外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

第五回和田浦くじらゼミ総括

 去る7/26-27の和田浦くじらゼミにご参加いただいた皆様、そして共催の館山市博の皆様やスタッフとしてご協力いただいた皆様、誠に有難うございました。お陰様で、はい、土曜日には鯨を獲らせていただきました。セミナーも終始なごやかな雰囲気で進めることが出来た様に思います。実際に「現場」・「現物」を参加者に見て貰うことを想定したセミナー故、日曜日は鯨の解体作業を見て貰えて本当によかった。お世話になりました。

 今回は和田浦にシロナガスクジラの骨格標本のレプリカが置かれたことを記念して、「シロナガスクジラ」をテーマとしたセミナーを実施しました。日本鯨類研究所の西脇さんには南極海の捕獲調査での豊富なご経験に基づき、画像や音声(鳴き声)も含め、生物としての「シロナガスクジラ」を詳細にお話ししていただきました。昨今日本の南極海での捕獲調査が「国際捕鯨裁判」といった形で問われていますが、今回のお話しは、テーマを通じてその捕獲調査の内容の一端を紹介する意義もあった様に思います。

続いて庄司の方は「シノガナスクジラと人間社会との関係」ということで、欧米と日本の捕鯨史を論じました。米国・豪州といった国は捕鯨によって建国された、と言っても過言ではない。そう考えますと、不謹慎ながら現代の「捕鯨問題」など些末なものにさえ感じられました。そして10米・せいぜい15トンのツチ鯨の解体を見ていただき、シロナガスの30米・150トンとなったらどんなことになるか、を実感していただきました。

 平本さんには、内村鑑三の肖像画を起点に九十九里の偉人海保竹松のお話をしていただきました。内村鑑三はかなりの頻度でここ房総に足跡を残しています。現代はまさに経済・お金の時代。そんな中で先人の足跡を辿り、その思想・行動に思いを馳せることは大切なことですね。経済は大切だが、生まれてから死ぬまで経済・経済で生きていく訳ではないのだから。

 三橋さんには、昨年取り上げたテーマで、米国モントレーとの鮑漁業・万祝を通じた交流の進捗状況をご報告していただきました。会場には「日米友好の鮑万祝」の複製にご尽力いただいています鈴木さん父子にもお越しいただき、複製の作業状況についてご報告いただきました。「油の原料としての鯨」の話は人間の貪欲さにいささかうんざりする話でありましたが、万祝は人間の愉快な側面のお話。何だかほっとしました。今後、さらにこの交流が多くの人々のご協力の下、愉快に進められていくことを期待しています。なお、昨年のセミナーで私が自社製品をご購入いただく形で皆様からお預かりいただいているお金22千円については、未だ使っていませんので、追ってこの日米交流に資する形で使わせていただきたいと思います。

以上、甚だ簡単なものですが、第5回和田浦くじらゼミの総括とさせていただきたいと思います。全体としては、処理場での交流会、さらにじんざさんでの二次会と盛況を極め、翌朝も定置網の魚を見たり、鯨の解体見学も実施出来、結構密度の高いセミナーになったものと自負しています。そして何よりも「少々知的にして愉快な交流の場」を持てたと実感出来たことは幸せでした。改めまして、このセミナーに関わっていただいた皆様全員に感謝申し上げたいと思います。来年も止めねばならぬ事情が生じない限り、セミナーを継続したいと思います。今後共よろしくお願いします。また夏にお会いしましょう!

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