外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

おお 仕事は愉快!

 本日8月5日、1頭捕獲。明日6日の解体は午前5時から開始します。これにて残枠は3頭、但し明日以降は1日に1頭のみの解体となり、2頭を処理することはありません。

 猛暑の日中の解体作業が続きますが、1頭のみということもあり、皆元気に働いています。今日の昼食は現場で握り飯を食べましたが、これのうまいことうまいこと。僕は紅鮭の握り飯を5個食べてしまいました。(食べられなかった人がいたりして?)当社の夏の現場の朝飯は北洋産紅鮭塩蔵品が定番の一点豪華主義。これを食べると他の鮭を食べる気がしません。実は当社の誰に言わせても、夏の解体現場で食べる朝飯が最高のご馳走なようです。そんな現場の飯を食べてすっきりと仕事を終えることが出来れば、「おお仕事は愉快!」という気分に?そんな馬鹿なことを考えるのは僕だけですね。今日はそのことを以下少々書きましょう。
 
 
 かつて僕は東京の水産会社にて魚の貿易の仕事をしていました。4年目の年に一年間強アメリカで大学にいったり、現地法人やその取引先で働かして貰った後、転勤。いわゆるアラスカビジネスの世界に入りました。アラスカビジネスは当時蟹と鮭が主体、その他に真鱈、銀鱈、鰊(数の子)等の商材を扱う仕事です。現地法人は蟹と鮭を加工する工船や、アルーシャン列島のダッチハーバーには陸上工場を所有しており、その工場や工船に親会社の代表者として、或いは買付人として、技術者を引き連れて就労します。同僚がブリストル湾で紅鮭をやっていれば、僕が東京にて連絡の受け手をやり、同僚が帰国すれば、入れ替わりに僕がアラスカに行く、といった生活をしていました。10月のタラバガニの操業なんぞは3-4日で捕獲枠が消化されてしまうので、ほとんど1週間徹夜状態、日々2時間程度の仮眠をして過ごします。その間に大手の蟹専門の外食チェーンのバイヤーさんのアテンドの仕事が入ります。仮眠のみで過ごしていると、今日は何日という感覚が麻痺し、約束の時間をすっぽかしたり、といった不具合が発生します。その時の帰路の送迎時間に寝過ごし、あわてて空港に向かい、名古屋の「かに将軍」のバイヤーさんだったか、飛行機に乗り込む姿に頭を下げたところ、大きく手を振ってくれ、ほっとした記憶があります。

 これは極端な時期だったが、そんな生活を3ケ月も続けて帰京し、キャッシュカードの残高を見ると、「おやおや、こんなに銭が、、、」、早速同僚に「よっしゃー、今晩はまかせろ!」といい、夕刻飲みに行きます。当時僕はは数寄屋橋交差点から公園と泰明小学校の間の狭い路地を入って、右に出たところにある「ローレライ」なるドイツ風歌声ビアホールの上得意でありました。その店は、30分間、白髪のおいじいさんが客のリクエストに応えてアコーデオンを弾いてくれ、ボリュームの低い数本のマイクで、客全員で歌を唄う。次の30分は休憩で、ビールを飲み、また30分後にまたまた皆で唄うことを繰り返す、昔の「歌声喫茶」の雰囲気ですね。

 あの時は同僚のM君とそこで愉快に飲んでいたところ、客のリクエストで「おお牧場は緑」が始まりました。歌詞の「雪が溶けて 川となって 山を下り 谷を走る 野を横切り 畑をうるおし 呼びかけるよ 私に」というところを、「鮭が登り、卵が孵化し、鮭になって、海を横切り、川口に戻り、漁師をうるおし」などと馬鹿な歌詞をつけて一緒に唄っていたところ、その次が「おお 仕事は愉快!」。あのいアラスカの生活とこの歌詞の落差に、二人で七転八倒、腹の底から笑い転げているのを、隣にいたお姉さん方に怪訝そうな目で見られていたのを思い出します。それにしても、「おお仕事は愉快!」というのは笑ってしまう程インパクトのある、いい歌詞ですね。このドイツ風ビアホール「ローレライ」は今でも営業しています。未だに上京して時間があれば顔を出すことはありますが、まあかつての元気いっぱいの雰囲気はありませんね。客の高齢化の問題かもしれません。もしこんなお店に行きたい方は、「ローレライ」℡03-3571-5403、有楽町駅から徒歩5分程度です。たまには行ってみたいですねえ。今日の無駄話はこんなところで。





 

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