外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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明日8月10日の解体はありません。

  本日8月9日は未だ海上の波高く、船は操業していません。従い明日8月10日の解体はありません。明日になれば波も静まり働けるようになるものと期待しています。11日(木)は「山の日」ということで祝日。世間一般では11日から15日までがお盆休みとなりますね。当社の場合はとにかく出来る限りツチクジラを獲らねばならない。お盆の期間も例年通り操業を継続します。

 長寿台風が日本海にてようやく温帯低気圧となり、その寿命を終えました。その寿命は都合19日間也。この夏は、捕獲調査拡大の影響で従前の「6月20日から8月末までの2隻体制(捕獲枠は26頭)」を採れず。7月中旬から1隻体制で和田浦での操業を開始しましたが、この夏は4頭(5月末の2頭を含めて6頭)しか獲れていない。操業開始からこの長寿台風の動静を悶々と見守ってきた。そんな感覚が強いです。でも、まだ時間は残されている。やれるだけのことはしよう。祈るような気持ちで、船員達の踏ん張りを期待する毎日です。

 それにても、今年はこの長寿台風。昨年・一昨年は移動速度の遅い台風の接近で、お盆過ぎの操業を断念した経緯があります。「今年は今年の風が吹く」ものでしょうが、南方海域の高水温が早い時期の台風を発生させる傾向は今後も変わらないのではないか、と思う。かつての「田んぼが黄金色に染まった頃に到来する台風」は、その到来時期が前倒しされ、8月上旬か早ければ7月下旬に到来することさえある。従前の漁期に関する考え方を変えなければならないのではないか?そんな感想を抱いています。

 ツチクジラの軟らかい赤肉は県の制定する「千葉県ブランド品」に認定されていまして、昨日はその担当の方と面談。今年の供給状況についてお話し、「供給が極端に減れば、房州に400年続いた食文化が消滅してしまう。」という危機感を共有しました。国のレベルで考えれば、房州のたかが10数万人の人々の嗜好によって形成されている食文化。また房州の人々は、もしツチクジラの供給が無くなれば、「他のものを食べる」訳で、餓死者が出る訳ではない。しかし、このささやかが食文化を維持する為に、もっと端的には「美味しいツチクジラの肉を人々に食べて貰う」為に、僕らは酷暑の和田浦にて働いている。この大汗を流す生活はしんどいものではあるが、この仕事をすることで、僕自身も従業員も、各自が自分なりのアイデンテイーを保っていることは否めないところ。今年は今年で鋭意出来ることをしていくが、来年はどうしようか?この問題に自分なりの答えを出さねばならないと思う。

 当社の解体作業は「解体ショー」ではなく、「解剖場の外から作業が見られるので、見たい方はどうぞ。」といったスタンスで運営しています。尤も、見学者が愉快な気持ちで見学出来るような雰囲気づくりにはそれなりの配慮はしていますが。このブログにしても、「明日解体はありますか?」という多数の問い合わせの電話件数を減らす為に始めたのが実情です。まあ夏だけのこんなちっぽけな仕事ではありますが、地域の子供達をはじめ、沢山の見学者が訪れている。日本のメデイアは勿論、AP通信・BBC等の海外のメデイアの記者も当地を訪れている。この血まみれであまり美しいものとは言えないであろう「ささやかなこの現場」は、たまたまではあろうが実際に「日本捕鯨のショウウインドウ(???)的な役割」を果たしていると言えなくもないのではないか?そんな自負もあります。この食文化、この現場を大切にしたい。そう考えています。

 随分と長いややこしいことを書いてしまいました。明日は明日の風が吹く。あまり強い風は吹いて欲しくないが、明日以降の捕獲に期待しましょう。それでは。以上






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