外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

和田の定置網と、シーシェパード(通称SS)報道のこと

 今夏のツチ鯨漁は終了したものの、和田浦の定置網漁業の方は操業を続けており、引き続き台風の動きを注視する生活が続いています。今朝は海況もそこそこ改善したことから、16日以来の酷い海況で放置したままになっていた箱網を締めました。この期間2つの台風が当地を通過しましたが、その合間も海況は一向に改善せずに船は沖に出られず。特に台風9号による時化は酷かったので、「網は壊れているだろうなあ。」と僕も含め船員達は覚悟しておりました。ところが今朝破網の程度は比較的軽微なことが判明。加えて2トン強の水揚げをすることが出来まして、少しほっとした次第。「今年は酷い年だった。」という感覚が強いのですが、こういったことで少々ほっとしたりします。遠い昔のTV番組の主題歌の一節、「いいことばかりもないけれど、悪いことばかりもないだろう」。そういうことでしょう。尤も南海上の台風10号が迷走(「瞑想」して静かに消えていってくれればいいのに!)しており、これが再び当地を直撃するリスクがあり、やはり気を抜けませんね。

 報道によると、シーシェパード(通称SS)と日本鯨類研究所の間で、「SSは日本の南極海での捕獲調査の妨害活動をしない。」ということで、米国ワシントン州の裁判所にて和解が成立した由です。未だ合意の詳細を確認していないのですが、妨害活動をしないという約束がなされたことは、「妨害活動=違法行為」なのだから当然とは言え、実際に毎年なされていきたこの違法行為がなくなるということなら、それは良いこととしか言い様がない。しかし一方でSSの豪州法人は、「これは米国内の合意であって、豪州には影響しない、従い妨害は止めない。」とコメントしている由。ところで、彼等は「妨害活動が違法行為である」という認識はないのでしょうか?まあ、恐らくは「(妨害が)違法なのは承知しているが、南極の捕獲調査も違法なので、その日本の違法行為を正す」、「小さな違法行為をもって大きな違法行為をなくす。」といった理屈なのでしょう。

 なお、一昨年の所謂「捕鯨裁判」の判決は、日本の南極海での捕獲調査の不備を指摘して、その一時的停止と改善を求めましたが、一方でこの判決は「捕獲調査の実施については(当たり前のことですが)国際法上合法」との理解の上での判決とも言えます。「南極での捕獲調査が違法」という彼等の理屈は破綻しているのは自明です。尤もそんなことは最初からわかりきったことですが。

 彼等の経済基盤は市民からの寄付ですから、プロレスの場外乱闘と同様に、世間の注目を浴びるようなことを、違法行為とわかっていて、行う。鯨愛護団体の勢力の強い国々のプレスもそれに乗せられて、SSに好意的な記事を書く。この馬鹿馬鹿しさには、毎度のことながらうんざりします。逆に今後プレスがどんな書き方をしていくのか、僕は出来る範囲で注視していきたいと考えています。妨害活動が世間の注目を浴びなくなれば、市民からの寄付は減り、かかる活動は下火となっていくものでしょう。

 一方で当社の仕事は鯨という生物を海洋から採捕してきて、それを食べ物として人々に供給すること。当地房州ではそんな仕事がここ400年に渡り続けられています。周囲の雑音に過敏に反応することなく、淡々と「(ほんの少しだけど)人々の命を養う美味しい食べ物を供給する仕事」をしていきたいと考えます。まあ、ぼちぼちとやっていきましょう。それでは。


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