外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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11/21の解体はなし。加えて全国クジラフォーラムの報告

 本日11月20日も船は操業出来ず、明日21日の解体はありません。天気図は西高東低の冬のパターン、風強く波高き日が続きますね。それにしても捕鯨という仕事は、気象が悪ければ獲れず、良くても鯨がいなければ獲れず、うまく銛が命中しなければ獲れず、でも陸ではでかい鯨体をばらすに足りる人数の解剖員が待機していなければならない。何とも効率の悪い仕事です。よく「鯨は高い」という声を聞きますが、気象の影響を受けない大量飼育の技術が確立されている畜肉との価格差を云々されることはつらいところです。でも所詮は食い物。お客さんが食い物としてどんな価値を感じてくれるか?それで、かかる仕事が存続出来るかどうかが決まってくる。お客さんが価値を認めてくれる様な食い物を供給すべく努力すること。それに尽きます。

 当地和田浦にて、11月16日(土)に全国くじらフォーラムが開催され、翌17日は北は北海道から南は沖縄から参加された方々のバスツアーが実施されました。その様子について、手短に報告します。

 16日は、ソムリエの田崎のお話と市役所の事例報告を実施。その事例報告の中で、30分弱の時間私の方から地元の小学生の解体見学を起点にお話しさせていただきました。概略は以下の房日新聞の記事に整然と書かれていますので、そのアドレスを添付します。手抜きで申し訳無し。
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=8464

 私としてはこの類の発表は概して硬いものとなってしまうので、当初はいわゆる「捕鯨問題」に言及する気はなかったのですが、ひとつだけ少々愉快な話題を提供させていただきました。当地で15年間続く「児童を対象とした鯨の解体見学」を止めさせる方向での署名活動ネット上で展開されていました。当方としては「余計なお世話」だが、好意的に解釈すれば、「当地の子供達のこころの健康」を南半球の人々が心配してくれている、ということにもなります。日本人は概して「それぞれの国・地域にはいろんな事情がある」との感覚から介入しないことが多い。でも、確かにやり過ぎは良くはないけど、欧米諸国が他国の人権の蹂躙を大声をあげて非難することには、同じ人間として、一定の共感を覚えますね。

 一方で、欧米には「鯨に人権を与える」運動がなされている。それが仮に広く国際社会の規範として定着したら、当社などは「大量殺人に準ずることを生業とする会社」となってしまう。但し、こうなったらなかなかやっかいな問題も出てくる。沖縄の海からベーリング海に北上するザトウ鯨を狙って、シャチの群れが待ち構えていることは最近NHK等でも紹介され、よく知られている。ザトウ鯨にも人権に準ずるものがあるのだから、仮に米国の領海内にてシャチの群れがザトウ鯨を襲った場合、米国のコーストガードはそれを阻止しなければならない。そして、もしシャチがザトウ鯨を殺したら、コーストガードをそのシャチを殺人(殺鯨)容疑で逮捕・収監し、裁判にかけなければならない。尤も米国の水族館は近年海産ほ乳類の飼育を人道上(鯨道上)の理由から止めているので、まずは刑務所のスペースの確保が大変だろう。また犯罪の再発防止の教育を担当する多くのインストラクターを養成しなかればならない、、、とまあ、ついつい実際話したことを越えて書いてしまいました。馬鹿馬鹿しい荒唐無稽な話であります。でも捕鯨問題自体が、馬鹿馬鹿しい荒唐無稽な面は多々あります。

 17日のバスツアーには私も同伴し、鯨体処理場=>道の駅=>高家神社=>館山市博物館(旧安房博)と巡回しました。当日は幸い天候に恵まれ、遠方からのお客様もそれなりに穏やかな愉しい時間を過ごしていただいた様に思います。千倉の高家神社は料理の神様を祀る神社ですが、そこでは魚を素手で触らずに捌く「包丁式」がおごそかに執り行われました。私自身初めて拝見、いいものを見せていただきました。

 以下は、説明をしてくれた、高校の同級のSK君(千倉の旅館の親父)と私(SY)の、儀式終了後の会話です。

SK「SY君さあ、鯨も1頭目は包丁式をやったら?」
私「じゃあ、あれかい、解剖員全員に烏帽子をかぶらせて、キューーンという雅楽の調べに合わせて鯨を切るんかい?鯨が腐っちゃうよ!」
SK「それとさあ、僕の夢だけど、ニューヨークで包丁式をやりたいだよねえ。SY君も来ない?」
私「まずいよ、石が飛んでくるよ。」

 とまあ、烏帽子をかぶった解剖員の所作などが脳裏に浮かび、笑ってしまいました。個人的にも結構愉快な週末でありました。遠方からお越しいただきましたお客様、それとホストとしてご尽力いただきました市役所等の皆様に、改めて御礼を申し上げたいと思います。それでは。





 

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