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外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日6月29日の解体はありません。

 本日6月28日は船は操業できず、従い明日6月29日の解体はありません。本州東海上の高圧部から、北海道から日本海にかけての停滞前線を伴った低圧部に向けて、強い風が吹き込んでいる模様です。海上は波も高く、本日は定置の船さえ出港出来ない状態です。予報に拠ると明日も同じ様な状態が続きそうですが、週末には等圧線の間隔が広がり、風は治まるのではないか?そう期待しています。

 TVではサッカーワールドカップの報道が盛んですが、昔のフランス大会(日本の初出場)の際のような加熱した(視聴率をとることを目的に番組を組んだものの)全く内容の無い報道は影を潜めている感覚でして、僕自身は好感を持っています。韓国の対ドイツ戦での大金星!引き分けでも「すごい!」ということになるのに、勝利とは!残念ながらGL突破はならなかったが、大したものです。アジアのレベルは、なかなかGL突破が出来ないものの、強豪国に引き分けることは「よくあること」になりつつありますね。

 もうひとつ注目していたのがアイスランドの善戦です。アイスランドは、ノルウェーやデンマーク領内の自治政府フェロー諸島・グリーンランドと共に、反捕鯨が主流の欧州内の数少ない捕鯨国。僕自身は1991年、齢30の年に「リフレッシュ休暇」なる会社の制度を利用して、同国の首都レイキャビックで開催されたIWC総会に出席。その前にオレゴン州沖で操業していた米国母船を下船して帰国。その後すぐにアイスランドに(休暇で)向かう、といった慌ただしいものではあったが、この旅がきっかけで家業の継承を考え始め、その3年後にお世話になった会社を退職、田舎に戻った次第です。今想えば、あの美しき国の風物に押されて、そういうことになったのか、という気さえしないでもない。そんな経緯があります。

 アイスランドという人口30万程度の小国が厳しい欧州予選を勝ち抜いたことだけでも驚きですが、ワールドカップに初出場の初戦であのアルゼンチン相手に引き分けとはすごいとしか言いようがない。今日の朝日新聞に拠ると、冬場は屋外でのサッカー練習は出来ないので、ハンドボールが盛んなお国柄だった。その後FIFAの援助で屋内練習場を整備。その後英国のチームで活躍する選手を輩出する様になり、今回の初出場を勝ち取ったそうです。監督は歯科医さんが副業で務めている由。何とも微笑ましいですね!

 職業柄、捕鯨関連の役所の公文書を見ることが多いのですが、アイスランドは「氷国」、ノルウェーは「諾国」、グリーンランドは「緑国」。わが親友の母国フェロー諸島を示す漢字は見つかりませんでしたが、何とも味のある表記ですね。グリーンランド即ち「緑国」は10世紀頃「赤毛のエイリーク」というノルウェー人が発見したらしい(尤もそこにはアジア系のイヌイットの人々が既に住んでいたが)。彼の父親は殺人の罪でノルウェーから追放されたこともあって、「赤毛のエイリーク」は外洋に出てまずはアイスランド(氷国)を発見。さらにグリーンランド(緑国)も発見した。彼は最初に発見・命名した島の名前「アイスランド(氷国)」がいかにも「氷ばかりの不毛の地」という印象を人々に与えて一向にに移住者が現れないことに失望。そこで、その次に発見した巨大な島を(実際にはアイスランド(氷国)以上に氷の覆われていたにも拘わらず)「グリーンランド(緑国)」と命名したらしい。全くの詐欺、「真っ赤な嘘」と「氷」と「緑」の組み合わせが何とも可笑しいが、結局「緑国」への移住は進まず。グリーンランドは後の大航海時代の幕開けまで、西洋史から姿を消すことになります。一方でフェロー島やアイスランドは彼らノルウェーからの移住者の子孫が国を成し、ノルウエーと同様に「漁業資源の確保」の為にEUには加盟していません。外交上は自治政府が属するデンマークや兄貴分のノルウェーとの関係をうまく調整しながら、時にはロシアや欧州の大国と激しい交渉をし、小国ながら漁業を基幹産業とした平和な社会を運営しています。彼らの生き方に見習うべき点は多いように思います。

 無駄話が過ぎました。それでは。本日深夜開始の日本代表の躍動を祈念しつつ。





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