外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日7月15日の解体はありません。

 本日7月14日、船は出港しましたが、沖は波高く、船は戻って参りました。従い、明日7月15日の解体はありません。天候は「思いっきり梅雨!」の様相、天気図上ではインベーダー低気圧が大活躍しています。まあ、そのうちに梅雨が明け、夏が来るでしょう。

 今生天皇が生前退位の意志を示された由にて、今朝はそのニュースが大きな波紋を呼んでいます。ひとりの人間の人生を想えば、「ご尤もです。誠にお疲れ様です。」と言うしかないが、皇室典範の改正は容易なものではないそうです。また今生天皇が退位されれば、元号も変わることになりますね。僕らが学生の頃「元号法制化」は左翼勢力から厳しい批判に晒されていた記憶があります。一方で実際に元号が「昭和」から「平成」に変わったころ、「何とも面倒だなあ、これからは西暦を使おう。」と思ったものでした。しかし最近になってみると「懐かしき昭和」といった形で、元号の語感を愉しみながら過ぎ去りし頃のことを振り返る自分を発見します。元号というのは悪くないなあ。そう感じています。

 今生天皇の生前退位関連のニュースの影に隠れてしまった感がありますが、中国による南沙諸島の実効支配は国連海洋法条約に違反している、との判断を仲裁裁判所が示したことが大きく報道されています。僕自身も中国の主張する「九段線」なるものをつくづく地図で眺めてみましたが、いかにも不自然ですね。中国の主張する「歴史的権利」(仲裁裁判所は今回それを否定)というのは、ひょっとしたら秦の始皇帝の命を受けて「不老不死の薬」を求めて旅立った徐福が辿り着いた場所ということなのかしら?TVで紹介されている画像は美しいものだし、「南沙諸島」「英名:スプラトリー諸島」という言葉の語感もなかなか美しいもの。「あの徐福が辿り着いた楽園がこの場所だ!」とでも言われると何となく納得してしまいそうです。尤も日本国内にも徐福伝説の残っている地域は数多く、そうですねえ、日本列島も中国の「歴史的権利」の対象になるのかもしれません。それにしても、「歴史的事実」という言葉がかくもいい加減に使われると、結局のところ「歴史的事実は人・国等の立場によって異なる」というになってしまいます。でもこれはまずい。結局のところ、人類は歴史から学ぶしかないのだから。より公平な歴史認識を獲得出来る様に努力すること。それは必要なことでしょう。加えて「戦後の世界秩序を出発点とする」という前提に立つことは、国際平和を希求していくには不可欠なことですね。

 昨夜のBS日テレ「深層」なる番組において、東洋学園大学教授である朱建栄なる人物が、日本が国際法を遵守してないことの実例として、一昨年国際司法裁判所が日本の南極海における鯨類捕獲調査活動に対して示した判断(通称「捕鯨裁判の判決」)に対する日本の対応状況を挙げました。朱氏の主張は要するに「日本は捕鯨裁判で全面敗訴したにも拘わらず、科学調査目的で鯨を獲っている」という意味かと思われますが、これが「日本が国際法を遵守してないことの例」として紹介することが妥当かどうかについては、私自身「大いなる異論」があります。そこで、捕鯨裁判を巡って日本国政府が行ったことを、以下簡潔に箇条書きにて紹介しましょう。

1,豪州・ニュージーランド政府による国際司法裁判所への提訴を受け、日本はこの裁判に参加した。
2,朱氏は「日本全面敗訴」という言葉を使ったが、実際には判決は日本に対し、調査計画の改善を求める内容であった。
3,日本は裁判所が示した判決を受諾し、一旦南極海での捕獲調査を中止し、その後判決内容を精査した上でその内容に適合する形で調査計画を練り直し、その調査計画を昨年のIWC科学委員会に提出した上で、捕獲調査を再開している。

 という訳で、この捕鯨裁判を巡る日本の対応と、仲裁裁判所の判決を「紙くず」呼ばわりする今回の南沙諸島絡みの中国の対応を一緒にされたらたまったものではないですね。尤も、この捕鯨裁判について正確な情報を持っている人々は当事国である日本国内においてさえも、1%に満たないのではないか、と思います。要するに「よく知らない」のが普通のことなのです。故に朱氏が「捕鯨裁判では、日本は国際法を無視した!」と叫べば、そこで明確な反論をしない限りにおいて、多くの視聴者がその朱氏の発言を受け入れられてしまうのだ。僕に言わせれば、「嘘をつかない、わからないことは断言しない」といった基本的な倫理観を持たず、所謂「デイベート」の手法を駆使して、自己或いは自国に都合のいいことばかりをエキセントリックにまくしたてる輩をかかるTV番組に招聘すること自体、ジャーナリズムとしてのセンスが欠落しているとしか言い様がない。そう感じています。今回ばかりは「書かねばならぬ」と思い、少々長くなりました。それでは。







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