外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

明日8月7日の解体はありません。

 本日8月6日も沖は強風にして波高く、船は操業していません。従い明日8月7日の解体はありません。それにしてもこの南洋の台風の北上の速度の遅いことにはうんざりですね。「地震・雷・火事・親父」。日本は気候的に自然災害の多い国ですが、しばらく静かに待っていれば、厄介な災害は通り過ぎる。そういった自然災害が、過度な粘性をもって物事に拘泥することなく、「水に流す」日本人のメンタリテイーを形成した、という論考があります。捕鯨は風と波浪に対して脆弱な仕事でして、長々と波風が立つ様では全く仕事にならない。台風が早く来て通り過ぎてくれればいいなあ、と勝手なことを考えております。
 
 8月1日解禁の当地の刺し網漁(通称えび網)のことをこのブログで紹介しましたが、今年は解禁日以来波が高く潮が速く海が濁っている状態にて、未だ水揚げがないらしい。昨日お会いした漁師さんの話では、初漁がお盆にかかってしまうかも、との由でした。ここ数年移動速度の遅い台風が頻発している様に記憶しています。8月上旬の本来の盛漁期に捕鯨もエビ網漁も仕事が出来ない、というのは困ったものですね。

 今朝は地元嶺南中学校の生徒3名が定置網の水揚場にて、魚の仕訳作業を手伝いました。「カイワリ」という高級魚がありますが、その口の中に大きな寄生虫がいることに驚いていました。当地の食習慣もだんだん身近な浜との関係性が弱まってきていると実感します。生徒達がこういった形で魚の「現物」、浜の仕事の「実態」に触れることはそれなりに意味のあることだと考えています。

 先日フランスの記者が取材に来た際に鯨の解体見学に関連し、以下の様な話をしました。
「昔はフランスでも鶏を自分で絞めたものでしょう?今はそういったことはする必要はなく、売り場で調理しやすい状態で売ってますね。それはそれでいいことなのだと思う。しかし一方で、人間が食べるということは生き物の命をいただくことだ、という現実が見えなくなってしまっている面は否定出来ないところでしょう。」

 物事には概ね良し悪しの両面がある訳で、要するにバランスの問題だと思う。深刻な問題は概ねリアリズムの欠如・想像力の欠如から派生することが多い。現実を実感し、理解するにはどうしたらいいのか?やはり現場に行き、そこにしばし身を置くこと。それに尽きる。加えてそういった経験を積むことが、実際には現場に行けなくても、現実を想像・類推する能力を高めるものだ。そう考えています。


 





 

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

gaibou

Author:gaibou
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。