでかりそめの帰郷ということになりますね。現況では和田漁港は物理的に捕鯨船は入港不可ゆえ、仕方なく小舟で鯨体を回収に行きますが、海況が悪化するとこれがとても危険な作業となる。今夏も何度か肝を冷しましたが、とりあえず無事に済んでよかった。

 一方で21日以来、解体情報の掲示を怠り、大変失礼しました。21日より一泊で九州に行っておりましたが、嬉野の宿では温泉にさえ入る元気が出ず、パソコンをつなぐ余裕も無し。23日午後の佐賀=>成田便で帰郷しましたが、翌24日は終日寝ていました。佐賀空港は広々とした田舎空港でとても気に入っているのですが、使い勝手のわかならいレンタカーを使って慣れない道路を走り回るのはやはり消耗するものですね。加えて成田空港はハイシーズンとの由、駐車場運営会社の人々も相当に殺気立っていました。そんな殺気や暑さも人を消耗せしめる要素ではありますね。令和元年夏の風景として記憶に残りそうです。

 駐車場会社は、「ハイシーズンは飛行機出発の3時間前に来場すべし」とHPに表示。でも、国際便でもLCC(国内のローカル格安便)も3時間前というのは不合理なのでは(?)電話で指摘したところ、「空港付近の道路も混むから!」と聞く耳を持たない様子。当日受付にて本件指摘したところ、将に「鬼の様に忙しい(昔札幌で使っていた表現です)」為、とにかく仕事を切り回すことで手一杯なのですね!帰路の際にバスの運転手に聞いてみたら、駐車場スペースは5000台分・送迎バスは4台・普段は30名程度の従業員で賄うが、ハイシーズンには50名が働いている由です。駐車期間を平均4日と仮定すれば、何と1日に1250台の自動車を客の成田到着に合わせ、駐車場にすぐに乗れる状態で準備した(置いた)上で、飛行機から降りた客を拾い駐車場に送り届ける仕事ということになります。それに加えて日々1250台の自動車を受け入れ、時にはペットまでも受け入れる必要がある。これは大変な仕事ですね!

 昨朝の気温が25℃程度と、だいぶ涼しくなってきました。秋雨の季節ですが、まだ湿度が高く「快適」とは言えません。井上靖さんが書いている「秋索索(さくさく)たり」というのは10月のことかしら?「索索(さくさく)」とは琴の音や、風が木の梢を吹く音を表現する言葉の由です。「乾いた音」という気がしますし、それは涼気を連想せます。

 僕らは月末に北海道の釧路に向かいますが、「秋索索(さくさく)たる」頃に再び和田浦に戻り、ツチクジラを再開、残枠を消化する予定です。夏の間お世話になりました。それでは。




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