外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

6月21日、船は出港せず。22日(日)の解体はなし。

港では大粒の雨が落ち、うすい靄がかかり、まさに梅雨の風情です。来週も同じ様な天候が続く見込みのようですね。捕鯨・漁業は海の生物を相手にする生業。こんな時は待つしかありません。たまたま週末にかかり、ツチ鯨漁に関するもろもろの準備をとりあえずこなした一方、抱えた仕事も多いのですが、今日はとりあえず自宅で過ごすことにしました。ネットのニュースを見れば、グルンピースさんの鯨肉横領(窃盗)事件のことが掲載されています。その件に関連して少し書いてみましょう。ヤフーの記事を以下に添付します。興味のある方は続きをお読み下さい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000106-san-soci

筆者はこの事件に関してたまたまマスコミの取材を受けましたが、筆者の考え方は現在報道されている常識的な意見と概ね同様です。筆者はかつてある水産会社に勤務し、米国のアリユーシャン列島に浮かぶ島や米国船籍の母船などで、多くの日本人テクニシャン(水産技術指導員)と一緒に働いた経験を持ちます。「地の果て」という形容がぴったりする異国の漁村や母船での長期間にわたる仕事は特に精神的に厳しいものです。そう言えば米国加州沖での米国すり身母船に一緒に乗船していただいた先輩のK博士は言っていました。「S君、船から陸が見える操業は快適だね。ここは海の色も青いし。北洋は本当に暗いよ。」と。南氷洋の調査(操業)もおそらく精神的に大変厳しいものなのでしょう。そして誰もが無事に日本に帰港することを何よりも楽しみにしています。母船の生産物の「お土産」は帰港の嬉しさに花を添えます。自分達が生産してきたものを家族で食べる、友人にあげる。行きつけの料理屋さんに持ち込む。「料理屋さんに販売するのは止めるべきだ。」という考え方もある様ですが、逆に無償で貰って当然とする料理屋さんもいないでしょう。「客と料理屋」という良好な人間関係を維持する為に料理屋さんがそれなりの配慮(努力)をするには当然と言えます。加えて「税金が投入された事業だから云々」という議論もある様ですが、それがこの慣習を排除するものであってはならないと思うのです。筆者はそう希望します。
 
それにしても、今回の横領云々の騒ぎは筋のいいものではない。自分の生活の為に、家計を維持する為に、南氷洋で働く船員の皆さんのこころに暗い影を落とすものだと思います。今年の年初はシーシェパードによる妨害工作が皆さんのこころに重い影を落としたものと思う。確かグリンピースさんは南氷洋の捕獲調査を「多大な無駄な税金を投入した、火災等の事故で2名の犠牲者を出した、国際的に非難を浴びている、偽調査捕鯨」といった風に形容していた記憶があります。この「2名の犠牲者」云々ですが、確かに日新丸は過去に2度の火災を起こし、乗組員が死亡していることは事実です。この母船の所有者たる共同船舶㈱には船員のメンタルヘルスを含めたよりよい職場環境を構築すべく努力しなければならないし、実際に努力をされていると思う。だが現実には今回の横領騒ぎで多くの人員がその対応に追われる。(プレスに対する説明責任というものが発生します。)こう考えてみると「2名の犠牲者を出した偽調査捕鯨」というグリンピースさんの発言はやはり受け入れ難いですね。事故で鬼籍に入った2名の船員さんがこんなグリンピースの発言を聞いたらどう感じるか?それは自明のことでしょう。こういった騒ぎが精神的に厳しい環境で働く船員の皆さんのこころに及ぼす影響を懸念しています。
 
上記ヤフーの記事に、グリンピースの佐藤容疑者の発言として「調査捕鯨の正当性も含めて議論を深めたかった。告発でそういう状況はある程度つくれたと思う」との発言にも筆者はやはり違和感を覚える。確かに当初のグリンピースの記者会見は、メデイアに大きく紹介されることを前提になされた「情報発信」のあり方だと思います。確かにそれ自体は非難すべきことではない。だがこのような大々的な情報発信を出来るだけのプレスの認知度・時間・能力を持った人々(組織)がこの世にどれだけいるのか?多くの人々は与えられた現状に苦しみながらも、何も発信出来ず、生きる為に、家族を守る為に働いている。筆者は現在の世界を躍動する巨大な金融資産の原油・食料市場への流入による極端な原油や食料の高騰には納得できない。でも、それでも、働いていくしかない。仕事をさぼって発信ばかりしていても、僕等は食えないのだ。ほとんどの人々が、そういって生活している。「発信しないから世界が変わらない。」といわれるかもしれないが、発信などやりようがない市井の人々の気持ち、浜の人々の気持ちもわからない人たちの説教などは聞く気はない。理性的ではないかもしれないが、そんな感情が溢れてきました。以上

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

gaibou

Author:gaibou
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。