外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日の解体は昼過ぎ、12時半より開始。

 本日8月23日、夕刻1頭捕獲しました。明日8月24日はこの鯨を昼過ぎ、12時半から解体します。これにて残枠は2頭となりました。安定した天候は連日の強烈な残暑をもたらしています。明日も暑そうですね。

 シリアにて女性ジャーナリストの小林さんが殉職された報道で、彼女のパートナーである佐藤さんの動画を見ている内に、記憶が甦りました。佐藤さんとは多分私がまだ二十歳の頃、パキスタンのイスラマバードから東京への帰路に一緒でした。一緒にパキスタンの税関を通り、飛行機でも隣席。佐藤さんは当時ペシャワールから山岳地帯の無人の国境を越えて、紛争地アフガニスタンに入り、ゲリラと行動を共にしていた。毎日ソ連のヘリコプターが迫り、必死の思いで逃げたこと、山岳部の小さな集落のゲリラは警戒心が非常に強く、殺されかかったが、必死で格闘して生き残ったこと。当時私自身は北ドイツの牧場で働いていたが、キールの大学に行けばイラン革命・ソ連のアフガン侵攻の影響で、多くのイラン、アフガンの人々がいた。私も帰路パキスタンに立ち寄り、ペシャワール経由カイバー峠に赴き、アフガンとの国境に立ってきた。飛行機の中で私は佐藤さんのお話をじっと聞き入っていました。佐藤さんが、ゲリラから貰ったという、仏陀の像が刻まれた小さな指輪を嬉しそうに見せてくれたことを鮮明に思い出しました。

 その2年後の冬、私は再び中東への旅に出発。トルコからシリア・ヨルダン・イスラエル・エジプト・ドイツ・パキスタンを訪れました。シリア情勢が緊迫化する昨今、ダマスカス・ハマ・パルミラ・アレッポといった都市の名を耳にすると複雑な感慨を覚えます。当時のシリアは確かハマでの反政府勢力の公開処刑の後のことだったが、人々はとても親切で、穏やかな静かな国、といった印象であった。アレッポではかつて十字軍との戦闘にてアラブの英雄サラデインが立てこもっていたとされる巨大な城塞の周囲をゆったりと歩いたことが忘れられない。当時は西洋の歴史に関して無知であったので、いつかまたシリアを再訪したいと思っていた。あの街は相当に破壊され、多くの人々が亡くなったり、隣国のトルコに避難していることだろう。国連の安保理では、各国は軍事介入する意図はないものの、現政権に近い中露と「人権」の名の下に反政府勢力をサポートする欧米が対立、国連の監視団は撤退し、当面はこの内乱は治まる気配はない。

 人間の歴史、国家の歴史は、「秩序」から「混沌」へ、「混沌」から「秩序」への移行の繰り返し、かとも思う。日本のような「とりあえずは平和」な国にいると、概して「秩序」が疎ましく感じられ、変革・革新・改革への期待が高まる場面が多い。政治家も「現状を否定し、よき国の創造に向けて努力する」ことを叫ぶ。しかしながら、この「混沌」というものが、どれだけ多くの人々に不幸を与えるものか、そのことに気づかない人々は多いと思われる。この終戦記念日前後から動き出した東アジア情勢の変化は、「混沌」への序章とも思える。原発問題等も「みんなで一緒に考えましょう!」といったリベラルな政治姿勢を貫けば貫く程、この国は「混沌」の世界に入っていく。個人的にはそんな感想を持っています。

 自称「保守系左派」。保守とは「今ここにあるもの、或いはつい最近まであったことは、それなりに意味があるから、存在したのだ。そのことを邪険に扱わない。」という立場。「左派」とは一般的な日本人の持つ、「権力の集中・富の集中」を快く思わない感覚、皆で仲良くそこそこにやっていければいい、といった感覚です。まあ、いろいろと考えることは多いですね。今日は思わぬ方向に、筆が進んでしまいました。まさに混沌としています。困ったものですね。今日の漁がうまくいくといいなあ。それでは。
 後記、獲れてよかった!




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