外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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打ち振る野分に

 先週釧路より帰郷。一定期間の不在を決め込んだ後のこと、それなりに忙しくはあったが、日曜日はゆったり過ごしました。昨朝は台風が通過。流石に風雨激しく、野外活動(或いは海上・臨海活動?)の多い当社はなかなか大変です。会社の施設に 若干の被害が出ましたが、とりあえずは応急処置をし、次の台風に備える。ほっと一息つきましたが、 先輩の葬儀の日程を勘違いしていたことに気づく。まあ仕方ない、後からすべきことをしよう。そう気を取り直す。

 昨朝の台風は、我が家のある田園地帯でも相当に吹き荒れた。終始木々が風雨に煽られ打たれる音を聞く。我が家の外壁にも風雨が容赦なく吹きつける。尤も僕自身、実はこの状況は嫌いではない。昔、八甲田山の3月、雪のブロックで囲んだテントの中で吹き荒ぶ風の音を聞きながら、安堵しつつ就寝した記憶が残っている。

「嗚呼 この朔風 飄々として」
札幌農学校寮歌 「都ぞ弥生」より

風の吹く様は、我が身の安全が確保され、快適に過ごせる状況においては、なかなかいいものだ。

 昼頃には雨が止んで青空が見えた。馴染みの田園に散歩に出掛ける。農家の皆さんは散乱した 
落葉や木の枝の掃除で忙しい。普段よりも軽トラックの往来が多い。皆さん、自分の畑の様子を見に来たのであろう。倒木が小道を塞いでいる。やはり道路や田畑等の人工物に隣接した木々は倒れやすい。一方で森をなす木々は互いに風の力を緩和し合い、多数の葉をもって降る雨の地表への落下のスピードを緩めて己が土壌を守り、時に倒れる木があってもそれを肥やしにして新しい木々を育てる。森の木々は一致団結して野分から身を守っている。森は人間社会とよく似ている。「個の自由」は大いに結構だが、各個はこの「倒木の肥やし」をどう考えるのだろう?そんなことを考えた。

 例年は11月に釧路から帰郷して、この道を歩くのだが、やはり10月の房州の田園は雰囲気が違う。思わぬ処に吾亦紅(ワレモコウ)の群落を発見。11月にはこの群落は枯れ、馴染みの場所に現れるのであろう。荒れた田畑の枯れ草の中にシマヘビを発見。見事な保護色である。彼岸花は茎を残して概ね落花してしまった様だ。やはり今秋は季節の移ろいが少々早いのだろう。一昔前、祭礼の時期に彼岸花を見た記憶があり、それを楽しみにしていたのだが。まあ、釧路からの帰路、宮城の白石城跡の下で、萩と彼岸花は見せて貰った。さらにその後、福島の三春にて、葉がぼやけた紅色に染まった有名な瀧桜の木を静寂の中で見せて貰った。とりあえずは、それで良し、としましょう。

 という訳にて、早めに帰郷したとて、何がある訳ではない。ただ、例年であれば釧路にて茫然と過ごす1ケ月を、今年は我が和田浦にて過ごすことになる。仕事するには、確かにいい。でも「もう少し茫然と過ごしたかった」という気がないでもない。そういった気持ち(邪心)を、「久しぶりの房州の10月。本来無い時間を頂いたのだ。」と考えて追い払い、ぼちぼち過ごしていきましょう。そう、ぼちぼちと。
それでは。

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