外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日7月9日の解体は午前5時より1頭。

 本日7月8日は、ツチクジラ1頭の捕獲がありました。明日7月9日は午前5時よりこの鯨を解体します。これにて9頭目。梅雨明け前に順調に捕獲が進んでいます。

 本日はジャイカ(国際協力機構)の水産関係の研修で、スリランカ・モルジブ・ニューギニア・フィリピンといった国々の水産庁の役人さん10名を当地にお迎えし、当地での捕鯨のこと、日本と欧米の捕鯨史についてお話しをしました。今日はたまたまゴンドウクジラ2頭が捕獲され、船は10時半頃に入港。百聞は一見に如かず、僕の話よりも現物・現場を見て貰うのが一番。という訳で、皆さんにゴンドウクジラの解体を見学して貰いました。体長5米程度のクジラということでツチの解体作業とは少々様子が異なりますが、水産庁から派遣されている調査員の計測・標本採集作業等、参加者の皆さんにとっては興味深いものであった様です。

 とにかく決められたルールに従い、1頭毎にしっかりと体長等のデータを記録していく。そのデータの蓄積がいざという時に資源管理上生きてくる。必要か不必要かあれこれと考えることなく、とにかく淡々とデータを記録していくのだ。それは、この現場にて今この瞬間しか出来ないことなのだから。そんな説明にいたく感心していた様に感じました。彼等はいずれ政府の役人として、彼等の国の漁業を背負っていく人々。こういったささやかな研修がその一助となるといいですね。また、「捕鯨は漁業一部であって、少々獲物が大きいが故に解体作業を要するのが特徴」といった私の説明もすんなりと彼等に受け入れられた印象ですね。

 「折角の機会、少しはクジラを食べて貰いましょう!」ということで、「くじら家」にて鯨のたれや缶詰の試食を行いました。「旨い!」との歓声が上がった一方で、スリランカの役人さんは「ごめんなさい、私はベジタリアンなので」と。僕からは「無理して食べることはないですよ、お互いの食文化を尊重し合うことが大切です。」と発言。しかし、彼は魚さえ食べられない一方で、スリランカの水産庁に勤務していることになります。「水産から農業の方の仕事に回してもらった方がいいのでは?」と聞くと、「そうですねえ、以前は農業の担当だったのだが、水産になってしまいました。でも今日はとてもいい経験をさせて貰いました。」との由でした。それにして、魚を食べられない水産庁の役人さんとは、結構笑えますね。

 という訳で、年2回、ここ4-5年お受けしているジャイカの研修。夏の英語圏の部が無事終わりました。ささやかな仕事ではありますが、毎年同じことを静かに淡々と続けていく。それでいいのだろう。そう考えています。

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