外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

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快癒宣言

 昨秋の骨折事故以来、重厚な装具を右足に装着したり、杖2本で歩く生活を送っておりましたが、年末には杖が外れ、ようやく直立二足歩行の生活に戻っております。年明け以来、こころの平安を得る為にも日々歩き続けたことが功を奏しものか、足の機能は順調に回復している様に思います。一方でこころのリハビリの方に難渋しておりますが、1月には快癒を宣言し、お見舞いをいただいた皆様に対し、以下の文章をお送りしました。まあ、元気な快活な生活ができるように、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。それでは。



拝啓
 松の内を過ぎ、寒さが一段と厳しくなって参りましたが、皆様、その後お変わりはありませんか?昨秋の骨折による入院の際には、皆様より心のこもったお見舞いを頂戴し、誠に有難うございました。こころより御礼申し上げます。

 さて、私の方は昨秋10月6日に救急車で釧路三慈会病院に搬入され、脱臼解除及び骨の接合手術を実施した後しばし同院に入院。10月27日に同院を退院、同日空路帰郷。その後は概ね週1回のペースで地元の病院に通院しながら、杖2本を突いて徒歩で職場に出勤する生活を送っておりました。その後足の方は順調に回復。12月初旬には右足を保護する重厚な装具が外れ、下旬には2本の杖が外れ、ようやく2本の足で歩く生活に戻りました。新年はリハビリも兼ねて陽光溢れる我が和田浦を快適に散歩して過ごした次第であります

 一方で、昨年の11月以来日々職場には出勤してはいたものの、周囲の皆さんの有難きご配慮をいただき、仕事の方を相当に端折って過ごしてきたことは否めないところです。右足のリハビリは今後も続きますが、一方ですっかり筋力が落ちてしまった我が心・勤労意欲のリハビリも鋭意進める必要があることを痛感する今日この頃であります。

 という訳で、案外この「こころのリハビリ」に手間取る昨今の生活ではありますが、自分自身を「心身共に健康な生活」に向けて大きく前に押し出す為にも、本日、昨秋の釧路での骨折事故由来の病からの快癒を宣言することと致します。皆様からいただいたご厚情にこころより感謝する次第であります。

 なお、本日の快癒の記念に、ささやかながら返礼の品を同封させていただきました。ご笑納いただけますと幸いです。皆様、この度は誠に有難うございました。今後共ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。以上
敬具

                          





新年明けましておめでとうございます。

 遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

全国的にこの年末年始は穏やかな気候に恵まれた様ですね。当地和田浦でも陽の光の溢れる麗しき日々が続きまして、この地の素晴らしさを再発見。生涯アルプスの向こうのイタリアに憧れたゲーテの「陽光輝く」という表現は、将にこのような冬の気候を指すのでせう。こんな麗しき日でも、我が和田浦は驚く程に静かなり。人口減による経済活動の停滞が、その「静けさ」の原因であることは間違いのないところ。それでも、僕自身はその「静かさ」を、何の理屈もなく、好ましいものと感じています。そう、只々、快適ですね!

 昨秋の骨折事故以来、このブログに右足の状態を綴って参りましたが、実はこの年末にようやく杖2本が外れ、不自由ながらも二本の足で歩く様になりました。当初は思いの他スピードが出ないこと、背筋が突っ張ることに驚きました。それでも、杖2本の(言わば)「四肢歩行」から「直立二足歩行」への移行という「人類の進化の過程」を体験しているのだと合点。この年末年始を毎日の様に散歩することにより、相当に「直立二足歩行」に慣れてきました。右足踵筋肉の硬直を解く為に、敢えて坂道を登り始めましたが(尤も今のところは車道のみ)、やはり高い処から見る海と陸の風景は一段と美しいもの。やはり当地の風景が美しいのは、海岸線から急峻な山(低山ではあるが)盛り上がっていることに拠るのだ。そう実感しました。

 という訳で、足の状態は相当に改善されてはいますが、我がこころの方はぼちぼちという感じです。本当は足の状態に比例して急激に改善していけばいいのでしょうが、なかなかそうも行きません。まあ、慌てずにぼちぼちとやって行きたいと思う。生活が変わってくれば、気分も変わってくるものと思う。昨日は鴨川市立図書館にて本を借り、その本を持って粟斗温泉へ。久しぶりに温泉に浸かり、休憩室で読書を楽しみました。平凡な休日の過ごし方だが、それを普通に出来たことが嬉しい。また、和田浦のみならず、房州の名も無き集落を歩いてみたい。そんな願望もあります。体が動くようになれば、それなりに楽しみが増えてきそうです。

 以上極めて個人的な近況を書きました。仕事の方も無論ぼちぼちと進めていきますが、そうですね、今年は「仕事の意味」についてじっくりと考える歳にしたいですね。今回の怪我で精神的には結構厳しい生活を送ることにはなったものの、従来考えることのなかったことを考える様になった、という感覚はあります。「この怪我も有難き神様の采配也」なんて、何年か後に言えるようになるといいなあ。そう念じています。それでは。今年もよろしくお願いします。

