外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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阿寒連峰初冠雪

 まさにSturm und Drang(疾風怒濤)。今秋二度目の台風(正確には巨大な温帯低気圧)が釧路の街を通り過ぎた。今回はシベリアから強い寒気が流れ込み、低気圧に鉢合わせ。その影響で当地は早い初雪となった。静かに晴れた野分のまたの日の今朝、僕は弁天浜に向かって歩いた。澄み渡る青空の下、阿寒連峰の初冠雪を確認。気候もようやく秋の釧路らしい、冬の足音を感じさせる気温・湿度に下がった様だ。(珍しく、画像を添付してみましょう。)釧路弁天浜の昆布干し
阿寒連峰初冠雪<a href=阿寒連峰初冠雪

(何だかとっても変な感じですねえ。まあ、仕方ないかあ)

 ここしばらく気象(海況)が悪く、捕獲調査の方は足踏み状態。今年は早く帰郷出来るものと考えていたが、一向に前に進まぬ。今秋は順調に働き(結構しんどかったけど)、夕食の旨さに感動し、充実した生活!を送っていたが、この長い時化でどうも調子を崩してしまった様だ。大体こんなに気温が高い、湿気があるのは秋の釧路ではない!そんな不平をこぼしながら、せいぜい散歩したり水泳をし、夜は飯を喰らい酒を飲む生活。働こうと思えばいくらでもやることはあるのだが、、、、困ったものである。唯一の楽しみである夕食の方も、多少(秋が来ずに)飽きが来たこともあるのだろう、「旨い!」と叫ぶ感覚が失われてきた。

 こんなしょうもない生活の中で、亀山郁夫さんの「偏愛記」なる本を何度も読み返した。著者は外語大の学長を務め、ドストエフスキーの「罪と罰」「カルマーゾフの兄弟」の新訳を世に問うて大いなる成功を収めた優秀な学者と思っていた。ところが、このエッセイに書かれている著者の内部の葛藤はすさまじいものであった。「黙過の罪」、すなわち黙って見過ごすことの罪。その問題をある日著者は四国の中学生に伝えようとした。「罪と罰」の主人公が自首してシベリア(流刑地)に旅立つが、そこに希望を見い出せるか?著者は授業に中で生徒達に問うた。生徒の反応は総じて「希望はある」であったが、別れ際にある少女が呟いた「わたしには、どうしても希望があるように思えないんです。」という言葉に、著者は悲しみに似た不安に駆られる。

 僕は「罪と罰」は読んだことはないし、また仮に読んでも、この意味はわからないかもしれない。でも何かがありそうだ、とは思う。想えばここしばらく純文学の世界から遠ざかっていた。客観的な事実。僕は概ねそれを捜す為に、本を読んできた様だ。しかし、生きることはまさに主観に拠る。客観的事実をどう扱うかも主観に拠るのだ。白洲正子さんの本を読んだことがきっかけで、久しぶりに小林秀雄の評論でも読んでみようか、などと考えていた昨今。ほちぼちとそんな世界に入り込んでみようかなあ、とも思う。

 とまあ、そんなことを考えるに至ったことは決して悪いことではなかろう。が、やはり働いていないと、飯も酒も美味しく楽しめず。貧乏性なのかしら?ようやく明日から数日は天候が安定しそうです。そうですねえ、元気よく!大いに働きましょう!

 以上、由緒正しい釧路の秋の訪れを喜び、映画「スノーマン」の主題歌「Walking on the air」を聴きながら、したためました。それでは。

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