外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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6月23日は解体無し。初漁の様子を少々!

 本日6月22日船は海悪しく出港していません。従いまして明日6月23日(土)の解体はありません。梅雨時故、まだ天気が安定しません。でも一昨日初漁があり、無事2頭の解体を出来たことは大きな喜びであり、ほっとしています。やはり初日は小学生の解体見学ありプレス対応ありでなかなか大変でありまして、初日がでないと弊社関係者はもちろん、子供達に鯨カツを食べさせる為に早朝から準備してくれる町の皆さんを含め大いに気を揉むのです。

 折角なので、昨日の解体の様子を紹介しましょう。昨朝4時50分に旧和田町の小学校5年生の児童約50人が父兄、先生方に付き添われて処理場に集合。まずは希望者のみ引き上げられた鯨を自分の手で触りました。(結局ほとんど全員が触った模様)巨大な動物の解体は血の流れる内臓の一部の腐敗臭の漂う凄惨な現場であります。それでも大半の子供達は近くで1時間以上にわたりじっとその現場をみつめていました。(残念ながら今回の画像ではありませんが、一昨年の画像を添付します。)見学後漁民館に移動し、例年通り鯨カツと西瓜の朝食をとりました。(調理をしてくれた皆様、有難うございました。)

 昨日は10社近い外国の通信社の記者の来訪を受け、お話しをしました。房州のこんな零細な漁業のことに、AP、ロイターといった巨大な通信社の記者がくるのも冷静に考えれば奇妙な話。参考まで当方より申し上げたことを数点紹介しましょう。
(1)子供達の見学について
ここの子供達は鯨が「食べ物」であることは当然知っています。見ての通りです。だから国際的な論争についてにこの地域の人々の立場は明瞭です。ただ「鯨」乃至は「捕鯨」を学ぶことは歴史学・地理学・生物学・水産学といった広範な領域の中に面白いテーマをいくらでも見つけることが出来る訳で、総合学習の教材としては絶好のもの。弊社としてはひとつの地域社会へ貢献として取り組んでいます。今日は鯨の足骨(約20cm)2本を採取し、子供達に見せました。当方より一言。「この鯨の足骨は進化の過程の中で鯨の先祖が陸から海に入っていったことを示すもの。海では足は不要・むしろ邪魔な訳で、この足がどんどん退化し、今ではこんな大きな鯨体にこんな小さな足骨が残っているのです。みんなも勉強しないで頭を使わないと脳がどんどん小さくなるよ!勉強しないと!」
(2)鯨をもっと獲りたいのか? あとどのくらい必要なのか?
 *鯨をどれだけ獲っていいかは、その資源状態に拠る。弊社も資源状  態を悪化させてしまったら、仕事が出来ないし、また次世代に資源  と生業を健全な形で継承させるという当然の責務を果たせない。
 *ミンク鯨は昔から捕獲してきたし、国の資源調査によると資源も豊  富。然るべき頭数を獲らせて貰って当然と考えている。
 *需要量は価格を変動させることによって変わってくる。若い世代は  食べないというのはナンセンス。結局資源量推定値から持続的な捕  獲枠が設定され、その供給量と需要量によって価格が決まる。その  価格でコストを吸収出来なければ、その産業はつぶれる、というの  が経済の原則であろう。
 *一方で、今日の鯨はここから20km沖で獲ったものだが、大体こ  んな日本の田舎の沿岸の零細な捕鯨(漁業)の管理について、ニュ  ージーランドや豪州の連中から云々されるのは不愉快極まりない。  例えば沿岸でウニを獲っている漁師の所作に外国の人達がいちいち  干渉するのか?海洋利用に関する世界常識である国連海洋法の精神  を考えてみて下さい。
(3)IWC
 *今回アンカレジでの捕鯨会議に出席したが、日本が「正常化」を進  めようと努力しても、やはり鯨を食べる歴史を持った人々の思考   と、世界中にホエールウオッチングを普及=>世界の海を鯨の楽園  に=>それを人類全員で見物して楽しいもうという人々の思考は、  やはり水と油であろう。そう感じた。
 *多大なコストをかけて不毛な議論をするのは意味がなく、日本は早  速IWCを脱退すべきであると、弊社は考える。

 以上結構長くなってしまいました。また時間があれば書きましょう。
 


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