7/28-29に第四回和田浦くじらゼミを開催します。
連絡が遅れ、申し訳ありません。7月28(土)-29日(日)の和田浦くじらゼミを開催させていただきます。今回は館山市教育委員会との共催で、講義は館山市立博物館分館付近にて実施・夕刻和田浦に移動してBBQ交流会という段取りになります。奮ってご参加の程、よろしくお願いします。
詳細(募集要項)は以下の通りです。なお、申込用紙を別途このブログにアップしますので、それをコピーして必要事項をご記入の上、メール又はファックスでお申し込み下さい。
申込用紙をパソコンから取ることが出来ない方は、電話番号080-2558-0238・ネイチャースクールわくわくWADA(担当:北見さん)へ直接電話して下さい。
メールでのお問い合わせに関しましては、hakubutukan@city.tateyama.chiba.jp(館山市立博物館)宛にメールして下さい。申込用紙のファイルをお送りすることは可能です。
平成24年7月5日付け
第四回「和田浦くじらゼミ」参加者募集要項
テーマ:「万祝―房州発祥の漁民民芸の結晶―を鑑賞し、考える」
(1)開催日時と募集人数(一泊二日)
7月28日(土)13:00から29日(日)午前中まで 40名
(2)参加費:1万2千円(一泊2食+酒代込み。)
宿泊を伴わない参加も可能です。地元の皆さんが電車利用で夕食(交流会)まで
参加が出来る様に、プログラムを調整しています。費用については、ゼミ参加費、
交流会費、宿泊費と、個別に設定します。詳細は以下(9)項をご参照下さい。)
(3)テーマ:「万祝―当地発祥の浜の民芸品より房州の浜の生活を見つめるー」
万祝(まいわい)とは、江戸時代の房州の漁村社会において大漁の際に船主や網元が
漁師に配った祝い着を起源とし、その後広く太平洋沿岸の漁村社会に広まった民俗的衣装です。その色彩の鮮やかさから「漁民民芸の結晶」とも言われており、またその図柄から当時の漁民の信仰の世界を垣間見ることが出来る貴重な資料です。
また、江戸時代初期に勝山(現鋸南町)で始まった房州の古式捕鯨の元締め醍醐組も
捕鯨の万祝を漁師に配布しており、それは現在館山市博物館分館に収蔵されています。
さらに明治初期に旧白浜町滝口から米国西岸のモントレーに移住しアワビの缶詰加工等を手がけた小谷家の人々の活躍は、現在館山市と米国カリフォルニア州モントレー市との間で公的・民間レベルで継続されている交流事業のきっかけとして広く知られていますが、この小谷家の人々は日米の国旗を交差させた万祝を作成。その日米の友好関係を祈念する万祝は現在館山市博物館分館に、モントレーと房州の交流の象徴として展示されています。
第4回「和田浦くじらゼミ」では、この「万祝」をテーマとし、館山市立博物館分館
(旧安房博物館)を会場に、そこで展示されている万祝をじっくりと拝見しながら、
「万祝とは何か?」、「万祝の製作方法について」、「モントレー日米友好万祝が製作される経緯とその後の展開」といったことを講師にお話しいただき、万祝の美・房州の浜の信仰の世界・日米友好万祝を起点にしたモントレーと房州の交流の歴史と現況の解釈、といったことについて理解を深めることが出来れば幸甚と考えています。
加えてこのセミナーを通じて、かくもゆかしき歴史を誇る房州と米国加州モントレー市間の交流の促進に微力ながらも貢献したいと考えています。
(4)申込先:館山市立博物館にメール又はファックスで申し込み
(ア)申込書フォーム:別添。(ネット上に掲載した募集要項から、メール送信、又は
フォームを印刷してファックス送信を出来る様にします。)
(イ)メールでの申し込み方法:別添の申込書フォームに必要事項を入力の上、
メールアドレスhakubutukan@city.tateyama.chiba.jp(館山市博物館)宛送信して下さい。このアドレスにメールで申込用紙を請求することが出来ます。
(ウ)ファックスでの申し込み方法:別添の申込書フォームに必要事項を記入の上、
ファックス番号 0470-23-5213までファックスでお送り下さい。
(エ)電話でのお問い合わせ先:ネイチャースクールわくわくWADA(担当:北見)
こちらより申し込み用紙をファックスでお送りすることが出来ます。
電話番号は080-2558-0238、受付時間帯は 8:30-17:30です。
