外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

異常気象

 本日より捕獲調査開始。船は無事出港し、現在釧路郊外の工場におります。気候はむろん内地のそれと比べれば涼しいものの、結構蒸し暑いですねえ。工場は、釧路市自体が釧路湿原の上に建設された街であることを考えれば、まさに湿原の中にありますが、湿原には大量の蚊が発生しており、事務所にも乱入。蚊取り線香を焚き、新聞紙で蚊を叩き落としています。気温が下がれば蚊はいなくなると思われますが、北海道の気候もここ数年はずいぶんと様子が変わっている様です。朝晩務めて歩く様にしていますが、昨朝は弁天浜付近で小舟による昆布漁が行われていました。老夫婦が刺し網を整備している様子(タゲットは鱈との由)等も見られまして、「早起きは三文の得」と実感しています。

 昨晩はNHKスペシャル「異常気象」という番組を鑑賞。地球温暖化という現象は太陽の黒点の増減で変わってしまう由で、実際のところはどうなのか、従来から疑問に思っていました。しかしこの番組を貫く現状認識は、「地球温暖化は昨今急激に進んでいるし、国際社会がCO2の排出を制限することに成功したとしても、今後も急激に進行するであろう」というものありまして、そのことに僕は大変驚きました。職業柄海の様子を気にすることが多いが、確かに気温・水温が上がる方向に進んでいる、といった実感はありますね。

 番組では北極圏で起きている2つの現象を紹介していました。ひとつは永久凍土が解け、それが池となっって益々その融解が進んでいるが、その凍土の中には大量のメタン(温室効果ガスであり、そのインパクトはCO2の28倍)が含まれており、それが排出されていること。もうひとつは北極海の氷が解け、露出した海面が日光の熱を吸収している(一方氷は日光を遮断し熱の吸収が少ない)。その結果従来は見られなかった巨大な低気圧が発生し、その風の影響で氷が激しくに破壊され、露出した海面積が加速度的に増加。そしてそれが北極圏の気温を上昇させている、ということでした。この方面の研究は鋭意進められている由ですが、人類が簡単に改善できる問題ではなさそうですね。地球の気候は極めて繊細に形成(設計)されており、一旦そのバランスが崩れると、加速度的にそのバランスが崩壊する方向に進んでしまう。そんな感覚を得ました。

 それでは一体人類は何ができるのか?確かにCO2排出を規制する国際的な枠組は徐々に形成されつつありますが、とても間に合わないのではないかと思う(番組はそういった現状認識に貫かれていました)。我々の人間社会は基本的には現状を(否定せず)是とする傾向が強いですね。加えて民主主義体制という個の権利を尊重し合意の形成に時間をかける社会においては、急激な環境の変化に合わせた、迅速な対策はなかなか難しいのではないかと思う。無論人間社会の意思として温暖化対策を鋭意進める必要はありますが、温暖化してしまった世界においてどう生きていったらいいのか?むしろそのことを考えるべき段階にあるのではないか。そんなことを感じています。その対策は対症療法に過ぎないものが、その対症療法を実施していくこと自体、実は非常に挑戦的なことなのではないかと思う。逆に言えば、温暖化は日本列島における土地利用のあり方・防災のあり方を根本的に見直すことを強制する深刻な問題とも言えそうですね。尤も人間社会はそんなことも含めてぼちぼち考えて、ゆっくりしたペースで対策を講じていくものなのでしょうが、、、、。それでは。また書きましょう。


 





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