外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

地元小学校の「クジラ学習」開始

 昨日24日は日本鯨類研究所の西脇さんにお越しいただき、和田小学校にて地元2校の小学生26名を対象に、鯨の関する講義をしていただきました。例年は6月20日の漁期前に実施しましたが、今年は5月25日より断続的に漁がなされる為、必要なことは随時進めて行こう、という考え方で早めに実施した次第です。

 西脇さんは南氷洋での調査に団長として長年参加された方、船上からのヒゲクジラと歯鯨の見分け方、クジラの泳ぐスピード等、子供達からの質問にユーモアをもって答え、とても子供達は喜んでくれた様に思います。ちょうど昼食時ということで、学校給食のご相伴に預かりましたが、西脇さんにどこに座って貰うかで、子供達がジャンケンで決めたり、僕自身もとても愉しいいい時間をいただきました。ほ乳類の特徴である「耳をふさいだ状態で、顎骨の振動から校長先生の声を聞く」実験も好評でした。「クジラの学習」をすることがいろんな方面の知識をもたらしてくれる。西脇さんの御蔭ですが、そんな実感を得て、喜んでいます。

 また、西脇さんからヒゲクジラの筋肉の含まれる「バレニン」なる物質の紹介がありました。長大な距離を移動するヒゲクジラの体力の源泉とも言える物質との由で、アスリートの皆さんに使って貰う等の実験が進められているそうです。一方で当地に馴染みのある
ツチクジラの特徴は筋肉中に大量の鉄分を含んでいること。鉄分は血液(ヘモグロビン)が酸素を吸収するのに有効な成分でして、鉄分の効果で酸素を沢山血液に取り込むことで、人間は元気になります。さらに、当地では「ツチくじらの南蛮漬け」というツチの立田揚げに甘酢をからめたメニューが長年学校給食に採用されていますが、酢に含まれる「クエン酸」は受容体として、鉄分を血液中に取り込むことを助ける作用をするそうです。「ツチ=>鉄が多い=>貧血に効く」程度の知識はもっていたのですが、その辺のメカニズムを教えていただいたことも、僕にとっては有難かった。クエン酸は糖分の吸収にも有効な由で、「日の丸弁当」(梅干しはクエン酸を多く含有)には合理的な面があるとのことも初耳でした。

 本日より和田浦ツチクジラ漁が開始。まだ朝晩の気温は低いが、我々にとっては早い夏の(仕事)の到来。うまくいくといいなあ、と祈るような気持ちでおります。なお、恒例の小学生を対象とした解体見学会は明日26日(金)が学校の都合が悪い為、もしうまくクジラが獲れれば、5月29日(日)から6月2日(金)の間に随時実施されます。決まったら、このブログで紹介しましょう。それでは。

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