なお、メールアドレスhakubutukan@city.tateyama.chiba.jpへメールで照会することも可能です。
(オ)申し込み期限:7月23日(月)
(5)集合時刻 / 場所
集合時刻:7月28日(土)12:50(12:00受付開始・13:00開講)
集合場所:“渚の駅”たてやま 海辺の広場レクチャールーム
*集合場所となるレクチャールームは、館山市立博物館分館と同じく
“渚の駅”たてやまの敷地内にある「海辺の広場」(ミニ水族館)の中にあります。
*住所は、「館山市館山1564-1」。カーナビご利用の方はこの住所を入力して下さい。
*駐車スペースは、集合場所にあります。
*セミナー終了後、自動車又は電車で和田浦へ移動します。(宿泊者はいったん宿へ)
(6)宿泊先(基本的に和田浦駅又は和田港の近くの民宿3施設)
*「民宿 長吉」、「四季の宿じんざ」、「花の宿 安田」に分宿していただきます。
参加者の部屋割りについては、NPO法人ネイチャースクールわくわくWADAが、
皆様が申し込み用紙の「宿泊に関する要望欄」に記入された要望を参考に調整します。
申し込み用紙の「宿泊に関する要望」欄にご要望等をご記入下さい。
但し、「男女別の相部屋」が基本であり、ご要望に沿えない場合も想定されますので、
予めご了承下さい。
*各参加者の宿泊先、部屋割り、和田浦へ移動した後の予定については、
受付の際に個別に説明します。
(7)具体的なスケジュール
(ア)第一部:7月28日(土)13:00から15:40まで
12:00 受付開始
12:50 集合時刻
13:00-13:10 開講・「イントロダクション」
13:10-13:30 「万祝談義を始めましょう!」講師:西脇茂利さん
13:30―14:10 「漁絵馬と万祝」 講師:平本紀久雄さん
14:10―14:20 質疑応答
14:20-14:30 休憩
14:30-15:00 「モントレー日米友好あわび万祝縁起」
講師:鈴木幸祐さん(鴨川萬祝染 鈴染代表)と三橋祥江さん
15:00-15:30 博物館内にて万祝鑑賞
15:40 第一部のセミナー終了。
その後、電車または自動車で、館山市博より交流会会場(和田浦の鯨体処理場)に
移動します。
(イ)館山市博物館分館から和田浦への移動について
(自動車で移動される方)=>南房総市役所和田地域センター又は宿泊施設に駐車のこと。
(電車利用の方)=>館山発16:14に乗車(和田浦着16:40)乗車のこと。
(移動後の予定について)=>民宿名・部屋割りも含め、受付の際に説明します。
なお、移動の際の事故等のリスクについては、和田浦くじらゼミの管轄外となりますので、参加者各自の責任で慎重に移動していただけます様よろしくお願いします。
(ウ)第二部:懇親会の部
15:40終了後、電車又は自動車で、和田浦へ移動。
18:00―21:00 鯨体処理場でのBBQ交流会
21:00- 西脇さんを囲んでの二次会(四季の宿「じんざ」にて)
(エ)第三部:7月29日(日) 正午までに終了
鯨の解体の有無次第であり、流動的ですが、メニューとしては以下を想定しています。
最終的にはBBQ交流会にて、29日(日)午前の予定を連絡します。
*日本鯨類研究所の西脇さんの案内による解体作業見学。
*解体が無い場合は、和田の漁村集落、農村集落の散策し、浜の信仰の世界を偲びます。
*定置網の水揚げの見学
*最終的に南房総市役所地域センター2階の会議室に集合し、
正午までには閉会とします。
(8)7月28日(土)の電車の時刻について
日帰り参加も可能です。晩の交流会にも是非ご参加下さい!(解体場に会場を設定)
クジラとは勿論、房州の海と山の幸を用意します。
なお、和田浦駅発の最終の電車は以下の通りです。
館山方面最終電車 21:29(千葉行)
安房鴨川方面最終電車 21:17(安房鴨川行)
(9)参加費に関する諸規定
全日程参加費 12,000円
(明細)
*ゼミ参加費(保険料500円を含む) 2,000円
*一泊朝食付宿泊費 5,000円
*交流会(夕食)費(酒代込み) 5,000円
なお、現在有志にて「モントレー日米友好万祝」の複製を製作してモントレー市の関係団体に寄贈するプロジェクトが現在鋭意検討されています。
当日、その趣旨等を説明させていただきたいと思います。
ご賛同いただける皆様には、寄付をお願いしたいと思います。
(10)「和田浦くじらゼミ」とは?