師走 ―美しきもの―

  今朝は発達した低気圧が房州沖を通過。早朝には雨は上がっていたのですが、強い風が吹いていたので、朝の散歩を取りやめました。引き続き杖2本の散歩ですが、装具が外れて動きは軽快。そんな影響もあってか、当地の風景が違って(より美しく?)見える感覚はありますね。

 早師走も半ば。もう紅葉の時期ではないのでしょうが、処々に残っているとハゼの深紅や銀杏の鮮やかな黄色に、引き続き目を喜ばせています。前者の紅の濃さ・深さは何とも美しいものですね。後者はお寺や神社に巨木が多く、その鮮やかな豊かな黄色に圧倒されます。特に陽光に照らされた時は息を飲む程美しいことがある。またその樹下より、無数の黄色い葉の間に初冬の澄み切った青空の断片を見るのもいいものです。風が吹くとさらに美しいですね。ハゼや銀杏がかくも美しいものと感じたのは初めてのこと。これも怪我の影響でしょうか?

 房州に限らず、風景はやはりTWILIGHT、夜明け前と黄昏時が美しい。故に極力日に2回、この時間帯に散歩をするようにしています。
 和田では太陽は海から、水平線を昇ります。夜明け前、水平線上の空はバラ色に染まり、その色調は刻一刻と変化していく。また雲の出方次第でその印象は日々異なります。日が昇ってしまうと微妙な色彩はなくなるが、陽光に照らされた「海の道」がきらきらと輝いている。この時間帯が「最も美しい時間」であることは間違いないでしょう。「早起きは三文の得」という気にさせるに足るものです。
 夕陽は山側に沈むが、山の端の空は薄い茜色に染まり、その薄茜色の空を落葉した広葉樹の複雑な枝振りの背景に見る。日の出と比べたら地味だし少し淋しくもあるけども、やはり美しいものですね。日の出以上に「もののあはれ」を感じさせてくれる風景、とも言えそうです。

 という訳で、師走の風景の中に、自分なりに晩秋や初冬の美しさを見つけて楽しんでおります。「元気一杯」とは言えませんが、少しは元気になり、一方であまり無理して「元気な生活」を己に強いぬ様に警戒しつつ、ぼちぼちとやっております。それでは。また書きましょう。

苦しければ

苦しければ  何も考えず  靴を履いて
外を歩くといい 
歩いてさえいれば 苦悩は脳裏に固定されることはなく 覚醒した体から徐々に 抜け落ちていく

苦しければ 机に向かい ノートを広げ 深呼吸をして 己が苦悩の原因を ひとつひとつ 鉛筆で
書き出してみるといい 
それは 案外とるに足らぬ 複数の小さな心配事から 生起していることに 気付くであろう

苦しければ 身近にいる 親しき人々に 会いに行ったらいい
たまには 遠方にいる人々に 自筆の手紙を 書くのもいいだろう
その際には 己が苦しみを そのまま伝えることはしないでも それを 穏やかな笑顔で 何時でも聞いてくれる 友がいることに 感謝することが 出来るであろう

苦しければ とりあえずは 外に出て 歩き始めよう
何の目的もなく ただ ひたすら 歩くこと
房州の 静かな晩秋の風景を眺めながら
時には地の神の宿る小さな祠の前で
目を閉じて両手を合わせたりしながら
ただ 茫然と歩くのも 悪くはない
そう 茫然と歩くのは 悪くはない

天気は曇天にして暖かし

 今朝の天気は曇天にして暖かし。晴天の朝とは違った心持ちで、港へと歩きます。この暖かなしっとり湿った雰囲気も悪くはありません。

 昨日よりようやく定置網水揚げが始まりました。まずは新規の灘網から始まりましたが、追って沖網も入れていきます。初日・今朝と約2トンの水揚げでした。価値の低い小魚が主体ですが、やはり魚が揚がるのはいいものです。なかなか厳しいが、戦前からずっと継続されている仕事。その仕事に関与することとなった人間として、この仕事の意味をよく考えていく必要があろうかと思う。ある個人が「儲かるから手を出し、儲からないから手を引く」といった仕事ではない筈だ。この仕事自体が、人々によって営々と築き上げてきた「人と海との関係」に他ならない。この仕事の歴史という時空の膨大さと比べれば、個の生は極めて短いもの。ある時期にその仕事に中のひとつの役割を、ある個が担う。そういったことであろう。そんな風に考えることによって精神的に救われることもあるが、逆に気が重くなってしまったりもしますねえ。どんなものでしょうか?

 右足加重を体重の1/3相当ということで、週末は2日間青空の下、和田浦散歩を満喫しました。やはり重厚な装具が外れ、足の裏に地面を感じられる感覚はいいものです。右足の靴が実は釧路にて事故った際に履いていたそれでして、流石にまずいかと。定置網の事務所にて靴に塩を降りかけて清め、かつ神棚に手を合わせてきました。今後大過なく快方に向かうといいなあ。そう願っております。それでは。

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