外房捕鯨株式会社

千葉県和田浦の捕鯨会社からのプレスリリースです。

明日8月18日の解体はありません。

明日8月17日の解体はありません。

 本日8月16日も沖は北東の風強く船は操業していません。従い明日8月17日の解体はありません。

 この時期の北東の風は昔から三陸では山背(やませ)と呼ばれ、それが日照時間の不足のよる(農業に対する)冷害を引き起こすものとして知られています。また10年程前のことだったか、春の鮎川では東の風を東風(こち)と呼び、別名「貧乏風」、漁師が沖で働けない海況を引き起こす風であると聞いた記憶があります。

 東風(こち)と言えば、太宰府に左遷された菅原道真が詠んだという以下の和歌が有名ですね。

東風(こち)吹かば 
にほひをこせよ 梅の花
主(あるじ)なしとて 春な忘れそ

 とまあ、これも優雅ではありますが、やはり貧乏風ですねえ。日々是待機。海況の改善を待ちましょう。

明日8月16日の解体はありません。

 本日8月15日、船は操業しましたが、沖は雨模様であり、白波が立ってきた由。船は操業を断念、港に向けています。従い、明日8月16日の解体はありません。

 このお盆の期間、船員達は海況が悪い中でも沖で頑張り、解剖員は捕獲の吉報を待って陸で待機してきましたが、結局は一頭も獲れず。まあ、残念ではあるが、すべきことはしている。これでいいのだろう。そう考えることにしましょう。また、船員と解剖員の苦労に対し、感謝したいと思います。操業はまだ終わった訳ではなし、まだ捕獲のチャンスは残されています。以上

明日8月15日の解体はありません。

  本日8月14日、船は漁場に向けて出港したものの、沖は思いの他波高く、戻ってきました。従い、明日8月15日の解体はありません。

 陸ではまあまあの天候ではありますが、なかなかうまく行きませんね。まああきらめず、出来ることをやっていこう。そう考えています。例年お盆はお墓を巡ることが習慣でしたが、今年は事務所でぼちぼちと働くことにしました。まあ、生きていればいろいろな夏がある訳で、今年はあまり「I must」、「何々をしなければならない」といった風に考えない様にしましょう。明日には明日の風が吹くし、来年にはまた違った夏の生活があるものでしょう。それでは。

明日8月14日の解体はありません。

  本日8月13日、当地は久しぶりの晴れ間ではありますが、沖は思いの他海況が悪く、船は操業出来ず。従い、明日8月14日の解体はありません。食べ物として鯨肉を供給する仕事は、無論人間社会内に存在する(概念としての)市場に合わせる方向でなされるものではありますが、自然の猛威の前には手も足も出ない。「猛威」という仰々しいものでなくても、少し風が吹いたり、波が立ったり、或いは操業海域に鯨がいなければ、想定した仕事が進まない。今年の様な天候・海況が続いてしまうとどうしようもないですね。

 「ヒトが対峙する自然は圧倒的だ。自然はヒトとの共生を許さず、自然に生きるヒトは死力を尽くして共存を模索する。」(以上西野嘉憲さんの写真集「鯨と生きる」より)

 そう、その通りです。確率的によく起こることが今夏も起こっていれば、「想定通り」ということになりますが、今夏の場合は「1隻体制・短い漁期」という人為的な変動に加えて、さらにこの気象(自然条件)が追い打ちをかけている。そう受け止めています。「不思議な夏」という感覚もありますね。この2017年は一生忘れ難き年として、我が記憶の深層に刻まれることになりそうです。

 現在NHKの「小さな旅」の撮影が和田浦で行われています。昨日はNHKの山本哲也アナウンサーに「和田浦のツチ鯨漁」のことをお話しました。人間のこころは複雑なもの。こうした厄介な状況は、確実に僕自身の言動に影を落とします。まあ、これが2017夏の現況なので、仕方ないでしょう。良かれ悪しかれ、リアリズム溢れた映像になるのではないかしらん。放送日は8月27日(日)の朝8時から。了いに山本アナウンサーから「もしこの番組の放映が、事業の好転のきっかけになってくれるといいですね!」というお言葉をいただきました。流石に天下のNHKの看板アナウウンサーですね。穏やかな笑顔から発せられる語り口は明快にして涼し気でした。いただいたお言葉を胸に刻み込み、このお盆は働くこととしましょう。それでは。





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