地元の捕鯨会社外房捕鯨㈱の庄司義則氏、(財)日本鯨類研究所の西脇茂利氏、成城大学の小島孝夫氏の3名を世話役として、毎年和田浦のツチ鯨の漁期中に、「クジラ」ないしは「捕鯨」に興味を持っている皆さんを和田浦に召集。地元房州の人々を含めた40名程度の少人数のセミナー形式で、クジラのこと、捕鯨のこと、房州の海辺の生活とその歴史を一緒に勉強し、情報・意見交換をする場です。運よくツチ鯨の解体があれば、その現場を「鯨の科学」の専門家である日本鯨類研究所の西脇さんと一緒に見学。夜は鯨の解体場にてクジラや房州の海の幸を酒の肴に、皆で語り合う。我々はそんなざっくばらんな知的空間をボランテイア仲間で創造することを目指しています。
なお、昨年よりNPO法人ネイチャースクールわくわくWADAと、館山市立博物館と共催の形で実施させていただいています。館山市博物館分館(通称:「渚の博物館」)は旧県立安房博物館を引き継ぎ、房州の海の生活史の関わる多くの資料を保管している博物館です。今回の「第四回和田浦くじらゼミ」におきましては、館山市立博物館に昨年同様共催者として関与していただき、今回は同分館(「渚の博物館」)を第一部(セミナーの部)の会場として使わせていただき、博物館に収蔵されている貴重な資料「万祝」をじっくり拝見させていただけることになりました。
今後も、同館が所有する貴重な資料をして、房州の浜の歴史・人々の生活を如実に語らしめる形で、「和田浦くじらゼミ」の質を高めていけたら幸甚と考えています。 以上
詳細(募集要項)は以下の通りです。なお、申込用紙を別途このブログにアップしますので、それをコピーして必要事項をご記入の上、メール又はファックスでお申し込み下さい。
申込用紙をパソコンから取ることが出来ない方は、電話番号080-2558-0238・ネイチャースクールわくわくWADA(担当:北見さん)へ直接電話して下さい。
メールでのお問い合わせに関しましては、hakubutukan@city.tateyama.chiba.jp(館山市立博物館)宛にメールして下さい。申込用紙のファイルをお送りすることは可能です。
平成24年7月5日付け
第四回「和田浦くじらゼミ」参加者募集要項
テーマ:「万祝―房州発祥の漁民民芸の結晶―を鑑賞し、考える」
(1)開催日時と募集人数(一泊二日)
7月28日(土)13:00から29日(日)午前中まで 40名
(2)参加費:1万2千円(一泊2食+酒代込み。)
宿泊を伴わない参加も可能です。地元の皆さんが電車利用で夕食(交流会)まで
参加が出来る様に、プログラムを調整しています。費用については、ゼミ参加費、
交流会費、宿泊費と、個別に設定します。詳細は以下(9)項をご参照下さい。)
(3)テーマ:「万祝―当地発祥の浜の民芸品より房州の浜の生活を見つめるー」
万祝(まいわい)とは、江戸時代の房州の漁村社会において大漁の際に船主や網元が
漁師に配った祝い着を起源とし、その後広く太平洋沿岸の漁村社会に広まった民俗的衣装です。その色彩の鮮やかさから「漁民民芸の結晶」とも言われており、またその図柄から当時の漁民の信仰の世界を垣間見ることが出来る貴重な資料です。
また、江戸時代初期に勝山(現鋸南町)で始まった房州の古式捕鯨の元締め醍醐組も
捕鯨の万祝を漁師に配布しており、それは現在館山市博物館分館に収蔵されています。
さらに明治初期に旧白浜町滝口から米国西岸のモントレーに移住しアワビの缶詰加工等を手がけた小谷家の人々の活躍は、現在館山市と米国カリフォルニア州モントレー市との間で公的・民間レベルで継続されている交流事業のきっかけとして広く知られていますが、この小谷家の人々は日米の国旗を交差させた万祝を作成。その日米の友好関係を祈念する万祝は現在館山市博物館分館に、モントレーと房州の交流の象徴として展示されています。
