外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

水産放浪歌

 師走に入れば、少しはゆったりできるだろう。そう考えておりましたが、やはり年内に済ましておかねばならぬことは結構多い。とりあえず出張仕事は概ね済ませ、ほっとしていますが、少々疲れ気味です。この週末は散歩でもしてゆったりと過ごそうか。疲れがたまると、散歩さえ億劫になりますね。早朝歩けば、当地の初冬の風景は凛として美しく、元気になることはわかっているのですが、、、。

 日曜日は国政選挙ですね。選挙管理委員の見守る中、我が一票を厳かに投じよう。あの投票所の雰囲気はなかなかいいものです。また夜はビールを飲みながら選挙速報を観戦?するのが昔からの習慣。これも結構な楽しみだったりします。

 今日は水産関係の業界紙の女性記者が来訪。駆け足で弊社の生産現場等を案内しました。彼女は何でも東京海洋大学のOGとの由。実は私自身もここ数年この大学に在籍していまして(この秋に退学)、どうしても校歌のこと、寮歌のことを問題にしてしまいます。今日はそのことを書きましょう。

 
 東京水産大学と水産大学校(下関)と北大に歌い継がれてきた「水産放浪歌」という寮歌があります。この歌は「蒙古放浪歌」をアレンジしたものですが、その前口上(皆で合唱する前に、応援団風に叫ぶ台詞)は以下の通り、なかなか壮大なものでした。


富貴名門の女性に恋するを純情の恋と誰がいうぞ
暗鬼紅灯の巷に彷徨う女性に恋をするを不情の恋と誰がいうぞ
雨降らば雨降るもよし風吹かば風吹くもよし
月下の酒場にて媚を売る女性にも純情可憐なる者あれ
女の膝枕にて一夜の快楽を共に過さずんば人生夢もなければ恋もなし
響く雷鳴 握る舵輪 睨むコンパス六分儀
吾等海行く鴎鳥 さらば歌わん哉吾らが水産放浪歌

  大学1年の頃、3月の八甲田山行で青函連絡船に乗船した際、卒業生1名をこの歌で送る北大水産学部の連中の荘厳な歌声に感動。先輩が一言、「函館の波止場にて、連絡船でこの地を離れる友を、この歌で送る。水産はええなあ。」と。当時の北大は文科の一部を除きまさに男の学校、水産学部に到っては50人のクラスに女性が一人いるかいないか、といった状況でした。東京水産大学も当時はまさに男の学校だった筈です。

 ところが、数年前に入学してみれば、旧水産大学と旧商船大学が併合された為、校名は「東京海洋大学」へ。学科の名称も「環境なんとか学科」とか今様の言葉のオンパレード。何でも「水産」じゃあ二百海里以降は不景気、学生が集まらない、ということらしい。それでも親しき先生方がおっしゃるには、「実際にやっていることは昔と大して変わらない。」とのことです。さらに驚いたことに、男女の比率は概ね半々。時には女性の方が少し多い、とも聞きます。当時、私は若き修士課程の同級生達に「水産放浪歌、知ってる?」と聞いたものでした。返答は否。まあ、確かに男女半々の大学で仮に盛り上がったとしても、


「月下の酒場にて媚を売る女性にも
純情可憐なる者あれ
女の膝枕にて一夜の快楽を共に過さずんば
人生夢もなければ恋もなし」


 確かにこれじゃあ、まずいかなあ。
尤もこの歌のファンとしては、
「野郎共、伝統を遵守せよ!前口上の意味なんかわかりゃあしない。ドサクサに紛れて、歌ってしまえ!歌ってしまえば、すっきりする!」
とでも言いたい気分はあるが、、、。

 かくして、かつて若人達の血を熱した伝統は、合理的な理由をもって、品川の地からまさに消滅せんとしている訳であります。そして新しき東京海洋大学の校歌は以下の通り。うーん。今は黙して行かん。何をかまた語るべき。それでは。


「東京海洋大学校歌」
海を拓き 海から学ぶ  自由の心と我慢の二文字
海から世界へはばたこう 若者よ集まれ 海洋大学へ
好きなことを 好きなだけ
学べることは 倖ものだよ、
それが出来るのは 現在(いま)
現在(いま)は すぐに過去

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