外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

YOU TUBE 白豪主義オーストラリアと反捕鯨

表記のYOU TUBEのビデオが既にアクセス数80万を越え、100万を越えることは間違いなさそうです。これがマスコミに、特に豪州のマスコミで大きく取り上げられている様です。豪州政府はこのビデオに対する公式なコメントまで発表しました。
このビデオは日本の南氷洋での鯨類捕獲調査を監視する目的で豪州(オーストラリア)政府が軍艦(最終的には軍艦ではない?)派遣を決定したことを非難する意図を示したものの様です。そのアドレスを以下に添付します。
http://jp.youtube.com/watch?v=e8lvep0-Ii0&eurl=http://ameblo.jp/disclo/entry-10064592641.html
 このビデオにて使われているレトリックを整理してみましょう。
*豪州は人種差別の国である。
*最近の白人暴動の事件を見よ! 豪州政府はかつてアポリジニーを人間と見なさなかった。
*豪州は政府の指導の下、日本の南氷洋での鯨類捕獲調査を激しく非難している。
*しかし豪州は日本の捕鯨以上に絶滅の危機に瀕する動物を虐殺しているではないか。
*日本人を差別するひどいビールの(捕鯨問題を悪用した)コマーシャルフィルムがある。その会社はかつて北欧のノルウェーやアイスランドの捕鯨船を沈め、最近では南氷洋での日本の捕鯨調査船にテロ活動を繰り返すシーシェパードなる鯨愛護テロ組織のスポンサーである。
*次の人種差別の犠牲者は日本人なのか?
 概ねこんなところでしょうか。事実関係を考えればそんなにひどい内容のものではないと感じます。でもそれに対する読者の反応が凄まじい。「豪州政府のIQをチェックする必要あり」「豪州は中国と無法国家同盟を組めば」という日本語の反応から、「日本にまた原爆を落とそう」「ああ、汚れたジャップ」という英語の反応まで。無茶苦茶なものが散見されます。少々以下に私の感じたことを書いてみます。
 
確かに豪州の総選挙で「日本の鯨類調査監視に南氷洋に軍艦を派遣する」という記事を読んだ時は驚きました。「とうとうそこまで来たか。やれるものならやってみろ! 国際社会に恥をさらすぞ。」そう憤りました。さらに「折角の機会だから、外務省が豪州政府に対し、シーシェパードやグリーンピースのテロ行為を豪州の軍艦で止めさせる様に要請してみたら?」と、シニカルなことも考えました。僕だってIWCでの豪州政府の発言に恨みはあります。彼らは言うのです。「捕鯨は人道に反する。従いあらゆる捕鯨に反対する。」と。でも今回の豪州政府はそうは言いません。「南氷洋の捕鯨に反対する。」と。僕らの日本沿岸の捕鯨活動のこと、独立国家の200マイル以内の捕鯨に対しては今回は何も言わないのです。一方で豪州の動物愛護団体(ホエールオッチングで生計を立てているらしい)は、僕の実施している和田町での鯨解体見学に関し、「日本の農水大臣に残忍な子供の鯨解体見学をやめさせる様に陳情しよう!」というキャンペーンを実施していることは前に書きました。その場その場で自分の都合で言うことを変えているのです。こういう行為は日本語で「二枚舌」と言われ蔑まれます。自分自身の持っている人間関係の中でそういうことをしたら軽蔑されるのは当然でありましょう。そういった素朴な感覚が実は一番大切なのではないか。人が人としてこの地球で人々と共に生きる上で。

 このビデオに対するYOUTUBEのサイトでのコメント数は現時点で2万6千強。適当に読んでみましたが、やはり豪州の人々の(日本人を蔑む)コメントが多いように思います。日本人と思われる人々のコメントもありました。人種差別がこのビデオのキーであったからでしょう、アイヌ問題、日韓・日中関係、従軍慰安婦問題まで話しが波及している様です。もういい加減にして欲しいという気持ちがあります。人種問題は微妙な問題です。誰にとっても親近感を持てる人々とそうでない人々がいます。そしてそれは人種によって外見が異なるが故に、所謂人種問題に発展します。ただ多くの場合、それは表面化する前に問題となることが回避されます。そもそも見慣れた外見には親近感を感じることが当たり前。それは仕方ないことだと思う。でも見慣れない、違和感を感じる人々が目の前に現れても、理性的に公正に接する。これを僕はアメリカの大学で学びました。僕はかつてシアトルの大学の小さなゼミのクラスでアジア系とアフリカ系の学生達の喝采を浴びたことがある。でも欧州系の学生はそうではなかったが、でもいい関係でいました。僕がアメリカの両親と、兄貴と慕う人々も欧州系です。結局一緒に生活すれば、いいものは賞賛されるし、悪いものは馬脚を表す。(馬を軽蔑する気はないが、、)
 やはり結果的に大きな力を持ってしまった動物愛護の連中に問題があるのでしょう。特定の動物の虐殺の場面を当事者が嫌がるのも無視してその映像をマスコミに流す輩。それを喜んで使うマスコミ。日常生活において鯨とも海とも縁のない豊かな人々が洗脳される。そして動物愛護団体に寄付が集まる。そのお金でシーシェパードやグリーンピースは南氷洋に船を出す。集まるお金の方が使うお金より桁違いに多い。だから動物愛護団体にとって捕鯨問題は経営問題であり、雇用の問題なのでしょう。彼らは日本人が鯨を獲らないと困るのではないか?このパラドックス解りますか?もし仮に彼らが南氷洋の調査捕鯨中止に成功すれば、今度は沿岸捕鯨をする我々やノルウェーの沿岸の捕鯨者がその経営・雇用問題に(意図せずとも)関わるのですか?いい加減にしろ!馬鹿げたことはいい加減にやめるべきです。
 少々感情的になってしまったかもしれません。やはり愉快でない。このビデオを投稿した人を責める気はないのです。極めて理性的に出来ています。(人種問題という危ない領域に足を踏み入れてはいるが、件のコマーシャルフィルムよりは余程理性的であるのは間違いない。)社会常識。社会常識に沿って物事を考えましょう!マスコミの影響で強い感情を持った場合は、何らかの行動を起こす前にその現場を見に行きましょう。現場の当事者の意見を聞きましょう。行けないのであれば、いろいろな手段を駆使して、そのあなたに強い感情を与えた事象に係わる当事者の主張、その事象の両側にある人々の主張を調べてみましょう。おしまいに日本の南氷洋鯨類捕獲調査の当事者とも言える日本鯨類研究所の石川さんの文章と水産庁の森下交渉官のビデオを添付します。また世界中で活躍している動物愛護団体の皆さんに司馬遼太郎さんの書いた言葉を捧げたい。「虚構はつねに激情をうむ。」そうです、この騒動はあなた方が捨てきれない虚構によってもたらされたものなのです。
http://jp.youtube.com/watch?v=W8hJTrSG7sg&feature=related
http://www.icrwhale.org/gpandsea-geiken435.htm

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