第4回「和田浦くじらゼミ」では、この「万祝」をテーマとし、館山市立博物館分館
(旧安房博物館)を会場に、そこで展示されている万祝をじっくりと拝見しながら、
「万祝とは何か?」、「万祝の製作方法について」、「モントレー日米友好万祝が製作される経緯とその後の展開」といったことを講師にお話しいただき、万祝の美・房州の浜の信仰の世界・日米友好万祝を起点にしたモントレーと房州の交流の歴史と現況の解釈、といったことについて理解を深めることが出来れば幸甚と考えています。
加えてこのセミナーを通じて、かくもゆかしき歴史を誇る房州と米国加州モントレー市間の交流の促進に微力ながらも貢献したいと考えています。
(4)申込先:館山市立博物館にメール又はファックスで申し込み
(ア)申込書フォーム:別添。(ネット上に掲載した募集要項から、メール送信、又は
フォームを印刷してファックス送信を出来る様にします。)
(イ)メールでの申し込み方法:別添の申込書フォームに必要事項を入力の上、
メールアドレスhakubutukan@city.tateyama.chiba.jp(館山市博物館)宛送信して下さい。このアドレスにメールで申込用紙を請求することが出来ます。
(ウ)ファックスでの申し込み方法:別添の申込書フォームに必要事項を記入の上、
ファックス番号 0470-23-5213までファックスでお送り下さい。
(エ)電話でのお問い合わせ先:ネイチャースクールわくわくWADA(担当:北見)
こちらより申し込み用紙をファックスでお送りすることが出来ます。
電話番号は080-2558-0238、受付時間帯は 8:30-17:30です。
なお、メールアドレスhakubutukan@city.tateyama.chiba.jpへメールで照会することも可能です。
(オ)申し込み期限:7月23日(月)
(5)集合時刻 / 場所
集合時刻:7月28日(土)12:50(12:00受付開始・13:00開講)
集合場所:“渚の駅”たてやま 海辺の広場レクチャールーム
*集合場所となるレクチャールームは、館山市立博物館分館と同じく
“渚の駅”たてやまの敷地内にある「海辺の広場」(ミニ水族館)の中にあります。
*住所は、「館山市館山1564-1」。カーナビご利用の方はこの住所を入力して下さい。
*駐車スペースは、集合場所にあります。
*セミナー終了後、自動車又は電車で和田浦へ移動します。(宿泊者はいったん宿へ)
(6)宿泊先(基本的に和田浦駅又は和田港の近くの民宿3施設)
*「民宿 長吉」、「四季の宿じんざ」、「花の宿 安田」に分宿していただきます。
参加者の部屋割りについては、NPO法人ネイチャースクールわくわくWADAが、
皆様が申し込み用紙の「宿泊に関する要望欄」に記入された要望を参考に調整します。
申し込み用紙の「宿泊に関する要望」欄にご要望等をご記入下さい。
但し、「男女別の相部屋」が基本であり、ご要望に沿えない場合も想定されますので、
予めご了承下さい。
*各参加者の宿泊先、部屋割り、和田浦へ移動した後の予定については、
受付の際に個別に説明します。
(7)具体的なスケジュール
(ア)第一部:7月28日(土)13:00から15:40まで
12:00 受付開始
12:50 集合時刻
13:00-13:10 開講・「イントロダクション」
13:10-13:30 「万祝談義を始めましょう!」講師:西脇茂利さん
13:30―14:10 「漁絵馬と万祝」 講師:平本紀久雄さん
14:10―14:20 質疑応答
14:20-14:30 休憩
14:30-15:00 「モントレー日米友好あわび万祝縁起」
講師:鈴木幸祐さん(鴨川萬祝染 鈴染代表)と三橋祥江さん
15:00-15:30 博物館内にて万祝鑑賞
15:40 第一部のセミナー終了。
