外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

釧路着。 映画「ふしぎな岬の物語」受賞の報

 たった今釧路に着きました。当地の気温は20度前後と快適です。また当地での秋の生活が始まります。

 1日の早朝に和田浦を発ち、2日の夕刻釧路の宿に入る、といった結構な長旅ではありますが、それがまたなかなかいい。出発前はいろいろと忙しく、1日の夜中に起床しての荷物をまとめる。二日酔いも手伝って、何とも冴えない気分であった。同僚には申し訳ないが、東北道の仙台あたりで眠らせて貰い、気づいたら鮎川に。短時間打ち合わせをし、6名で仙台港へ向かう。そして一晩をフェリーの中でゆったりと過ごす。翌日苫小牧港から日高道を走り、浦河より日高山脈横断し、十勝平野へ入る。そして海沿いの道を釧路へ。

 思い出の詰まった北海道の多様な風景をぼんやりと眺めながら、時には独り言なんぞもつぶやきながら、思いに耽る。夏に酷暑と共に我が心に重くのしかかっていた何ものかが、この長い移動時間の中でゆっくりと除去されていく。そんなことを感じています。やはりこの長い移動時間はいい!飛行機を使ったら、こころが火傷しそうだし、その重いものは容易には除去出来ないだろうと思う。
 
 宿に置いてある北海道新聞の夕刊で、吉永小百合さん主演・企画の映画「ふしぎな岬の物語」が、モントリオール映画祭の審査員特別グランプリを受賞したことを知る。とてもうれしい。この映画には和田漁港にて撮影した鯨祭のシーンがあり、それは物語の構成上とても大切な場面との由。和田浦には鯨祭は伝わっていないが、この映画の原作のモデルは房州捕鯨発祥の地である鋸南町は勝山のジャズ喫茶。という訳で、原作には存在しない、かつ架空の「鯨祭」を脚本には採り入れ、そのロケを我等が和田浦の漁村集落で行うことになったらしい。僕自身は何をした訳でもないが、この架空の「鯨祭」には集落の多くの人々が協力した。「祭の山車を使う」と簡単に言うが、この山車を組み立てるのは地域の青年団総出で行う大変な作業なのである。それでも我等が和田の人々はそれを快く受け容れ、(僕の感覚では)壮大な規模のロケが行われた。そして、吉永小百合さんの神々しい笑顔の影響も多分にあるのだろう、撮影はとてもいい雰囲気でうまくいったらしい。その映画がかくも立派な賞を受賞したのだ。

 あの慣れ親しんだ、僕のお気に入りの和田浦の風景が、映画という形で多くの人々の目に触れることは嬉しい。都会に住む当地出身の人々がこの映画を観て、郷愁を感じ、帰郷することもあるだろう。そして、何よりもこの地で日々の生活に追われている我々自身が、この風景のすばらしさを再発見してそれを誇りに思い、元気に働いたり、朝市を開いたり、散歩したり、冬に日だまりでより愉快に歓談できたらいいなあ。そう思います。それでは。釧路より、また書きましょう。




 

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