その後、電車または自動車で、館山市博より交流会会場(和田浦の鯨体処理場)に
移動します。
(イ)館山市博物館分館から和田浦への移動について
(自動車で移動される方)=>南房総市役所和田地域センター又は宿泊施設に駐車のこと。
(電車利用の方)=>館山発16:14に乗車(和田浦着16:40)乗車のこと。
(移動後の予定について)=>民宿名・部屋割りも含め、受付の際に説明します。
なお、移動の際の事故等のリスクについては、和田浦くじらゼミの管轄外となりますので、参加者各自の責任で慎重に移動していただけます様よろしくお願いします。
(ウ)第二部:懇親会の部
15:40終了後、電車又は自動車で、和田浦へ移動。
18:00―21:00 鯨体処理場でのBBQ交流会
21:00- 西脇さんを囲んでの二次会(四季の宿「じんざ」にて)
(エ)第三部:7月29日(日) 正午までに終了
鯨の解体の有無次第であり、流動的ですが、メニューとしては以下を想定しています。
最終的にはBBQ交流会にて、29日(日)午前の予定を連絡します。
*日本鯨類研究所の西脇さんの案内による解体作業見学。
*解体が無い場合は、和田の漁村集落、農村集落の散策し、浜の信仰の世界を偲びます。
*定置網の水揚げの見学
*最終的に南房総市役所地域センター2階の会議室に集合し、
正午までには閉会とします。
(8)7月28日(土)の電車の時刻について
日帰り参加も可能です。晩の交流会にも是非ご参加下さい!(解体場に会場を設定)
クジラとは勿論、房州の海と山の幸を用意します。
なお、和田浦駅発の最終の電車は以下の通りです。
館山方面最終電車 21:29(千葉行)
安房鴨川方面最終電車 21:17(安房鴨川行)
(9)参加費に関する諸規定
全日程参加費 12,000円
(明細)
*ゼミ参加費(保険料500円を含む) 2,000円
*一泊朝食付宿泊費 5,000円
*交流会(夕食)費(酒代込み) 5,000円
なお、現在有志にて「モントレー日米友好万祝」の複製を製作してモントレー市の関係団体に寄贈するプロジェクトが現在鋭意検討されています。
当日、その趣旨等を説明させていただきたいと思います。
ご賛同いただける皆様には、寄付をお願いしたいと思います。
(10)「和田浦くじらゼミ」とは?
地元の捕鯨会社外房捕鯨㈱の庄司義則氏、(財)日本鯨類研究所の西脇茂利氏、成城大学の小島孝夫氏の3名を世話役として、毎年和田浦のツチ鯨の漁期中に、「クジラ」ないしは「捕鯨」に興味を持っている皆さんを和田浦に召集。地元房州の人々を含めた40名程度の少人数のセミナー形式で、クジラのこと、捕鯨のこと、房州の海辺の生活とその歴史を一緒に勉強し、情報・意見交換をする場です。運よくツチ鯨の解体があれば、その現場を「鯨の科学」の専門家である日本鯨類研究所の西脇さんと一緒に見学。夜は鯨の解体場にてクジラや房州の海の幸を酒の肴に、皆で語り合う。我々はそんなざっくばらんな知的空間をボランテイア仲間で創造することを目指しています。
なお、昨年よりNPO法人ネイチャースクールわくわくWADAと、館山市立博物館と共催の形で実施させていただいています。館山市博物館分館(通称:「渚の博物館」)は旧県立安房博物館を引き継ぎ、房州の海の生活史の関わる多くの資料を保管している博物館です。今回の「第四回和田浦くじらゼミ」におきましては、館山市立博物館に昨年同様共催者として関与していただき、今回は同分館(「渚の博物館」)を第一部(セミナーの部)の会場として使わせていただき、博物館に収蔵されている貴重な資料「万祝」をじっくり拝見させていただけることになりました。
今後も、同館が所有する貴重な資料をして、房州の浜の歴史・人々の生活を如実に語らしめる形で、「和田浦くじらゼミ」の質を高めていけたら幸甚と考えています。 以上